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2022年10月

2022年10月31日 (月)

エンゼルスの売却プロセスは進行中

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米大リーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、エンゼルスの売却プロセスは進行中という記事があった。新オーナーに名乗りを上げている入札者は複数おり、身元調査を行ってから財務情報を公開する。同コミッショナーは、複数の入札者がいるため、来季開幕までに売却完了とはいかないようだ。売却の過程はよくわからないが、早期に決着して頂きたいものだ。愚生自身は大谷君のファンであるが、エンゼルスなどはどうでもよいと思っている。大谷君には早期に優勝できるチームに移ってもらいたい。大谷君ネタのユーチューバー達は、2022年のエンゼルスの試合がないため視聴者が激減しただろう。ユーチューブのコンテンツを見ることは多いが、不出来なストーカー行為のようなものも多い。他人がつくった作品を拝借したものや、新聞記事を音声にしただけのものもある。酷いのになると鼻声で聞きづらい。内容はともかく、鼻をかんでから録音しろと言いたい。ただ、ウクライナ戦争などのコンテンツからは、語学が上手な人が多いと感心する。また、外国人女性のユーチューバーも多数いる。日本にこんなにもロシア人やウクライナ人がいるとは知らなかった。彼女らの作品のアクセス数を見ると相当の収入がある。それぞれ悠々自適な生活をおくっているのだろう。今回、ロシアのウクライナ侵攻で、多くのロシア人が日本への帰化申請を出しているという。ところで、ロシアとひとこと言うが、かなり複雑な連邦種構成だ。ソ連崩壊後に誕生したロシア連邦は、各自治共和国を同じ名前を「共和国」として引き継いだ。ソ連時代の自治州のうち、アディゲ、アルタイ、カラチャイ・チェルケス、ハカスはソ連崩壊前後に共和国となり、現在のロシア連邦ではユダヤ自治州しか自治州は残っていない。21もある共和国の人種構成もさまざまだ。ロシア人が長い間にわたって占領地に入植し、または占領地から強制的に移民させられた民族もいる。ユダヤ自治州は、スターリンが1920年代に、ユダヤ人たちにその故郷を与えると称して、極東のアムール河岸に創設された。しかし、自治州が極東の僻遠の地に位置していることから、ユダヤ人は全人口の約1%しか占めていない。そして、1948年のイスラエル建国にともない、ユダヤ人はその国へ移動していったことも原因だ。今日のユダヤ自治州首都ビロビジャンは、人口約75,000人という小都市に過ぎない。ロシア連邦もプーチンの失脚後、今回の軍事動員の余波でもう一度解体の憂き目に会うかもしれない。

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2022年10月30日 (日)

佐藤天彦九段がマスクで反則負け

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将棋で三期連続名人の実績を持つ佐藤天彦九段が対局でマスク不着用による反則負けを喫した。どうでもよい棋戦ならわかるが、A級順位戦というから大問題になった。午前10時から永瀬拓矢王座と対戦した佐藤九段は、局面が大詰めに入った午後11時過ぎ、マスクを外して約1時間指し続けたという。日本将棋連盟は、新型コロナ感染防止策として臨時対局規定を制定した。それによると、マスク着用はこれまで推奨にとどめられていた。しかし、曖昧な規制は、対局相手が長時間マスクを外すことがあった。これをきっかけに連盟はマスク着用を義務化した。ただ、健康上の理由がある場合の除外は認められていた。この日は佐藤九段がマスクを外して約30分後に、対局相手の永瀬王座が関係者に指摘した。連絡を受けた連盟の理事が会長と協議し、最終的には反則負けが決まった。対局が中断され、別室で判定を告げられた佐藤九段は驚きの表情で、「注意」や「警告」などがなかったと主張した。理事からは注意義務はないからと佐藤九段の異議退けた。反則負けとなった佐藤九段は納得いかない様子で帰途に就いたという。納得がいかないと言っても規則だから、反則負けは当然だろう。マスクをしながらの対局は辛いものがある。しかし、感染者が爆発的に増えた2月に決まったというから佐藤九段がしらなかったはずはない。二歩や打ち歩詰めと同じで、ルールという決まりだからしょうがない。その決まりが正しいかどうかは、別の場で議論すべきことだ。佐藤天彦九段には気の毒なような気はするが、名人を三期も務めていたのなら不徳の致すところと思われてもしょうがない。規則は厳格に遂行されなければ、将棋連盟全体の統制が取れない。ただ、愚生の個人的意見としては、お互いの了解があればマスク着用の強制はすべきではないと考える。毎日、愚生は犬の散歩に行く。外ではマスク着用は義務でないと言われても、周りの目があるから着用している。専門家でもない尾身氏の中途半端な提言は引っ込めて、外ではマスク着用は禁止としていただきたい。また、室内でも効果がはっきりしないマスクの着用義務を止めて頂きたいと思う。

