企業業績は堅調なようだ
昨日の米国株式市場は大幅高で取引を終えた。FRBが想定以上の利上げを決定するとの懸念が後退したという理由からだ。講釈の真偽はいつも疑っているが、株が上がることには大賛成だ。米主要3株価指数はいずれも堅調だった。米金融大手シティグループ決算の減益幅が予想より小幅だったことを受け、金融株が上げた。昨日、JPモルガンとモルガン・スタンレーの減益決算を受け売りが先行し動きとは真逆だ。また、他の好調な企業決算や堅調な経済指標なども寄与した。ただ、週間では3指数とも下落したため、週末のポジション解消の買いという見方もある。今週の13日に発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比で1981年11月以来40年超ぶりの大幅な伸びとなったことは衝撃だった。更なる利上げの観測が高まったが、FRB当局者の0.75とういう発言を受け市場は落ち着いた。一方、15日に発表された経済指標では、6月米小売売上高が予想を上回ったほか、7月のミシガン大消費者信頼感指数も上昇したというからリセッションの可能性は少ないのだろう。S&P500銘柄のうち35社が第2・四半期決算を発表した。そのうち80%がアナリスト予想を上回ったというから、企業業績は堅調なようだ。来週にはゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、IBM、ネットフリックス、テスラ、ツイッターなどが決算を発表する。26日はマイクロソフト、28日アップル、アマゾン・ドットコムと続く。ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.53対1の比率で上回った。ナスダックでも2.36対1で値上がり銘柄数が多かったというから全般的に企業決算は悪くないようだ。今後については「乞うご期待したい」と言いたい。ところで、エンゼルスは大谷君が先発しないと勝てない。先発ピッチャーがすべて悪いというより、リリーフ陣や攻撃陣の駒不足が問題のようだ。このチームのGMは金のかけ方を間違っているとしかいいようがない。
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