横川駅で釜めしを買ったことが懐かしい
愚生はいつも今回が最後だと思いながら、クラブの同窓会幹事を引き受けている。この時期になるとコロナ下ではあるが、今年も希望があればクラブの同窓会を開催しようと思ってしまう。例年、6~7月と11~12月の年2回開催している。初めの頃は、新宿の飲み屋で開催していたが、苦情が多い友人から箱根や鬼怒川の温泉に行った方が安いとクレームが出た。そこで、鬼怒川や熱海、湯河原、箱根と温泉場所を変えて開催していた。しかし、温泉に泊まって飲むだけならよいが、次の日の観光となると箱根が最適だった。そういう理由から、箱根開催が定着してしまった。お上りさんの愚生が言うのは憚られるが、田舎者は東京や神奈川に出ることはそれほど距離を感じないようだ。特に箱根に行くには、新宿から小田急ロマンスカーに乗るためなおさら時間を感じないようだ。不思議なもので、東京や神奈川に長い間住んでいると、田舎に帰ることが大仕事のように思える。愚生など北陸新幹線ができてから、東京駅~富山駅まで2時間10分で着く。電車賃を考慮しなければ、厚木市辺りのバス便の悪い地域から、東京駅に出る時間と変らない。しかし、北陸の田舎にまで行ったというと、ずいぶん大旅行だったと思ってしまう。愚生の頭の中に、昭和四十年代に信越線や上越線に乗って上京したことが脳裏に焼き付いているからだろう。あの頃は峠の釜めしといって、横川駅で2重連結の機関車をつなぐために長時間停車した。その時に、停車時間に横川駅で釜めしを買ったことが懐かしい。そして、その釜めしのどんぶりを大切に持っていた。当時は物がない時代だったため、陶器で作られた釜めしの入れ物は珍しかった。今から思うと、亡くなった両親に遊学のため散財させたから、もっと感謝しなければならないと痛感する。ところで、クレームをつけていた友人も、あまり勝手なことを言うので疎まれたせいか、最近は来なくなった。愚生が半世紀くらい付き合った友人なので非常に寂しい気はする。ただ、彼の社会性の無さはサラリーマン時代に、いわれなき不利益を被っただろう。本人がそれを意識していないから、なおさら悩んだのではないかと同情する。また、学生時代から忙しいが口癖の友人は今も変わらない。今になっても、忙しくて返事が遅れてすまないと謝ってくる。何が忙しいのかは知らないが、謝ってくるから腹は立たたない。愚生に言わせれば、彼のキャパシティーが少ないというだけなのだろうが・・・。三つ子の魂百までというが、古希を祝う歳になっても変らない。彼の奥さんは相当に我慢強いのか、でなければ諦めているのだろうか。
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