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2022年9月

2022年9月26日 (月)

宣伝広告費は、どんどんネットにシフト

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今朝、AM3:00(日本時間)からのエンジェルスvsツインズのMLBの試合を見ようと番組欄をみた。NHKの衛星放送は、朝の9:00からとあるからライブではない。愚生がいくら暇だと言っても、結果の分かったライブでもない試合を3時間以上も見る気はしない。NHKにはいい加減にしろと言いたい。Abema.TVでも放送されているが、プレミアム会員でなければ見られない。Abemaごときにプレミアム料金など払う気はしない。これらは、コマーシャルを挿入して無料放送しろと言いたい。しょうがないので、ユーチューブで無料放送しているMLB.TVで観戦した。こちらは英語放送のため、アナウンサーの言っている内容はよくわからないが、画面と字幕を見れば野球観戦に問題はない。放送界もインターネットの発達で、地上波などの宣伝広告費は、どんどんネットにシフトして削られているのだろう。愚生自身も時間に制約があるテレビ放送より、好きな時にオンデマンドで見られるユーチューブやアマゾンプライム・コンテンツの番組比率が大きくなった。NHKもテレビ受信料に頼る経営をしていれば、いずれ淘汰されてしまうだろう。BBCのように、内容が充実した作品を多数制作しなければ生き残れない。愚生はアマゾンのファイヤTVという端末を使用しているので、インターネットのコンテンツをパソコン経由で見ることも減った。ただ、ユーチューバーの作品は、玉石混交でソースが分からないものや、憶測でのニュースも多い。検証もしない無責任な内用のコンテンツは止めて欲しいと思う。ユーチューバーは、アクセス数で稼いで生活しているのだろうから、目立つ内容で投稿したいのだろう。一時期は、将棋棋士などもユーチューバーとしてコンテンツを作っていたが、最近はめっきり減ったようだ。市場が限られているところに、あまりにも多くが参入すればすぐに飽和してしまう。大谷翔平君の追っかけユーチューバーも、MLBの試合がなくなれば製作することはできない。大谷ロスで冬の時代到来だ。

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2022年9月25日 (日)

ロシアは世界経済から切り離された最貧国へ

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ここ数日のニュースだが、トヨタ自動車がロシア事業からの撤退を発表した。この工場は、安倍元首相とプーチンが蜜月時代に進出したものだ。今回のウクライナ戦争で、お先真っ暗だから当然の決断だろう。撤退やリストラなどの構造改革はキャッシュがなくなってからではできない。なぜなら、リストラに伴い雇用していた現地従業員に金銭的な保証ができないからだ。ウクライナ侵攻後の3月4日から、トヨタは多目的スポーツ車(SUV)など年約8万台を生産するロシア・サンクトペテルブルクの工場を休止していたという。売却したくとも買い手もいないだろうから、任意清算という形での撤退だ。今回のプーチンの仕掛けた戦争で、1000社以上の企業がロシア事業の休止や縮小を明らかにしている。今後、時間の問題でトヨタのように撤退する企業は多いだろう。今現在、事業を一時停止した企業は711社、実際に撤退した企業は113社だそうだ。早々と米マクドナルドは撤退したが、バーガーキングなどは休止したが売却交渉は難航している。ロシア政府は撤退した外資系企業の資産を国営銀行などが接収するというから、事実上の国有化宣言だ。しかし、工場を国有化したところで主要部品などが供給されなければ、事業の継続は難しい。トヨタに続いてマツダもロシアでの生産終了の協議に入った。長い時間をかけて誘致した西側工場が一斉に引き上げてしまった後のロシアはどうなるのだろうか。世界経済から切り離された北朝鮮のような最貧国となるしかない。トヨタのロシア撤退を機に、ドミノ倒しで日本車の欧州における生産網の再構築に波及する恐れがある。日産もサンクトペテルブルクの完成車工場の稼働休止時期を、12月末まで延長することを決めた。三菱自動車も南西部カルーガ州にある、欧州ステランティスとの合弁工場の稼働を休止中だ。そして、親会社の仏ルノーは、既にロシア事業から撤退した。今回のプーチン戦争でロシアは何年くらい昔に戻るのだろうか。ロシア連邦は、ソ連とは違い人口1億数千万人で日本より人口は多少多い程度だ。GDPから言えば、経済規模は韓国より小さな国だ。プーチンは、大国への野望に取りつかれたのだろう。しかし、皮肉にも世界経済から切り離された最貧国への道を歩み始めた。西欧の軍事支援で4000万人もの人口を抱えるウクライナに負けることは自明だろう。

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2022年9月24日 (土)

プーチン戦争のお蔭で

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どうも世界同時株安という感じだ。S&P500種株価指数は一時6月に付けた終値ベースの安値を下回った。本格的な下落局面はまだ続く可能性もある。そうかといって、何か対策をするという愚案はない。S&P500種は前日比1.74%安の3693.23。ダウ工業株30種平均は486.27ドル(1.6%)安の29590.41ドル。ナスダック総合指数は1.8%と下落した。ただ、儲かっていてキャシュフローの潤沢な企業の株価は大きく下げていない。一方、テスラーやアマゾンなどの株価は大きく下げている。アノマリーでは、9月後半は株安だと言うが事実のようだ。証券アナリストは、投資家心理は2008年の金融危機以来で最悪となっていりことに疑いの余地はないと憶測する。こういう時は、現金が王様だと思うが先のことは分からない。昨年、株高の時に株を売って終の棲家のマンションを買っておいて良かった。もっと損している酷い奴もいるからと、自分自身を慰めるしかない。しかし、日本の場合は円安で相殺されているから、円で暮らすには多少すくわれる。外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対して上昇し、ドル指数が最高値を更新した。円安と言うよりドル高なのだろう。一方、ポンドは英財政懸念の広がりでドルに対し3%余り下げ、1985年以来の安値となった。プーチン戦争のお蔭で、ヨーロッパの通貨は弱含んでいる。ニューヨーク金相場は金利上昇で下落して踏んだり蹴ったりだ。今年の年末迄、株式市場はこの曇天が続くのだろうか。

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2022年9月23日 (金)

