イーロン・マスク氏による米ツイッター社買収
昨日のニュースで、米ツイッター社はイーロン・マスク氏による買収提案を受け入れることで合意した。ツイッターは1日に2億人超が利用するという。2016年の米大統領選などでは偽情報の拡散などが問題視された。買収総額は440億ドル(約5兆6000億円)というから膨大な金額だ。マスク氏の買収でツイッターはどう変わるのだろうか気になる。当初、ツイッターの取締役会は反対する姿勢を示していた。しかし、ツイッターは2021年12月期通期の最終損益が約2億2100万ドルの赤字だった。そう考えれば、マスク氏の提案を上回る好条件を示せる買収提案はないのだろう。今後は、マスク氏が現金でツイッター株主から株式を買い取った後、米ニューヨーク証券取引所での上場を廃止する。マスク氏は言論の自由を守る。そして、不適切な投稿の削除やアカウント停止といった検閲的な行為を極力なくするという。また、投稿の表示順序などを決めるアルゴリズムを公開して誰もが改善策を講じることを約束している。たしかにトランプ元大統領のアカウント停止などは、一方的な見地からおこなわれた。ツイッター上の検閲的な行為をなくそうとするマスク氏の試みは、規制強化の流れに逆らうものだが、今後どうなるのだろうか。いずれにしろ、愚生には縁がないような金額だ。改めて、その金額だけでマスク氏の偉大さを感じる。ところで、昨日はマイクロソフトQ3'22期の決算だった。
予想を上回っている(⭕)
⭕️売上$49.36B VS $49.04B
⭕️調整後EPS $2.22 VS $2.18〜2.19
GAAP EPS $1.95
⭕️粗利 $33.75B VS $33.43B
⭕️粗利率 68.4% VS 68.2%
⭕️営業利益 $20.36B VS $20.00B
⭕️営業利益率 41.3% VS 40.8%
⭕️営業CF $25.39B VS $23.68B
Azureおよびその他のクラウドサービスからの収益は、前四半期の46%の成長。級数的な情報量の拡大は、クラウドサービスに膨大な利益をもたらす。今四半期でも46%増加と堅調だ。やはり、長中期的にもクラウド事業は大きく伸びる。そう考えれば、あと10年くらいは目をつぶっても資産として持てる株のような気がする。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- テレビ局はコンテンツが問われる(2022.12.23)
- アップル株は売り(2022.11.10)
- ネット画像表示器(2022.11.06)
- 為替が安定してくれば成長率は復活(2022.10.26)
- 宣伝広告費は、どんどんネットにシフト(2022.09.26)
コメント