質素倹約に努めるしかない
一昨日、県民割で箱根の温泉に旅館に泊まった。しかし、その宿にはお客さんがほとんどいなかった。こんな状況でいつまで温泉宿が持つか心配になる。愚生は今日が四回目のワクチン接種(モデルナ)となる。連れでワクチン接種をしていない人は、箱根温泉で県民割が受けられないため7千円もよけいに払った。県民割は税金還付の意味合いもあるから、何か不公平な気がした。一方、4月になってから物価高騰が目に余る。原材料価格などの高騰を背景に食品の小売価格の上昇が鮮明になってきた。パンや冷凍食品など主要60品目のスーパーでの店頭価格は6割の品目で1年前より上昇した。また、値上がり品目の半分は販売額が減ったという。食品メーカーの相次ぐ値上げが消費者の買い控えや割安な商品へのシフトを招いたようだ。もっとも、労働者の賃金が伸び悩む状況ではしょうがないのだろう。2022年5月は1年で37品目(62%)が上昇した。特に上昇幅が大きいものでは、食用油(11%)やマヨネーズ(15%)などが目立つ。今までは、メーカーが値上げを表明しても店頭価格に波及しない例も多かった。しかし、コロナ禍やウクライナ危機にメーカーだけで吸収できる水準でないため消費者に転嫁された。その結果、5月に値上がりした37品目のうち20品目の販売金額が前年より減った。愚生などは小売り側の自社開発品である「プライベートブランド」は品質が同様で割安なので、ビールや摘みの柿の種まで買うようになった。PB商品の販売数量は、約7割の品目でシェアが1年前より大きくなったという。帝国データバンクによると、食品メーカー主要105社の1万5000を超える商品で2022年に値上げの予定がある。また、秋には清涼飲料やビールなどの値上げが本格化するという。愚生のような金生活者は、これまで青色吐息で生活をしているが、いっそう質素倹約に努めるしか能はない。メーカーには買い控えで対抗するしかないという辛い状況だ。ところで、原油先物は約9%下落し、3月以降で最大の下げとなった。世界的な景気後退と中国の都市封鎖が需要減退につながっているのだろうか。そうであれば、金利下落で米ハイテク株の反発があってしかるべきだろう。
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