自分が優れていると奢っているだけ

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FNNで「年金を聞いてみたら」という定期的なレポート番組がある。その中で、通りでインタビュー調査に答えた中に「元女優」という人がいた。愚生より若い世代の人たちが見るドラマの「ウルトラマンシリーズ」に出演していたという。因みに、愚生の時代は「チロリン村とくるみの木」「ブーフーウー」などだった。その元女優さんは日活に所属していたらしく、29歳で引退して喫茶店経営で生計を立てていたという。年金額から推測するに、サラリーマンだった旦那の遺族年金を受給しているような額だった。老いても、どこか元女優さんだったような感じはした。他人の懐具合を覗くという「年金を聞いてみたら」レポートは、何回も特集が組まれているから人気シリーズのようだ。古希近くになった愚生も、それほどお金の心配をせずに老後を暮らせることに感謝しなければと思った。とはいっても、爪に火を点すような生活だが・・・・・。いろいろ不満があっても、日本はロシアのように頭のおかしい為政者がいないだけでましだ。隣国に攻め入って、破壊尽くしていったい何を得たいのだろうか。多くのロシア国民はウクライナ戦争を支持していたが、今回の国民動員令で、自分自身や身内が戦争に駆り出されるとなると一斉に抗議デモが起きた。総論賛成でも、利害が自分に関係すると、物事の善悪など二の次になるようだ。平和ボケした日本人は、海外から敵が攻めてくるなど思いもよらないらしい。プーチンを礼賛していた政治家たちは、今頃自分の眼力の疎さを痛感しているだろう。政治家には、もう少し本質を見抜く目を養ってもらいたい。PCの前に座っていると、愚生宅に共生するチワワが朝のあいさつに来た。彼自身は、生まれてからすぐに愚生宅に来たため、違う種属だとは思っていない。愚生も素直な子供だと思っているから、お互いの齟齬はない。DNAまで遡って差異を調べても、おなじ動物だから大きな違いはないだろう。ただ、人間は自分が優れていると奢っているだけだ。棺桶に片足を入れる歳になると、つくづく真実が見えてくると思うようになった。

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2022年9月22日 (木)

米連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合

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昨日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合で、主要政策金利を0.75ポイント引き上げることを決定した。事前の予想通りの結果になった。市場は「風が吹けば桶屋が儲かる」というようなタラ・レバ予想で売買されている。株を売りたい人が多いから、売られているのが実情だろう。株式評論家や現役ファンドマネーという人は、短期的な視点でしか話さない。当然、彼らは毎日売買して運用益を出さなければならないからだ。しかし、企業価値が株価だというなら、長期的なファンダメンタル分析が必須だ。儲かってキャッシュフローが潤沢であれば、金利の影響はない。FRBは、一部で臆測されていた1ポイントの利上げは行わなかったものの、今後の利上げ方針に含みを残した。これは、自ら火を付けた後に自発的に消火に当たって英雄を気取る放火犯のようだと穿った見方もある。その結果、大型ハイテク株は最悪の場合はアンダーパフォームする可能性もある。愚生は市場関係者の発言は、ほとんどがポジショントークだと思っている。先に空売りを仕掛けた者は、株は下がるという。そして、予め株を買ってから上がるという。日本に住む愚生には、お金をどこに置いておくかは重要な問題だ。米国金利がこの先どんどん上昇するのであれば、円安は一層進むだろう。その結果、輸入品に頼る日本もインフレが進む。日本政府は、利払いができなくなり円の暴落を招く。金本位制から離れた紙幣通貨などは信用がない。それでは不動産が良いかと言えば、少子高齢化の日本で土地が余ることはあっても不足はしないだろう。事実、1980年代後半の土地バブル時代に開発されたニュータウンは、利便性の悪い地域は限界ニュータウンとなって放置されている。大都市郊外に行けば、そういう団地は掃いて捨てるほどある。愚生の友人も、処分できないで持ち続けているニュータウンに建てた家がある。本人は価値があると自分に言い聞かせて納得している姿が痛ましい。株式に「見切り千両」という格言がある。これは、投資で損失を出したとしても、早めに見切って損失を限定的なものにとどめることが重要であるとする考え方だ。一方、不動産の回復を待ってずるずると保有し続けると、損失が大きく膨らむだけでなく、資産として価値がマイナスになることもある。

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2022年9月21日 (水)

国土交通省が基準地価を発表したが・・

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国土交通省が2022年の基準地価を発表した。住宅地や商業地など全用途の全国平均が前年比0.3%上がり、3年ぶりのプラスだった。住宅地は1991年以来、31年ぶりに上昇した。新型コロナウイルス流行下での生活様式の変化で、都市近郊でのマイホーム需要が喚起されたという。テレワークの浸透で、郊外型のマイホームに移行したのだろうか。中でも東京、大阪、名古屋の三大都市圏は全用途、住宅地、商業地すべてがプラスとなった。愚生が注目したのは、プロ野球の新球場建設で注目される北海道北広島市の24.8%上昇だ。また、宇都宮市でLRTが敷設される宇都宮駅近、東宿郷などの地域だ。個人的には、相鉄が新横浜経由で東横線と相互乗り入れする地域も気になった。また、神奈川県では茅ケ崎市辻堂駅近くで5.9%上がった。やはり茅ヶ崎と言う湘南ブランドに憧れる人が多いようだ。2020年以降は在宅勤務の浸透で、交通の利便性に加え、広さといった住空間の価値を重視する傾向が強まったという。ただ、利便性は通勤時間の長短と言うより、都心に乗り換えなしで行ける駅近の物件だ。いくらテレワークと言っても、週一や月一は事務所に顔を出す必要があるからだろう。しかし、日本全体で見ると、住宅地は32府県で前年比マイナスとなり、商業地も27県が下落した。東北や四国などでは今も地価が下がり続けている。愚生の住む小田急線沿線の住宅地では、本厚木駅までは値下がりはないが、快速急行で一時間を超える秦野駅から西地域の値下がりは止まらない。新宿駅→本厚木駅は約50分くらいなので、この辺りがテレワーク通勤の限界のようだ。愚生のような勤め人を辞めた者にとっては、通勤時間など気にしない。しかし、新横浜駅や東京駅、羽田空港までの乗車時間や終電は気になる。旅行で遅くなった時に、都内で一泊はしたくないからだ。そして、老人にとっては、徒歩圏に病院や日常品を買う店があるかが重要になる。

