明らかに岸田政権の失態だ。
昨日は、米国債が買われ利回りが大幅に低下した。やはり、低調な経済指標を受けて景気後退懸念が強まったからだろう。その結果、ドル・円相場はやや値を戻し135円台前半で取引された。米国債利回りは急低下、10年債2.88%。S&P500種株価指数は前日比1.1%高の3825.33。ダウ工業株30種平均は321.83ドル(1.1%)高の31097.26ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇した。特に、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.7%値上がりした。ところで、日本での大きなニースはプーチン大統領が極東の資源開発事業「サハリン2」の運営を新会社に移管するよう命じる大統領令に署名したことだ。盗人にも三分の理だが、これまでの契約を反故にして油田設備の接収をするのであれば、今後ロシアに投資する馬鹿はいなくなる。お花畑外交で、安倍元首相はプーチンとダンスを踊っていたと思っていた。しかし、失礼な言い方だがプーチンと言う猿回しの猿だったことが証明された。哀れと言うか、脳天気なのだろうか、呆れてしまう。その後政権を受け継いだ岸田首相は、「大統領令に基づき、契約内容でどのようなものを求められるか注視しなければならない」と曖昧で不明な発言をしている。そして、「事業者としっかり意思疎通をはかって対応を考える」と失政を曝け出した。魑魅魍魎なプーチン相手に軽くあしらわれたようだ。ロシア企業に利権を売却したところで、ロシアからの資金の引き出しは認められないというから接収されたことと同じだ。明らかに岸田政権の失態だ。プーチンがこうした強硬策に出ることは以前から予想されていた。これまで、日本政府は「ロシアにおける権益を守る」という虫の良いシナリオに惚れこんで、ロシアが日本向けのガス供給を停止することを見越した官民での対応策を協議してこなかった。岸田首相は、「ロシアの真意を精査する」と言った愚かなことを、この期に及んで言っているから、付ける薬はない。
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