金は節度を持って借りるべき
昨日の米株相場は上昇した。米金融当局が経済を景気後退に追い込むことなくインフレを抑制できるとの楽観が広がった。しかし、後付け講釈だから本当のことは分からない。はっきり言えることは、株を売りたい人より買いたい方が多いからだ。景気後退懸念は行き過ぎとのFRBウォラー理事発言が発端らしい。S&P500種のほか、テクノロジー銘柄中心のナスダック100指数も高かった。ウォラー理事とセントルイス連銀のブラード総裁は共に、7月のFOMC会合で2カ月連続となる75ベーシスポイント利上げを支持する考えを表明した。S&P500種株価指数は前日比1.5%高の3902.62。ダウ工業株30種平均は346.87ドル(1.1%)上げて31384.55ドル。ナスダック総合指数は2.3%上昇。市場では、一番の懸念はインフレだが、インフレのピークが過ぎた可能性を示唆する兆候が強まってきているとの見方だ。愚生の個人的見方だが、株は上がり過ぎたものは下がるだろう。そして、下がり過ぎれば底値を拾う人も出てくる。首都圏のマンション価格も金利が低いからと高値で取引された。しかし、いくら金利が低いからと言っても可処分所得は増えていない。返済は、金利だけでなく元本も必要だ。借り得だといっても、日本のような給料が上がらないデフレスパイラルでは元本返済は容易でない。当分金利は上がらないだろうから大事にはならないだろうが、金は節度を持って借りるべきだ。コロナ禍や東日本大震災で金利がタダだと言って、お金を借りた企業や個人事業主が返済の時期を迎えて倒産の憂き目にあっている。いずれ、アパート建設やパワーカップルのタワマン取得も遠くない将来同じことになるような気がする。
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