ITの技術革新は激しいため盛者必衰の理
米メタ(フェイスブック)は、シェリル・サンドバーグCOOが今秋に退任すると発表した。サンドバーグと言えば、当時の創立期から従事してインターネット広告の有力企業に育てた実績がある。マーク・ザッカーバーグCEOが製品開発、サンドバーグが事業経営を担ってきた。彼女の退社理由は明かさないが、「COO就任時は5年の任期を考えていた」というから飽きたのだろう。ただ、メタの取締役は継続するというから円満辞任のようだ。新たなCOOは、マーケティングなどを担当してきたハビエル・オリバンが昇進する。彼は米クリントン政権で財務長官首席補佐官を務め、米グーグル副社長などを経て2008年に旧フェイスブックに転じた。メタの社内事情は知らないが、彼が実質の事業経営を担ってきた可能性もある。愚生だけではないだろうが、最近のフェイスブックやインスタグラムには辟易している。何故なら、自分のページを見るのにも数多くの広告が飛び込んでくるからだ。ユーチューブでも同様だが、広告ゴミの中に埋もれているようにも思える。そういう理由から、現在はフェイスブックもインスタグラムもアップのみならずアクセスもしなくなった。では何を使用しているのかと言えば、SNSでは小規模だが老人仲間でも利用が簡単なLINEだ。ただ、メタのようなアプリケーション会社の泣き所ではあるが、インフラを担う米アップルのプライバシー保護策強化で広告事業の成長が鈍化した。また、中国発の動画共有アプリ、TikTok(ティックトック)との競争も厳しい。メタは次世代で有望視される仮想空間でのインフラを担う企業に転身したいようだが、競争の激しい分野だ。ITの技術革新は激しいため盛者必衰の事態が瞬時に起きる。先月には、投資家のピーター・ティールがMetaの取締役を退任するというニュースもあった。一連の流れは、メタ社内の世代交代なのだろうが、次世代潜在ニーズの取り組み企業に変身することが必須だ。愚生のような小職であった者でも、企業内での新規事業展開は大変だった半面、自分自身を大きく成長させた。退職後に起業するにあたって、人(自身の研鑽)・物(IT環境)・資金(自己資金)をどうリスク低減で行うか真剣に考えた。それには、人は雇わないで自分自身を研鑽してポテンシャルを上げ、インターネットを活用して活動することだった。要するに、独立はしても身の丈に合ったこと以外は避けた。歳を重ねても会社にしがみ付く面々を見ると、精神の独立は経済の独立からという邱永漢の名言を思い出す。
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