 

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2022年10月29日 (土)

湘南と言うとヨットやサーフィン

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昨日の米株式相場は、アップルの決算に支えられ、テクノロジー株が大幅上昇した。円は対ドルで下落し、147円台半ばだった。S&P500種は2.5%高の3901.06。決算後に売られていたマイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットなども大きく上昇した。株式市場のアナリストは、上がっても下がっても、何らかの尤もらしい屁理屈を言う。企業が一日で業績がころころ変わるはずはない。市場では、株を憶測で怯えて売り、一方、それを楽観視して買う者もいる。売買が成立するには、売り買いする者がいなければ気配値しかつかない。愚生のように、短期売買せずに何年も資産としてホールドする者でも、日々の価格は気になる。不動産のように日々の相場が分からない資産は安心して持つきがしない。相対取引の場合は、だいたいの相場はあっても買い手がいなければ売れない。土地バブルを経験している愚生は、不動産価格などはつくづくいいかげんだと思っている。ところで、テレワークが発端なのかもしれないが、都心のマンション価格が上昇した後、次は湘南地域の物件に飛び火したという。愚生のような田舎者でも、湘南と言うとヨットやサーフィンを連想する。そして、三浦半島の葉山町から西側を眺めれば、右に富士山、左に江の島と駿河湾が広がる。歌舞伎狂言で言うせりふ「絶景かな、絶景かな」という景色だ。愚生も湘南地域のマンションを散見したが、なかなか眺望のよい手頃のものはなかった。毎日絶景をみなくても、近くに住んでたまに見に行けばよいと諦めた。一般に、湘南地方と言えば、藤沢市から茅ヶ崎市辺りまでだろう。しかし、神奈川県のアンケート結果では、「湘南エリアは茅ヶ崎市・藤沢市のみ派」と「鎌倉市・逗子市・葉山町も湘南エリア派」に二分されるという。どちらでも大差ないが、三浦半島先端の逗子までは行き過ぎだろう。もう棺桶に片足を突っ込んでいる身のため、金銭欲や色欲は薄れた。先ごろ逝ったお袋も、悟ったというようなことを言っていたが、晩年はその真逆だったことを思い出す。

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2022年10月28日 (金)

米国GAFAMの決算が出そろった

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昨日で、米国GAFAMの決算が出そろった。中でも米メタの株価下落が激しい。2022年7~9月期決算は2四半期連続の減収で、10~12月期も売上高の減少が続く見通しだ。景気減速に伴う広告予算の削減と競争激化が逆風となり、投資家はメタバースへの資金の投入に疑念を持ってきた。前年同期比純利益は▲52%減と半減したからだ。米スナップや米アルファベット(グーグル)も売上高の増加率は1ケタにとどまり、ネット広告を収益源とする企業の業績拡大に急ブレーキがかかった。ネット広告も市場拡大のペースが鈍る一方、パイの奪い合いは激化している。相次いで広告事業への参入や強化を発表した企業は多い。日本でもサイバーエージェントのアベマTVは、未だに赤字だという。昨日はメタの株価は▲24%も下げた。メタの株価は年初から約▲70%も下落しているから、投資家が怒りを増幅させてもおかしくない。米IT大手は新型コロナウイルスの流行を背景に製品やサービスの需要が急増したことを受け、採用を大幅に増やした。メタの社員も過去3年間で倍増し8万7000人超まで増えた。マイクロソフトのようなクラウドの巨人でさえ、経済の減速を避けることはできないようだ。クラウド コンピューティング サービスは企業のコスト削減に役立つ。独自のソフトウェアを購入したり、独自のサーバーを実行したりする必要はないからだ。アマゾンやグーグル、および マイクロソフトのクラウドは、クラウドサービスを使用した場合にのみ料金を支払う。例えれば、車を所有するのではなく、どこかに旅行する必要があるときに車を借りるようなものだ。毎月の支払い、保険、修理にお金をかける代わりに、車を使用している時間だけ支払うモデルだ。アマゾンが世界市場の34%、マイクロソフトが21%を支配し、グーグルは10% を占める。そして、クラウド ビジネスの利益率は非常に高く、マイクロソフトは前四半期にクラウド セグメント全体で73%もの利益率を報告し、アマゾンは2022年の第2四半期にAWSで29%の利益率をだしている。愚生を含む投資家は、これらの数字を見てクラウドの継続的な成長を期待してアマゾンやマイクロソフトに投資した。愚生は、今後もクラウド コンピューティングは大きくなる可能性があると思っている。今回、各社のクラウド収益は鈍化しているが、いずれ経済が好転すれば、これらのセグメントの成長は以前に戻ると期待したい。

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2022年10月27日 (木)