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2022年9月20日 (火)

弱い日本の弱くなる円

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「弱い日本の強い円」の著者、佐々木融氏が楽天証券のセミナーに出ていた。佐々木氏の本は、2011年末頃に出版された。当時は円高が進んでいるからこのようなタイトルだったのだろう。一般向けの経済書で、為替変動の原理をわかりやすく書いた本だ。著書では、国力が強いと通貨も強くなるのになぜ円高なのか。日本人の多くが抱くそんな疑問を解き明かした内容だった。要するに、通貨と通貨の間でお金がどう流れているかで為替相場は決まる。つまり、アメリカは経常赤字(貿易赤字)だからドル安になって当たり前。中長期的には、物価上昇は通貨の価値下落を促す。つまり、日本は他国よりインフレ率がずっと低かったので、円高になったということだった。しかし、今回、日本のインフレは他国に比べて小さいが、大きく円が売られている。また、日本の輸入の多くを占める化石燃料は年ごとに減っている。円安の原因は、低すぎる日本の政策金利が問題だという。そして、企業が海外に製造を移したことで輸入が増えている。製造を日本に戻すにも、少子高齢化で労働人口が少ない。今回は、購買力指数から考えられないくらい円安になっているから、これからどこまで下がるか見当もつかないという。企業は既に、円を売って海外資産に変えていることも円安の一因だという。個人まで円を売れば、大暴落する。円高は、円を印刷すれば抑えられるが、円安は買い支えても外貨準備高が尽きたら破産する。佐々木氏は、はっきりとは言わなかったが、政府の財政赤字を円の暴落で埋め合わせようとしているのかと勘繰りたくなるとまで言っていた。要は、日本国民の円資産(国債など)を政府の借金に投入することだ。日本のインフレについては、すべての輸入物価格が上がっている。そうなれば、日本も何れ金利が上昇するだろうと言う。今お金を借りるなら、固定金利でなければ危ない。アパートローンなどの事業用資産の借り入れは、変動金利だから土地バブル時のように金利が跳ね上がると、多額に借り入れをしていると大やけどを食らう。歴史は繰り返すというが、いつか来た道だ。ところで、愚生宅の愛犬は、調子が悪い様だ。朝から愚生の部室に来て、抱いて欲しいという。愚生でも良いなら、いくらでも抱っこをしてやった。何か悲しいことや不安なことでもあるのだろうか。ただ、愚生としては、朝からオキシトシンをたくさんもらったもので愛犬には感謝している。

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2022年9月19日 (月)

KDDIのサービスが酷過ぎる

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最近、腹立たしいことが多い。愚生が世間から取り残されたのか、それともKDDIのサービスが酷過ぎるのだろうか。2ヶ月前に買ったスマホの調子が悪いので販売店に行った。店員はよく調べてくれたが、どうもスマホ自体のようだった。愚生の通信SIMはUQmaxというKDDIの子会社製だった。そこで、スマホ販売店の店員さんはau(KDDI)のサポート窓口コールセンターに依頼した。すると愚生がau障害サポート契約を結んでいなければ、スマホ・メーカに直接修理を依頼しろという。愚生は製造者責任としての保証は1年あるはずだから、販社であるauがメーカの窓口になる話だと思った。しかし、愚生自身は販社とKDDI、スマホ・メーカの詳しい契約は知らない。仕方がないのでKDDIのコールセンターが言うようにスマホ・メーカに電話した。ところが、メーカ側の言い分ではOEM契約でKDDIの型番で販売したものだから、KDDIが窓口だという。愚生もカタログを見るとFCG01とKDDIの型番があるから、スマホ・メーカに言うのは筋違いだと思った。そうはいっても、製造者責任があることは確かだから、休み明けにFCNT(製造会社)と話しをしてほしいと依頼した。無責任なKDDIにOEM契約であることを説明して、上職に報告の上電話をしてほしいと頼んだ。あまり無責任な態度であれば、総務省や消費者庁に届け出る旨を言い残した。いく時間か経った後、上職から電話があったが、会話録音を調べてみてもコールセンターはスマホ・メーカに直接言うように誘導していないと弁明した。しかし、たらい回しにしておいてからの言い分ではないだろう。久しぶりに頭に来たので、勤め人時代の口調で話してしまった。最近は業務口調に慣れていないせいなのだろうか、翌日から頭が少し痛くなった。高齢者になってから使わないし思考や論理組み立てをしたからだろうか。いくらもしない価格のスマホごときで、自分の健康を逸しては大損だと改めて思った。個人的な意見かも知れないが、アップルのiphoneはいくら何でも高すぎる。スマホも今は紙や鉛筆と同じ扱いだから、android端末で十分だと思った。

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2022年9月18日 (日)

