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2022年6月 8日 (水)

投資はリスク管理が一番大切

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昨日の円相場は1ドル=133円台まで下落した。このドル円レートは、20年ぶり安値だ。ずいぶん昔だったと思うが、低金利通貨の円を売って高金利通貨を買い、両者の金利差で稼ぐキャリー取引が盛んだった。今回、円を売ってドルで投資する円キャリー取引が復活すれば更なる円安が進む可能性もある。先週あたりから海外勢の円キャリーの動きが活発になってきているという。米国と各国の3カ月金利差を各通貨の予想為替変動率で割った「キャリー・リスク比率」をみると、円の「魅力度」はスイスフラン、ユーロに続く3番手だ。ただ、欧州中央銀行とスイス国立銀行は年内に利上げに踏み切る予定だ。ECBのラガルド総裁は7月に利上げが可能になると発言した。マイナス金利政策も7~9月期の終わりまでに脱却できる状況になるだろうと表明する。スイス中銀のメクラー理事もインフレ率が高止まりする場合、金融政策を引き締めるとの考えを示した。これらを勘案すれば、ECBとスイス中銀がマイナス金利をプラス圏まで引き上げれば、米国との金利差は日本が一番大きくなる。その結果、調達通貨の選択肢がユーロやスイスフランから円に切り替わる。一方、日銀黒田東彦総裁は、金融引き締めを行う状況には全くないとの発言だ。これを聞けば、円売りの意を強くした海外勢は多いだろう。投機筋の売買動向を映す「非商業部門」は円を対ドルで1兆1800億円売り越している。2007年のピーク(2兆3500億円)の半分ほどの水準だ。今後、更にポジションを積み増す余地はある。キャリー取引の担い手は海外投機筋だけではない。2007年に円キャリートレードが盛り上がった頃は、海外から「ミセス・ワタナベ」と呼ばれたFX個人投資家が大きな存在感を示した。レバレッジをかけて円を売り、オーストラリアやニュージーランドなど高金利通貨を買う取引だ。市場では、1ドル=140円も現実的だとの見方もある。ドルベースで米国株に投資している場合、株価は▲20%弱下落した。しかし、為替も△20%くらい円安になったため、円ベースでの清算では投資家はそれほど損失を被っていない。ところで、投資ファンドの女王と呼ばれたキャシー・ウッド率いるアーク・インベストメント・マネジメントは今年、米国の主な上場投資信託の中で最も急激な資産減少に見舞われている。6月1日までのデータによれば、アークのETF9本の運用資産総額は153億ドル(約2兆3千億円)で、年初から▲48%も減少した。上位25位のうち、最大な減少となっている。アークの資産減は投資家による資金引き揚げでなく、投資の失敗が招いた損失だ。アークのETFは今年、バリュエーションが高いテクノロジー株の急落が響いて9本全てで2桁のマイナスを記録した。その一方で資金流出入は堅調で1億6700万ドルもの純流入となっている。一般的に、ファンドの成績低迷は大規模な投資家離れを招くことが多い。しかし、人気のキャシー・ウッドの場合は、熱心なファンが多いらしく多くの資金を今尚集めている。アークの投資先を見れば、ズーム・ビデオ・コミュニケーションス・テスラ・ロク・ブロック・CRISPRセラピューティクス・イグザクト・サイエンシス・・・と続く。GAFAMは入っていないが、成長余力が期待される企業銘柄群だ。数年後には、アークが評価されるかもしれない。しかし、愚生のような終活に足を踏み入れた者はリスク管理が一番大切だ。そのためアーク銘柄を買う気にはなれない。なぜなら、年老いた愚生に、そんなに長く待つ時間はない。

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