明日は我が身
昨日は特養に居る母が、老い先長くないということで長野県まで日帰りで行ってきた。北陸新幹線を使えば、東京から1時間余りで行ける。ずいぶんと便利になったものだ。50年前は、信越線を利用して富山から上野に行くには、特急白山を利用して6時間半くらい電車に乗った。今は廃線になった碓氷峠で横川の釜めしを食べたことが懐かしい。碓氷峠では、機関車を連結するのに20分くらいも停車した。そういうことを思い浮かべながら、途中駅である軽井沢駅を眺めた。特養の施設では母は個室に寝ていた。話しかけても気づかず意識はないようだった。しかし、彼女は入居時に見た顔と違い柔和な顔をしていた。介護施設の方々のご苦労もあってのことだろうが、顔色の血色もよくつやつやしていた。特養に入居する前の介護施設では、こんな場所で終わるとは思いもしなかったと愚痴っていたことを思い出す。子供や孫に惜しまれながら、最期の時を迎えたかったことだろう。そう思うと長生きが一概に良いとは思えない。いずれにしろ、今回が最後の面会だと思っていたので、施設の人も気を使ってくれた。コロナ禍でも1時間位も近くで母の顔を見ることができて幸せだった。母は生まれたときから裕福な家庭だったため、なに不自由なく育った。晩年、愚兄の母に対する粗野な扱いには腹立たしい思いだ。貧すれば鈍するというが、あまりのも自分勝手な振る舞いには呆れる。母の寝姿を見ると、明日は我が身と思い知らされる。そう思いながら施設を後にした。愚生は因果応報を信じるため、いっそうの善行に勤めなければと己を戒める。
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