老いてから誇るものは

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S&P500種株価指数は週間ベースで約5%安と6月中旬以来の大幅安となった。株に投資している人の中には大きな含み損を抱えたままかもしれない。しかし、孫正義さんのような大口投資家でない限り何兆円も損する人はいないだろう。一方、外国為替市場ではドル円は紆余曲折しながら143円を割り込んだ。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は5.88%下げと1月以来の大幅安となった。下落のきっかけは、8月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったのが原因だとの後講釈だ。愚生は暴落の理由はCPIというが、本音はただ売りたい人が多かったという理由だと思うが。来週のFOMCの会合では、政策金利0.75ポイントの利上げを織り込む動きもあるが、一部では1ポイント利上げを予想する動きもある。某アナリストは「米国は恐らく、深さの見えないリセッションの入り口にいる。株式相場はそれをかなり限定的に見ている」と指摘する。ポジショントークだろうが、そう言われても極東の島国に住む老人には何ともしがたい。株式などのリスク資産はゼロ金利の恩恵を長年受けてきた。そうであれば、リスク資産には一段の下落余地があるというのも一理ある。金利のつかない金相場は、1700ドルを上回って推移していたが、今後は下落トレンドなのだろうか。英米が金の価格操作をしているという噂もあるから投資資産としてどうなのだろうかと穿った見方もしたい。歳を重ねると、若い頃と違い後いくつ生きることができるかと考えるようになる。現実を直視しないで、目を反らして生きる人生もあるだろうが、いざという時にやり残したことがないのだろうか。先日、テレビで理髪店を営む老夫婦が、一度で良いから一泊の温泉旅行をしたいが余裕がないと嘆いていた。若い頃には繁盛していて、温泉にゆっくり行く暇がなかったのだろうか。そういう話しを聞くにつけ、愚生ら夫婦は、安旅行ではあるがよく行ったと安心する。カミさんが病気をしてからは、足腰の立つうちにできるだけ旅行に行こうと思ったのが良かった。ここ数年は、新型コロナの影響で年に2~3度温泉に行く程度になった。そして、加齢も手伝って感染が収まっても行く元気があるか怪しい。人は皆死ぬが、向こう側にお金は持っていけない。そう考えれば、今生で老いてから誇るものは健康だろう。

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2022年9月15日 (木)

アマゾンでは電話連絡は中止

愚生はアマゾンプライム会員という事もあって、本をよく註文する。ところが、昨日配送済みという記録だったが本は届いていない。アマゾンのアカウント記録には、ポスト投函とある。愚生宅はマンションのポストだから、当然暗証機能付きのロックがある。他人が間違って持っていくことは考えられない。いずれにせよ、アマゾンに連絡するしかないと思った。未配達だから、電話では再配達しか想定しないため、コンピューター機能のクレーム受付では埒があかない。しかし、アマゾンでは電話連絡は中止とのことで、チャットによる対応しかない。チャットで未配達だと書き込んでも、申し訳ないがしばらく待てという。本の配送が遅れているのなら待つが、配達済みとなっているから紛失事故だ。チャットでは細かい会話ができないため、電話を欲しいと言った。しかし、電話をしてくれると言うが、いつまで経ってもコールがない。アマゾンの対応の悪さには、ホトホト呆れる。経費削減でコールセンターの人員を大幅に削減したのだろうか。そもそもアマゾンに、本が届いていないことを知らせる手段を見つけるまで、パソコンで何度も検索しなければならない。いい加減にしろと言いたくなる。古希を迎えようとする愚生から見れば、すいぶんと年寄りに不親切な会社だと思った。相手も忙しいだろうから、クレーム窓口に苦情を言ってもしょうがないのかもしれないが、しっかりと対応して欲しいものだ。

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2022年9月14日 (水)

日本マネーが米国株を支えている

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昨日の米株式相場は大幅反落した。8月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びを示したことから、幅広い銘柄が売られた。S&P500種株価指数は約2年ぶりの大幅な下げとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の会合で大幅利上げを実施するという観測からだ。株の上げ下げは「風が吹けば桶屋が儲かる」といった格言とおり、噂や憶測で大きな値動きをする。当然、米国債は短期債が大幅下落(利回りは上昇)し、10年長期債利回りは3.42%となった。一方、ドル円の為替は、ドル全面高で144円台半ばまで買われた。大型ハイテク銘柄中心のナスダック100指数の下落率は5%を超えた。S&P500とナスダッにク100はいずれも2020年以来の大幅安を記録した。S&P500種は前日比▲4.3%安、ダウ工業株30種平均は▲3.9%安、ナスダック総合指数は▲5.2%も低下した。日本でも消費者物価は上がっているが、米国でも同様らしい。日本はコメ以外の農産物や海外移転した工業製品を輸入品に頼っている。110円から144円にも円安になれば、約30%も値上がりしたことになる。ウクライナ戦争が無くとも、物価が上がるのは当たり前だ。日本の労働者の給料が上がっていないから、サービス業などのコストがすべて跳ねあがるわけではないが・・・。ここからは愚生の肌感覚だが、日本は建築資材や水回り品など、すべて輸入に頼っている。少子高齢化で、住宅の実需も少ない上に可処分所得も減っている。この状況で、首都圏で新築マンションを中低所得者向けに販売しても価格が高くて売れないだろう。そのせいだろうか、新築マンションなどの広告チラシは皆無だ。その一方、中古のリノベーション物件が高値で数多く販売されていた。数年前に比べ割高だと思っていても、比較対象がないから売れているようだ。しかし、駅近でも青線があった場所や駅からバス便の場所はさすがに不人気なようだ。愚生も最初に住んだ場所は、川崎市郊外の丘陵に建つ団地だった。当時は若かったから元気よく階段を上り下りしたが、今なら勘弁してくれと言いたい。東急田園都市線沿線は高級住宅街と呼ばれるが、丘陵地帯を造成したものだから年寄りには向かない。詳しいことまでは知らないが、最近は不人気なようだ。いずれにせよ、年金生活者はこれからも可処分所得が減ることはあっても増えることはない。インフレヘッジには、首都圏の不動産も投資対象にはなるだろうが、円ベースで測られるものは、もう一つ絶対価値が不安になる。そう考えると、多くの人が米国債や米国株式に投資することも納得させられる。日本マネーが米国株を支えているというのは、あながち嘘ではないようだ。

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2022年9月13日 (火)