人はすべて同じだと思う

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フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズが26日発表した第3・四半期決算は、2四半期連続の減収だった。また、メタバース関連投資の損失が来年に大きく拡大するとの見方を示した。そのせいだろうか、昨日の▲5%の下げの後、時間外で更に▲20%近くも株価を下げている。メタといえば、収入源はフェイスブックやインスタグラムの宣伝広告収入だ。第3・四半期決算は売上高が4.5%減少したものの、市場予想の5.6%の減収は上回っている。ただ、純利益は半減し2019年以来の低さだった。それにしても、これほど株価が下げる要因は見当たらないように思う。これだけ下げれば、買い持ちしていた投資家が証拠金不足に見舞われ投げたのだろうか・・。昨日下げたマイクロソフトやグーグル同様に、何かの思惑で株が売られているとしか思えない。愚生は現物持ちで短期売買しない方針だから、当面は様子を見るしかない。棺桶に足を突っ込んでいる歳になると、さすがに一儲けしようなどと言う気はない。日々、多少の余裕を持って、うまい物でも食べればよいと思っている。愚生の子供たちには、細やかだができる範囲のことはしたつもりだ。もちろん、他と比較されればお恥ずかしい程度だが・・・。彼らが身の丈に合った生活をすれば、それなりにやれる範囲だと思う。自分の人生は、自分自身で切り開くしかない。その点、凡人に生まれた彼らは、たいそうな志は持っていないから安心だ。田舎からでてきた愚生は、都会で一戸建てを持つことは不可能だと思った。なんとか団地暮らしくらいなら可能だと思っていた。その程度の僅かな希望を実現するにも、一生かけて額に汗して住宅ローンを払う必要があった。何とか払い終わって、食うことに不自由しない程度で今を迎えている。人生を積算すれば、色々な悩み事はあったとしても棺桶に入る時には、人はすべて同じだと思えるようになった。土から生まれて土地に帰る。

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2022年10月26日 (水)

為替が安定してくれば成長率は復活

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昨日25日、米マイクロソフトが発表した2022年7~9月期決算は、売上高が前年同期比11%増の501億2200万ドル(約7兆4200億円)だった。市場予想を上回ったものの、伸び率は過去5年間で最も低い水準だった。クラウドサービスは堅調だったが、パソコン関連が減速し、円やユーロに対するドル高も逆風となった。売上高は会社予想(492億〜502億ドル)の範囲内で、7月時点で予測していた2桁成長を維持した。アナリスト予想(496億ドル)も上回り、企業向けビジネス全般で引き続き堅調だった。ただ、前年同期にあった資産移転に伴うテクニカルな税効果がなくなり、純利益は14%減の175億5600万ドルだった。部門別では、クラウドコンピューティング基盤「Azureアジュール」などの売上高が前年同期比で35%増えた。すべてのクラウドサービスをまとめた売上高は24%増の257億ドルとなり、全体の5割を超えてきた。マイクロソフトの売上高のうち5割近くを米国外が占めるため、ドル高での為替差損の逆風は大きい。日本や欧州での収益がドル換算値で目減りしている。ドル高の影響がなければ、アジュールの売り上げは前年同期比で42%のプラスだったというから、順調な伸びだろう。愚生には、時間外で▲7%近くもマインクラフトの株価が下げる要因は見当たらない。マイクロソフトにとって、世界的なPC需要の停滞で「ウィンドウズ」の販売額は15%減少。ゲームコンテンツ事業も3%の減収となったというがクラウドサービスが収益の柱になってきたため、影響は軽微だと思う。愚生は好決算だと思うが、決算の評価の仕方はそれぞれだと思う。サティア・ナデラCEOは景気後退に備えて、経費の抑制を進めるという。10〜12月期の売上高予想は523億〜533億ドルと、前年同期比で1~3%増のプラスにとどまる。マイクロソフトは法人向けクラウド等で業績を伸ばしたが、同アジュールの売上増予測40%に対しドル高の影響で35%増にとどまったのが痛かった。しかし、ドルの対通貨為替が安定してくれば、成長率は復活するだろう。今回のことで株価回復は半年位遅れるかもしれない。「人の行く裏に道あり花の山」と忍の一字だ。

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2022年10月25日 (火)

