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2022年3月25日 (金)

資産を米ドルで持つことは一考

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ロシアがウクライナを侵攻し始めてから、「ロシアルーブル」は対円相場で18%暴落した。しかし、日本円もドルに対して大幅に暴落している。ドル円は、今現在は122円となっている。2021年から換算すれば、円の価値は15%も円安に振れている。ルーブル並みとは言い難いが暴落していることは事実だ。ドル円相場は3月初めの1ドル114.83円から、現在は一時1ドル122.12ドルと一気に円安が進んだ。かつて円安は日本にプラスとみられたこともあった。しかし、名目GDPに対する輸出額の割合はおよそ2割程度と下がった今は逆だ。ドイツの4割や英国の3割と比べても少ない。円安で助かるのは約2割の輸出産業だけだ。他の8割を占める輸入や内需という観点でみるとマイナスになる。特に、円安は小麦の輸入や、原油のような品目の価格を押し上げる。ただでさえ介護保険などの値上げで、可処分所得が減る中での値上げラッシュは家計に厳しい。年金暮しで、円預金のお年寄りには、踏んだり蹴ったりだ。愚生の勘では125円くらいまで止まる気配がしない。日本の低金利が影響しているから、「有事の円買い」とはいかないようだ。ただ、日本は金融収支が黒字だから、大幅な貿易収支の赤字が続かない限り立派な債権国家だ。ウクライナとロシアは隣どうしだが、日本も反対側のロシアとお隣さんだ。地政学リスクはウクライナと同様と見られているのだろうか。北方領土問題も抱えている点で「遠くの戦争は買い」という相場格言は通用しないようだ。しかし、いろいろ理由はあるが、日米金利差の拡大が一番の理由だろう。米国債券市場では10年物の長期債利回りが2.33%まで上昇した。一方、日本国債の10年物の長期債利回りは0.23%と低い。金と同様に日本円を持っていても金利がつかないに等しい。幅にして2.1%分の金利差があるから、ドルを買って米国債や米国株に投資する人は多いだろう。明日に事は分からないが、ある程度資産を米ドルで持つことは一考に値するきがする。

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