支那のカントリーリスクはロシアと共に双璧

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ソフトバンクグループSBIがアリババ株を売却したため、今は14%程度ほどの保有しかない。赤字補填のためなのか、将来性を見切ったのかは知らない。仲の良い創業者の馬雲(ジャック・マー)が2年前に中国政府批判をしてから、散々な目に合っている。そのせいもあって、2022年4~6月期決算は苦境を映している。四半期ごとに2桁増収が続いていたが上場来初の減収となった。時価総額はピーク比7割減の約35兆円、グループ従業員は3月末から約9千人も減った。中国当局の統制強化で、事業運営に制約がかけられたからだろう。アリババに限らず、テンセントなどの勢いのあったチャイナテック企業に試練が続いている。カントリーリスクは、ロシアと共に双璧だ。特に、米国当局による制裁で海外マネー流入の急減速したことがあげられる。米国ナスダック市場への上場もいつまで可能なのだろうか。トランプ政権下の制裁で、一時は米国事業売却の圧力にさらされたショート動画投稿アプリ・ティックトックが、民主党政権下の間に世界で増殖してきた。利用者は月10億人以上で、ダウンロード数は2021年まで2年連続で世界首位だ。米国では2位の「フェイスブック」に400万回も差をつけたという。ティックトックの広告収入は2024年にはユーチューブに並ぶと予測される。しかし、米国の利用者データに中国政府が繰り返しアクセスしていたと報じられると、ティックトックはデータ保管場所を米オラクルのサーバーに切り替えた。しかし、米連邦通信委員会(FCC)は「国家安全保障上のリスクをもたらしていることは明らかだ。中国共産党の恩を受けており、政府の監視要求に従うよう義務付けられている」とグーグルとアップルに、スマホのアプリストアからティックトックを削除するよう要求している。米政党間の権力争いの間に、知らぬ間に中国共産党の息のかかったアプリが浸透しているようだ。クワバラ・クワバラと唱えたい。

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2022年9月12日 (月)

今を大切にしなければと改めて思う

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最近の愚生の用事と言えば、医者や歯医者に通うことくらいだ。今週の大きなイベントは入れ歯を新調したことだ。M市で作った入れ歯が壊れたため、E市の歯医者さんで応急措置をしてもらった。これからE市でお世話になろうと思うと、あいさつ代わりに入れ歯を作らないとまずいと思った。応急処置の入れ歯は古くなったこともあって、歯茎に合わなくなっていた。また、応急処置部分の当たりが痛く、愚生の口にあっていない。記憶を辿れば、5年以上前に作ったものだ。入れ歯も消費財と考えれば、そろそろ作り変える時期なのだろう。以前と違い、入れ歯にも健康保険が使えるため3割負担で済む。つくづく医療保険料制度には感謝したい。ずいぶん昔になるが、入れ歯が合わないといって、親父がずいぶん歯医者の悪口を言っていたのを思い出す。愚生はツゲ木彫りのミニ仏壇【勢至菩薩 · 阿弥陀如来 · 観音菩薩】の前に、逝った両親の写真を飾っている。愚兄が両親のことを偲んでいるとは思えないので、毎日拝んでいるのは愚生だけだろう。長い間生きてきて、逝った後にすぐに周りから忘れられてしまうとは儚いものだ。愚生も老い先長くはないだろうと思うと、今を大切にしなければと改めて思う。愚生の周りにも古希近くになっても働いている友人がいる。老後のお金は持っているだろうから、気持ちに余裕はないのだろう。自分が未来永劫生きるとでも思っているのだろうか。それとも、現実を見つめるのが怖いのだろうかと思う。彼の場合は、卒論が遅れて期限までに提出しなかったことで卒論評価が「可」だった。死ぬ前に本人が先送りしても、子供に迷惑がられるだけだと思うが・・・。

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2022年9月11日 (日)

破綻したリゾートホテル

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ユーチューバーが作成していた動画に破綻したリゾートホテル特集があった。この中で、新潟県南魚沼郡でリゾートホテルを運営していた「株式会社スポーリア湯沢」が事業を停止し破産手続きしたことが報告されていた。このホテル運営は、1987年1月に会員制ホテル「スポーリア湯沢」としてオープンした。その後、運営会社ダイカンホームが倒産したことで、1997年10月に新会社として事業を継承した。この「スポーリア湯沢」は区分所有という形態で投資家に分譲されていたため、施設を賃借する形態で運営が行なわれていた。なぜ目に留まったかと言えば、土地バブル期に愚生も区分所有に投資していたからだ。ただ、リゾートホテルは投資効率が悪く将来性はないと思い、少し価格が上がったところで売却した。今から思えば、非常に適切な判断だったと思う。不動産投資は、資金回収時に売却相手がいなければ無価値だ。いくら積算価格や収益還元法を説いても、買い手がいなければ価値はない。田舎の土地と同じで、値段をつけても売買ができない。「スポーリア湯沢」の立地は、新幹線の越後湯沢駅から3分程度という好立地だ。今回は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響によるインバウンド客の激減したことが原因だ。昨年2020年9月はメンテナンスを理由に休館としていた。しかし、その後の資金繰りの目途も立たず事業継続を断念し破産手続きとなった。負債総額は約2億5000万円だという。リゾートホテルを借り上げていた運営者の破綻には決着はついたが、今後この施設をどうするのだろうか。当面、新たな借り手はいないだろうから、区分所有の投資家は永久に固定資産税を湯沢町に払うことになる。記憶を辿れば、スポーリア湯沢には屋上の大浴場に露天風呂がある。親父と一緒に入りながら、越後湯沢町の天空の星空が美しかったことを思い出す。土地バブル期だったこともあって、親父はスポーリア湯沢が気に入って良い温泉だと喜んでくれた。当時、30代半だった愚生は、土地バブルを踏みあげてお大金持になろうという夢があったようだ。芭蕉が奥州藤原氏の繁栄を築いた地で詠んだ「夏草や兵どもが夢の跡」という句を思い出す。

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2022年9月10日 (土)

