株も一種の長期債権
昨日の米株式市場は久しぶりに反発した。相場下落が続き、短期的には売られすぎとの思惑で、買いが幅広い銘柄に入ったという。買いたい人が増えたのか、空売りの利益確定の買戻しかは分からない。しかし、株が上がると心が晴れることは事実だ。急激な円安を伴っているため、米国株に投資しても円ベースで損をしている人は少ないだろう。後講釈ではあるが、米長期金利の低下と米原油先物相場の下落が株買いを後押ししたそうだ。長期金利は一時、前日比0.10%低い3.25%を付けた。長期金利低下は、株も一種の長期債権と見なせば、ハイテク銘柄の相対的な割高感が薄れるからだろう。また、米原油先物は一時1バレル81ドル台と1月以来の安値を付け、インフレ懸念がやや和らいだことも一因だ。何か理由をつけなければならないので株式評論家が言っているのだろう。理由はともかく、ダウ平均は8月16日に付けた直近の高値から9月6日まで3週間で3000ドル強も下落したから買いが入っても不思議ではない。前日まで下げが目立っていたハイテク株も押し目買いが入り、マイクロソフトは2%高となった。7日にスマートフォン「iPhone」の新機種を発表したアップルも高い。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比246.991ポイント(2.1%)高で引けた。株が上がると心も弾む。そして今日の大谷翔平君は勝ち越しの33号ホームランを打った。これで決まったかと思ったが、抑えのキハーダが打たれてエンゼルスは負けた。愚生自身は、エンゼルスの勝敗は気にしていない。しかし、勝負事だから負けは気分が悪くなる。大谷君には、早く勝てるチームに移籍して頂きたい。
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