プーチン戦争のお蔭で
どうも世界同時株安という感じだ。S&P500種株価指数は一時6月に付けた終値ベースの安値を下回った。本格的な下落局面はまだ続く可能性もある。そうかといって、何か対策をするという愚案はない。S&P500種は前日比1.74%安の3693.23。ダウ工業株30種平均は486.27ドル(1.6%)安の29590.41ドル。ナスダック総合指数は1.8%と下落した。ただ、儲かっていてキャシュフローの潤沢な企業の株価は大きく下げていない。一方、テスラーやアマゾンなどの株価は大きく下げている。アノマリーでは、9月後半は株安だと言うが事実のようだ。証券アナリストは、投資家心理は2008年の金融危機以来で最悪となっていりことに疑いの余地はないと憶測する。こういう時は、現金が王様だと思うが先のことは分からない。昨年、株高の時に株を売って終の棲家のマンションを買っておいて良かった。もっと損している酷い奴もいるからと、自分自身を慰めるしかない。しかし、日本の場合は円安で相殺されているから、円で暮らすには多少すくわれる。外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対して上昇し、ドル指数が最高値を更新した。円安と言うよりドル高なのだろう。一方、ポンドは英財政懸念の広がりでドルに対し3%余り下げ、1985年以来の安値となった。プーチン戦争のお蔭で、ヨーロッパの通貨は弱含んでいる。ニューヨーク金相場は金利上昇で下落して踏んだり蹴ったりだ。今年の年末迄、株式市場はこの曇天が続くのだろうか。
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