長いようで短い人生

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マンションの角部室を愚生の居場所にしているため、窓を開け放つと風が良く通る。ある程度の健康を担保しながらシルバーライフを送っていると極楽にいる気分だ。愚生は、この程度でも十分に幸せを感じる。長いようで短い人生だったが、終活中の時間はさらに早く過ぎ去る。中学生時代に、「少年老い易く学成り難し・・」という漢詩を覚えたが、老いてはいっそう早く感じる。マンション暮しになって、もう半年も経った。購入契約から数えれば、来月で一年も経つ。その間に、お袋が逝ってしまった。お袋の終末は意識がないに等しかった。使いかたは適当ではないが「長幼の序」を意識させられた。息子たちが所帯を持って旅立った後、彼らが親を振り返る暇もないのだろうかと思うこともある。若い頃は余裕が無く、自分の家庭の事で目一杯だったことを思いだせば納得する。いつまでも愚生の目の届くところに居られるのも、また心配ごとだろう。そう思うと、はた迷惑なことはせずに、自分たちのことだけを考えればよいと思う。昨日、聞いた「アルハンブラ宮殿の思いで」というギター曲は、もの悲しく哀愁を帯びている曲だ。ところで、最近、プロ野球選手だった人たちがユーチューバーとなってチャネルを立ち上げている。雨後の筍のように立ち上げるため、競争が激しく、いずれは適者生存の世界だろう。その中には、自分が恥をさらしていることを知らないで話しまくる馬鹿もいる。テレビだとカットされて、ぼろが出なかったのだが・・・・・。巨人にいた〇畑〇という選手など、愚生に近い歳だ。しかし、いったい何を考えて生きてきたのだろうかと呆れてしまう。程度が悪にも程がある。また、東京オリンピックの贈収賄事件も酷い話だ。新聞には、政治家の森喜朗の名もあった。晩節を汚すというが、恥を知れと言いたくなる。親の七光りで政治家になった岸田首相も、自分がその器でないことは過去の経験から十分わかっているだろう。自ら辞任を申し出るなど、何とか施策を施して頂きたいものだ。

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2022年9月 9日 (金)

初めて為替を知った頃

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最近になって円安が進む。愚生が学生時代にヨーロッパ旅行した頃は、銀行でドルを買うと1ドル300円位だった気がする。うる覚えだが、当時の海外旅行時の外貨持ち出し金額の上限は50万円位だったと思う。そういう時代を知っている愚生にとっては、1ドル=144円は円安と言っても驚きはしない。愚生が初めて為替を知った頃は、固定相場制で戦後に決められた1ドル=360円だった。今では海外旅行は一般的だが、当時は富裕層しか行かなかった。愚生のような貧乏学生は、空いた空席の割安チケットを買って、宿泊は極力ユースホテルを使った。そして、割安な欧州の鉄道周遊券を使用して各国を回った。夜はできるだけ車中泊にしてホテル代を浮かすため、いやでも夜行列車での遠距離移動を強いられた。愚生にとって海外旅行は初めてだったため、全てが印象的だった。スペイン風の白壁に当たる朝の日差しが美しかったことを思い出す。今から思うと良い思い出ばかりだが、一人旅という事もあって旅行中は緊張感で一杯だった。ローマは泥棒の巣窟だとの先入観でテルミナ駅ではナップザックを足で抑えていたが、愚生も他人からはそう見られていたかもしれない。MLBに行った日本人選手同士が、他チームであっても長話をするのは日本語が懐かしいからだろうか。何時も英語やスペイン語しか聞かないと、無性に日本語を話したくなるのだろう。半世紀近く前になるが、愚生も欧州旅行中に、当地の留学生とみられる人から良く話しかけられた。1ドル=300円時代の日本は貧しかった。旅行中はお金がないので道端や駅構内で売っているホットドックばかり食べていた。一月以上もそうゆう生活を続けると、日本に帰った頃にはすっかりやせてしまった。今、アルハンブラ宮殿の思い出というギター曲を聞くと、当時の青臭い思い出がよみがえる。

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2022年9月 8日 (木)

株も一種の長期債権

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昨日の米株式市場は久しぶりに反発した。相場下落が続き、短期的には売られすぎとの思惑で、買いが幅広い銘柄に入ったという。買いたい人が増えたのか、空売りの利益確定の買戻しかは分からない。しかし、株が上がると心が晴れることは事実だ。急激な円安を伴っているため、米国株に投資しても円ベースで損をしている人は少ないだろう。後講釈ではあるが、米長期金利の低下と米原油先物相場の下落が株買いを後押ししたそうだ。長期金利は一時、前日比0.10%低い3.25%を付けた。長期金利低下は、株も一種の長期債権と見なせば、ハイテク銘柄の相対的な割高感が薄れるからだろう。また、米原油先物は一時1バレル81ドル台と1月以来の安値を付け、インフレ懸念がやや和らいだことも一因だ。何か理由をつけなければならないので株式評論家が言っているのだろう。理由はともかく、ダウ平均は8月16日に付けた直近の高値から9月6日まで3週間で3000ドル強も下落したから買いが入っても不思議ではない。前日まで下げが目立っていたハイテク株も押し目買いが入り、マイクロソフトは2%高となった。7日にスマートフォン「iPhone」の新機種を発表したアップルも高い。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比246.991ポイント(2.1%)高で引けた。株が上がると心も弾む。そして今日の大谷翔平君は勝ち越しの33号ホームランを打った。これで決まったかと思ったが、抑えのキハーダが打たれてエンゼルスは負けた。愚生自身は、エンゼルスの勝敗は気にしていない。しかし、勝負事だから負けは気分が悪くなる。大谷君には、早く勝てるチームに移籍して頂きたい。

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2022年9月 7日 (水)

IT大手企業の移り変わりは激しい

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つい最近までは、IT大手企業を表すのにFAANGという単語を使っていた。しかし、最近はMATANAという言い方に替わったようだ。この頭文字は、Microsoft (MSFT), Apple (AAPL), Tesla (TSLA), Alphabet (GOOG), Nvidia (NVDA), and Amazon (AMZN)を指すのだという。FAANGの中から、Meta (META) and Netflix (NFLX)が除かれ、代わりに Microsoft, Tesla, and Nvidiaが加えられた。確かに、フェイスブックやインスタグラムも下火になりMetaの広告収入が伸び悩んできた。Netflixもウォルトディズニーなどと配信で競合し会員数が伸びていない。そろそろ市場が成熟し競合が多くなり、会員数の伸びが止まったようだ。一方、MATANAに頭文字を並べる企業は順風満帆に業績を伸ばし、今後の成長を見込める。愚生の知見では、クラウド関連企業のMicrosoftやAmazon、Googleは確実に伸びると思う。なぜなら、情報産業の成長の中でストレージ容量は常に級数的に膨張して増えてきたからだ。ただ、三社の中でAmazonはクラウドサービスで大きく黒字を出しているが、Eコマース分野は固定費が大きく利益率が低い。「セブン&アイHLDGS.」は、スーパーマーケットのイトーヨーカ堂の業績が伸び悩み、業績を立て直すために伸びが著しい子会社のコンビニ・セブンイレブンと合併した。Amazonもクラウドサービスの利益でいつまでEコマースの固定費を支えられるのだろうか。いずれにせよ、FAANGそしてGAFAM、MANATAとIT大手企業の移り変わりは激しい。ところで、昨日は野球のMLBと将棋の王位戦が放送されていた。愚生も朝から夕飯くらいまで、テレビ(王位戦はAbema.TV)を齧りついて見ていた。大谷翔平君が31・32号のホームランを打ってエンゼルスは勝った。藤井聡太君も王位を防衛した。愚生のような無責任な観客は気楽だが、本人たちは大変だっただろうと思う。勝利を期待する人たちは、負けると贔屓の引き倒しという事もあるから大変なプレッシャーだ。余生をのんびり暮らしている愚生などはつくづく果報者だと感謝したい。

