1ドル=130円の大台突破?
ウクライナ侵略が原因なのだろうか。週足を見ていると、ドル・円の為替相場は一直線にドル高に振れている。この調子であれば、ゴールデンウィーク明けに1ドルが130円を突破する勢いだ。愚生くらいの歳の者は、1ドル360円と言う時代も知っている。当時、大きく円高になって米国出張時に良い思い出をしたことを覚えている。1ドル=310円時は、サンノゼのモーテル「エッジウォーター」に宿泊していた。その後、円高になって「エンバシィースイート」というホテルに宿泊できた。20代だった愚生ごときも、サンフランシスコ空港にキャデラックのリムジンで迎えに来てもらった。さすがに、身に余る待遇でリッチになった気分だった。円高はけっして悪いことではないだろうが、そのせいで日本から海外移転で製造業が消えてしまった。その円高も財政赤字や貿易収支の赤字で、有事の円買いに振れなくなったようだ。当面はドルの上昇が続くとみられ、1ドル=130円の大台突破と言えば20年ぶりの高値だ。米金融当局者のタカ派発言や3月FOMC議事要旨を受け、市場は5月会合での0.5ポイントの利上げをほぼ確実視している。そして、年内複数回の大幅利上げを織り込んでいる。ところで、日本では携帯電話通信料値下げの影響のはく落や国際商品市況高騰によりインフレが加速するとみられる。今後のことは「神のみぞ知る」という気分だが、資産を円で持つリスクは大きい。インフレで建築資材の高騰から新築マンション価格も上昇するだろう、しかし、少子高齢化で実需が減るだろ言うから、中古マンション市況も立地場所や利便性で価格は二極化するだろう。また、土地価格がすべての戸建ては実需減からインフレヘッジにはならない気がする。いずれにしろ、円紙幣はインフレで購買力の価値は下がることだけは確かだ。やはりインフレヘッジには有史以来の貨幣代替えゴールドが一番確実だろう。それが嫌なら米株投資しかない。また、来年4月に任期満了となる黒田総裁の後任人事次第では、ドル・円の上昇にブレーキがかかるかもしれない。鈴木俊一財務相が「急な変化は大変に問題である」と口先介入したところで、市場は馬耳東風だろう。ところで、ウクライナ戦争では、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」がウクライナの攻撃で沈没したらしい。ウクライナ側はネプチューン2発でモスクワを攻撃したと主張している。これが事実であれば、ロシア軍による海からの上陸作戦は容易ではないだろう。ロシア軍がウクライナ軍のミサイルの能力を過小評価していた可能性もある。愚生の私見だが、西側から次々と戦闘兵器が無償でウクライナに運び込まれている。これでは、長期化すれば、経済規模の小さいロシアが持ち堪えるとは思えない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを再開しました。(2023.11.18)
- 浄粒善行はtwitterに移行しました。@jyohryu(2023.04.27)
- 今日でブログを終了します。(2023.04.14)
- N党の混乱に思う(2023.04.13)
- 不倫の無能男な現職知事(2023.04.10)
コメント