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2022年6月26日 (日)

散り際は美しく

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一昨日の米株式相場は大きく反発した。経済指標でインフレ期待の数字が下方修正されたことが材料だったようだ。ドル・円相場は小幅上昇し、135円台前半だった。S&P500種株価指数は前日比3.1%高の3911.74と、2020年5月以来の大幅高となった。週間ベースでは6.5%上げて、約1カ月ぶりの大幅上昇となった。ダウ工業株30種平均は823.32ドル(2.7%)高の31500.68ドル。ナスダック総合指数は3.3%値上がりし、愚生も胸をなでおろした。やはり、6月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)が、中長期のインフレ期待が下方修正されたことが大きい。速報値では14年ぶり高水準となっていたからだ。米セントルイス連銀のブラード総裁は、リセッションを巡る懸念について、行き過ぎだとの考えを示した。また、株式相場はこれで2日連続高と、非常に短期的なベアラリーを示唆しているという見方もある。FOMC当局者の議会証言も通過したことで、この相場上昇は今後数日にわたって続く可能性があるという。あくまでも予測だから、事実とは限らないが・・・。ところで、愚生は時々サラリーマン時代の過去を思い出すことがある。サラリーマン社会では肩書があると自分が偉くなったと思う輩がいる。肩書が彼自身の増長を押し上げているのかもしれない。しかし、本来は肩書で仕事をするのではなく、能力に見合ったものを付与されるべきだ。実際には会社のリストラにあうと右往左往して、自分以外の者は目に入らないような人が多い。他人をリストラにして会社に貢献すると平気言うが、少しでも自らの損となることには大騒ぎする。愚生の知り合いでも、あちこち他人の不運を詮索する情報屋がいた。しかし、自分自身がリストラの最右翼だという事を本人が知らないから滑稽だった。愚生も小職を得たことがあったため、人事や組織の裏の考えを読むことは慣れていた。また、晩節を汚す行為で自分自身を貶めた諸先輩を見てきた。そういう経緯から、散り際は美しくと常々思っていた。会社に貢献するには、潔く後進に道を譲ることだと思っていた。勤め人を辞め五十五歳からの自立は容易ではないと不安はあった。ただ、会社という組織内にいても、将来展望が見えないということを何度も経験した。そして、必死で克服してきたことが、会社からの独立の糧となった。そう思うと、貶められながらも会社にしがみ付く哀れな連中を横目に、美しく散った愚生の決断は正しかったと確信する。

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