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2022年9月 6日 (火)

案がないなら、さっさと辞めろ

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新型コロナウイルスの感染が大きな社会問題になったのは、2020年初頭からだと思う。愚生の息子が結婚式した2月まではなんとか可能だった。その後、4月頃になって安倍元首相の学級閉鎖や県外への移動自粛要請も出た。そう考えると今度の年末で3年近くになる。これだけ、長引くと新型コロナ禍に起因する企業倒産が広がるのも当然だ。帝国データバンクによると、7月の倒産件数は2020年3月以降では初めて3カ月連続で前年同月を上回った。コロナ関連倒産も5~8月で計683件と前年比22%増。企業は無利子・無担保融資の支援を受けても、持ち堪えられなく過剰債務で再建を断念した。いくら無利子だといっても、借りた金を返さなければならない。集計したコロナ関連倒産で最も多いのが、飲食業だという。横浜中華街の老舗中華料理店「聘珍楼」まで、債権はできないとの判断で横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。結局、今後の見通しがつかなければ自己破産するしかない。苦境の背景は、休業や時短営業の協力金支給の終了後も客足がコロナ禍前の水準に戻っていないからだという。そういえば、愚生自身も県内割の温泉旅行には行ったが外食回数は激減した。都内の居酒屋経営者がコロナ禍で当面の運転資金として約2千万円の融資を受けた。しかし、客数はコロナ前を下回り、返済に十分な資金を確保できていない。月々の返済の約3割に別の融資資金を充てる自転車操業だという。債務免除なら良いが、借りた金が返せなくなるから閉店するしかない。1日あたりの感染者、死者数が過去最多を更新した第7波では外出制限を伴う強い措置はないが、訪日外国人の回復はない。ゼロゼロ融資や協力金が破綻を防いできたが、そろそろ限界のようだ。日本政策金融公庫によると、2021年3月末までに実行されたコロナ関連融資の57%は2022年3月末までに元金返済が始まった。しかし、全体の13%は予定通りの返済が難しく自己破産を選ぶようだ。今年になって、4月から食料品は平均で△20%、電気代は△30%と何から何まで値段が上がった。一方、年金が減額され介護保険料が上がり、可処分所得は減った。岸田首相に、国葬で2億円も使う前に、年寄りをどうしたいのかと問いたい。案がないなら、さっさと辞めろと言いたい。

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2022年9月 5日 (月)

「浄粒」という概念

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愚生が最近「浄粒」という概念を話すと、一体どうやってそれを得るのかと問われる。キリスト教も浄土真宗も他力本願と言う本質は同じだ。そのせいで、プロテスタント教会の牧師の多くは「歎異抄(親鸞の死後30年の編纂)」を読んでいる。浄粒とは、現代文明で最も小さな単位である素粒子のことだ。そして、浄とは濁りがなく清らかなこと。つまり、物事に穢れのない素粒子ということになる。最極小と定義される素粒子も、その本質は振動波のエネルギーから成っているという説がある。要するに三次元的に散見されるものは、すべて元を突き詰めれば振動波エネルギーで形成されている。そう考えれば、過去からの概念、転生や復活も本質から大きく外れたものではないだろう。菜の花の種を植えれば花が咲く。種子をだけを見れば、ダイコンやチンゲン菜、キャベツやブロッコリー、小松菜など同種のものは見分けがつかない。どうして、あの小さな種から遺伝子が受け継がれるのか不思議だ。愚生が属する動物では、細胞から遺伝子に組み込まれたDNAが再生される。人と犬や猫などDNA構造は大きな違いはない。ただ、地球を征服した人間が自分を特別扱いして、牛や豚を合法的に殺して食している。傍から見れば、ずいぶん勝手な人間の論理だ。そういえば、自治体で行う殺処分など以て外だろう。均一な振動波に満たされた中に動きが少しおかしな波があったとする。この動きが違う振動波は三次元的に見れば、世の中のあぶれ者や問題児だったりする。現世的な刑罰で罰を逃れても、強制的に神秘の調和の中で歪んだ振動は是正される。それでは一体どうやって、集合体となった自身の歪みを補正すればよいのだろうか。それには物事の摂理に従った「他力本願」しかない。ルカによる福音書6章38節には、「人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。」と生き方を諭している。他力本願で生きるには、自ら善行を繰返すことしかない。なぜなら自分ではどうしようもないことだからだ。人の道を外れたことをすれば、必ず天罰が下る。因果応報とはよく言ったものだ。

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2022年9月 3日 (土)

