驕れる者久しからず
メジャーリーグは日本時間8月3日午前7時にトレード期限を迎える。大谷翔平君の移籍話題で溢れていたため、その期限が迫るなか注目していた。各球団は次々にトレードを成立させており、エンゼルスはブランドン・マーシュ、先発ローテーションの一角、右腕ノア・シンダーガード投手(29)をフィリーズにトレードし、見返りにプロスペクト捕手のオホッピーを獲得した。移籍後すぐにエンゼルスの1位にランクインしたというから、エンゼルスには良いファーム選手がいなかったのだろう。エンゼルスの捕手スタッシイは貧打のため、将来の正捕手候補を手に入れたのだろう。シンダーガードの放出は分かるが、この日のアスレチックス戦の先発予定だった。誰が投げるのだろうか?キューバ出身のイグレシアスは、昨オフに4年総額5800万ドル(約77億円)で契約を延長したばかりだったが、これもブレーブスに交換要員として放出した。ブレーブスからは、38歳のベテラン右腕ジェシー・チャベス投手と26歳の若手右腕タッカー・デビッドソン投手がエンゼルスへ移籍する。随分と実績があり高給取りだった投手を放出したが、エンゼルスには投げる投手はいるのだろうか。45億円くらい高額選手の給料を削って、来期、大谷君の年棒に充てるのだろうか。ただでさえ、投手が不足しているのに高額だからと放出してよいものだろうか。彼らの成績がもう一つなのは、エンゼルスにいるからだろう。他球団に移れば、ノア・シンダーガードならもっと勝てる気がする。いずれにせよ、大谷君の仲良しのマーシュがいなくなったのは寂しい。ところで、株式取引アプリを運営する米ロビンフッド・マーケッツは、人員を23%削減する。業務のあらゆる面が人員整理の対象と言うから、不景気の極みだ。同社は4月にも約9%の人員削減している。株式取引ブームを追い風に2021年7月に新規株式公開を実施したが、その後アクティブユーザー数が急減するなど、事業が低迷している。昨年7月のIPO以降、同社の株式価値は約4分1になった。また、米メタ・プラットフォームズのザッカーバーグCEOは、従業員集会で自らが見通しを誤ったことを率直に認めた。ザッカーバーグは従業員からの質問に答え、人を積極的に雇い過ぎたという。パンデミック中で、ユーザーと売上高の大幅な伸びがこのまま続くという間違った想定をしたことが原因とのこと。愚生はフェイスブックの広告が多過ぎて飽きられたのが理由だと思うが・・・。不景気で、デジタル広告事業が減ったのは事実だろうが、ユーチューブを抱えるアルファベットはそれほど落ち込んではいない。メタは第2・四半期に売上高は上場以降初めて減少に転じ、第3・四半期も減収を予想している。フェイスブックやインスタグラムが衰退期に突入したのかもしれない。驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
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