今を大切にしなければと改めて思う
最近の愚生の用事と言えば、医者や歯医者に通うことくらいだ。今週の大きなイベントは入れ歯を新調したことだ。M市で作った入れ歯が壊れたため、E市の歯医者さんで応急措置をしてもらった。これからE市でお世話になろうと思うと、あいさつ代わりに入れ歯を作らないとまずいと思った。応急処置の入れ歯は古くなったこともあって、歯茎に合わなくなっていた。また、応急処置部分の当たりが痛く、愚生の口にあっていない。記憶を辿れば、5年以上前に作ったものだ。入れ歯も消費財と考えれば、そろそろ作り変える時期なのだろう。以前と違い、入れ歯にも健康保険が使えるため3割負担で済む。つくづく医療保険料制度には感謝したい。ずいぶん昔になるが、入れ歯が合わないといって、親父がずいぶん歯医者の悪口を言っていたのを思い出す。愚生はツゲ木彫りのミニ仏壇【勢至菩薩 · 阿弥陀如来 · 観音菩薩】の前に、逝った両親の写真を飾っている。愚兄が両親のことを偲んでいるとは思えないので、毎日拝んでいるのは愚生だけだろう。長い間生きてきて、逝った後にすぐに周りから忘れられてしまうとは儚いものだ。愚生も老い先長くはないだろうと思うと、今を大切にしなければと改めて思う。愚生の周りにも古希近くになっても働いている友人がいる。老後のお金は持っているだろうから、気持ちに余裕はないのだろう。自分が未来永劫生きるとでも思っているのだろうか。それとも、現実を見つめるのが怖いのだろうかと思う。彼の場合は、卒論が遅れて期限までに提出しなかったことで卒論評価が「可」だった。死ぬ前に本人が先送りしても、子供に迷惑がられるだけだと思うが・・・。
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