MLBが百家争鳴なのは結構なこと

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最近のテレビ放送を見ていると、「大谷かジャッジか? MVP争いを占う」と題した内容が多くなった。エンゼルス大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のア・リーグMVP争いを予想する番組だ。MLBの記事では「ジャッジが51本塁打に到達したが、大谷は今年もMVP候補にとどまっている」としている。エンゼルスのネビン監督代行は、昨年までヤ軍でコーチを務めていた。そのため、ジャッジとも親交が深いが、大谷のMVP押しとのこと。監督だから自軍選手である大谷君を贔屓にするのは当然だろう。理由は二刀流を高く評価して「攻撃に移るまで、マウンドにいる。このリーグで試合をする限り、価値があるのはショウヘイだ」との見解だ。一方、ヤンキースのブーン監督は「大谷は大きな本塁打で我々を傷つけた。彼の才能やこのスポーツでやっていることを尊敬する。やっていることを尊敬し、称賛するが、対戦相手としては評価したくない。特に、私たち打ち負かしている時はね」と二刀流を続ける大谷の偉業を認めるが、いくら何でも対戦相手を推すつもりはないのだろう。それより、大谷君の二発で二敗したことが余程苦々しいようだ。西地区の4位と5位のエンゼルスとアスレチックス戦だから、最低でも7戦で5勝2敗くらいの予定だったのだろう。それが、3勝4敗と負け越しだからイライラするのは分かる。エンゼルスとの試合での2敗は、すべて1点差での敗戦だった。野球もエンターテインメント事業だから、話題があって盛り上がらなければ困るのだろう。愚生にとっては、どうでもよいことなのだろうが、大谷翔平君を応援したくなるのはナショナリズムからだろうか。百家争鳴なのは結構だが、本人たちはそれほど気にかけてないかもしれない。いずれにせよ、MLB機構としてはジャッジも大谷君も話題提供者なので大切なピースなのだろう。昨日はエンゼルスの試合がなかった。大谷君の活躍に便乗して作品をアップしているユーチューバー達は、話題がなくて困ったことだろう。

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2022年9月 2日 (金)

若者が将来に期待するもの

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昨日は、午前中はMLBで大谷翔平訓のヤンキースとの試合をテレビ観戦した。そして、午後からは藤井聡太竜王の棋王戦・決勝トーナメント戦を見ていた。どちらも注目される若い人達だが、期待されるものが大きく、本人たちは大変だろう。愚生のように、晩年の消化試合をしているような者には推し量れない。また、古希近くにもなると、切り捨てるものが多くなる。例えば、中央リニア新幹線などは生きているうちには乗れないだろうから興味がない。不敬かもしれないが、次期天皇になるだろう秋篠宮の息子〇ル君にも興味は無い。若い頃は、お金を儲けようと越後湯沢のリゾートホテルやワンルームマンションへも投資した。今なら、儲からない馬鹿げたことと分別を持って見切れる。しかし、当時は時間が無限にあるとでも思っていたようだ。結局、大損はしなかったが儲けはなかった。確定申告の書き方を覚えた以外は、取り越し苦労をしただけだった。文句も言わずに付き合ってくれたカミさんには感謝しかない。クレイジーキャッツの歌「大冒険マーチ」の歌詞(青島幸男作)の中に、「株でもうけて 特許をとって 石油掘り当て 大金つかむ」続いて「若い血汐だ ファイトだ夢だ 惚れた女は 俺のもの ミス・ワールドも人の子だ」、「山を動かし 大地をさいて でっかい仕事に 命をかけよう 石にかじりついても やり遂げよう」というくだりがある。若者が将来に期待する意気込みをうたったものだろう。つくづく、青島幸男の才能にはリスペクトしたい。今日は雨模様でMLBや将棋のLIVE放送もないため、パソコンで為替を覗くとドル円が140円の大台になっている。愚生が子供の頃は、1ドル360円だった。大学時代は310円。その後75円まで円高に振れた。そのせいで、海外移転で日本から製造業はなくなってしまった。今回の円安では、輸入価格が上がり日本が貧しくなったことを痛感するだろう。土地と人件費は同じだとしても、建築資材が軒並み上がったから家やマンション建設も滞るだろう。つい数年前まで1㎡が1000円だったクロス貼りが1200円と20%も上がった。給料や年金は増えないから、食費のエンゲル係数ばかりが上がる。「若ものたち」という歌の歌詞を思い出す。

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2022年9月 1日 (木)

将来を憂いたくなる

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米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続するという懸念だろうか。米国主要株価3指数は軒並み、7年ぶりの大幅な下落率を記録した。これで、米国株式市場は4営業日続落した。特に暗号通貨が暴落してマイニングが下火になったせいか、エヌビディアなどの半導体株が値下がりした。S&P500種は8月半ばに付けた高値から8%超下落した。やはり、パウエルFRB議長が26日のジャクソンホール講演でタカ派姿勢を改めて強調したことを受けて米国株に売り圧力が拡大したようだ。月間ではS&P500は4.24%安、ダウ工業株30種は4.06%安、ナスダック総合は4.64%安となった。その中で、HPはPC販売低迷を理由に7.68%安となった。いつまで米国株安が続くかは分からないが、早々に終わるとは思えない。ところで、昨日はカミさんと箱根温泉に一泊二日で行ってきた。箱根湯本駅まではE駅からロマンスカーで一時間足らずで行ける。愚生は日本各地の温泉に行ってきたが、あまり遠い場所は、行き帰りの疲労もあり癒しにならなかった。3月に新玉川温泉(秋田)に行った時は、東北地震にぶつかり温泉地から秋田新幹線で秋田空港からやっとの思いでE市に帰ってきた。温泉に行ったありがたさが吹っ飛んでしまった。どうもカミさんが温泉に行って嬉しいのは、食事の支度などを考えなくてよいことだという。温泉保養が目的なら、近場が良いと思うようになった。愚生宅の可愛いペット(チワワ)を、悲しそうな表情をさせてペットホテルにあずけるのは忍びない。冠婚葬祭や特別な理由があって旅行しなければならない時以外は、近場の観光地に行くことにした。若い頃はペットシッターなどに委託したが、今は夫婦共暇な時間をふんだんに持っている。かわいい子に悲しい思いをさせながら旅行していると、気が引けて罪の意識を感じる。今は新型コロナの影響対策で、県内割を使うとずいぶんと温泉ホテルに安く泊まれる。しかし、それでも温泉ホテルは閑散としていて、経営者の苦悩が伝わってくる。2020年年初から起算すれば、もう二年半にもなる。愚生はコロナ前、箱根温泉街に外国人も含めて大勢が押しかけていた頃を知っているからなおさらだ。観光業界や旅行業界の苦悩は容易に見て取れる。長崎にあるハウステンボスも香港資本に買収された。都内の高級マンションも中国人が買いあさっているというから将来を憂いたくなる。

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