ソ連崩壊時の国境まで撤退

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ロシアのプーチンは、ウクライナ侵攻を始めたが目的のほとんどは失敗している。そして、ロシア軍は張り子の虎だということを世界に晒した。21世紀の民主主義国家に生きる愚生には、目的のためには手段を選ばないというプーチンには呆れてしまう。欧米や日本を含む自由民主主義諸国が重視する基本的な価値観を完全に無視するからだ。ロシア軍が占領したあらゆる場所で、民間人が虐殺されている。また、ミサイルや砲弾で意図的に民間施設を破壊している。ロシア軍は、捕虜への虐待や女性への性的暴行など傍若無人な振る舞いだ。民主主義国家の軍隊では、とうてい考えられない行為だ。更に、自国の負傷した兵士を撤退の足手まといだと射殺するなど、信じられない。いずれにせよ、プーチンが何を言おうがすべて嘘だろうから、傾聴に値しない。第二次世界大戦後、共産党独裁国家は国家名には民主主義や共和国という名称が付けられている。しかし、事実上の一党独裁や専制君主国家だ。プーチンのロシア、習近平の支那、金正恩の北朝鮮というぐあいだ。一部の取り巻きが地域住民を奴隷のように扱い搾取している。サウジアラビアなど中近東諸国の王国も同様かもしれない。独裁政権は何時までも続くはずはない。最期は排斥され、本人が処刑されて終わるだろう。戦に負けそうになったプーチンはウクライナに停戦を求めるが、誰も彼の言葉を信用しない。無理な相談だろう。ロシアがウクライナに戦争被害を弁済する気がなければ停戦などありえない。また、停戦後に戦争犯罪を厳しく追及する必要がある。プーチンにとって、残された道はソ連崩壊時の国境まで撤退しかないだろう。

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2022年10月24日 (月)

向こう側に物を持っていけない歳

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政府・日銀は前週末の21日、ニューヨーク市場で為替介入を実施した。151円台半ばで推移していた円相場が急騰し、一時144円50銭前後まで円高・ドル安が進んだ。同日の安値(151円94銭)からは7円ほど円高方向に戻した。24日の今朝は、そこから一時5円ほど円安方向に振れた。FRBの急速な利上げでドルの先高観が強い中で急なスピードで円安が進んだことから、この円買いは政府・日銀の相場介入を実施したのだろう。先週の円相場は1ドル=147円79銭前後で取引を終えていた。24日9時の売買では148円30銭前後まで下落、先週末時点と比べると50銭近く円安・ドル高が進んでいる。政府が円安介入したところで、ミセスワタナベ(日本のFX投機家)は、円の絶好の売り場と待ち構えているから、市場での為替介入が虚しい。今回の為替介入で大儲けした個人投資家は多いだろう。先々のことは予測しがたいが、今日の引けには1ドル150円くらいまで円安が進む気がする。愚生に言わせれば、FXなど何の生産性もないことだ、こんなことでお金儲けをすることは意味があるのかと言いたい。終活の歳に相応しい愚生には、物欲や性欲などが薄れてきた。若ければ持っている物が自慢や誇りにもなるのだろう。しかし、向こう側に物を持っていけない歳になってしまうと、物より体験や心の充実が欲せられる。愚生の友人には、全く逝く準備をしていない人もいる。地球上で生を受けたもので、過去に土に帰らなかった者はいない。自分だけは例外という事はない。ところで、wifi子機をチワワ君に齧られたので、アマゾンで中国製の安物を買った。しかし、速度測定をすると富士通製スマホより通信速度が十分の一も遅かった。そこで、奮発して日本製のwifi子機を買って測定するとスマホの2倍の500Mbpsも速度が出た。當に、安物買いの銭失いだと思った。

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2022年10月23日 (日)

二度と立ち上がれなくなるまで消耗させる

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ウクライナ戦争は、始まってから8ヶ月にもなる。プーチンは愚生と同じ世代だから第二次世界大戦の体験は持たない。戦後生まれのプーチンが始めた戦争で、もう何十万人も死んでいる。また、両国を離れた人々も1千万人以上もいるだろう。大戦後に営々と築いた繁栄や外国資本もロシア国内から逃避してしまった。プーチン自身もこういう悲惨な結果になるとは思わなかっただろう。今は本人自身もどう収拾するかも分からないのが実情だろう。独裁政治の成れの果てだ。古のイソップ寓話にも、王様の耳はロバの耳というのがあった。独裁者には他人の意見が耳に入らないのだろう。ウクライナの占領地を併合したと叫んでみたところで、西側先進諸国を相手にロシア一国で戦ってもこの戦争に勝ち目はない。戦争要員はウクライナが供出し、武器は米英を含む西側諸国が無尽蔵に提供している。GDPが韓国と同程度の経済小国のロシアに長期的な戦いなどできるはずはない。半導体や先端最新部品が手に入らないから精密誘導兵器などはつくれない。当たり前の話だろうが、ロシアは張子の虎だということがプーチンには分かっていなかった。ウクライナのゼレンスキー大統領は1991年の領土を取り戻すというから、それまで戦争は終わらない。EUや米国は、ロシアが二度と立ち上がれなくなるまで消耗させる気だろう。キチガイに刃物のような状態で、近所に狂人がいるのではたまらない。愚生も毎日、ユーチューバーがつくったウクライナ戦争の戦況やテレビ報道をみている。この21世紀に大砲を撃ちあって、人を殺し合うなど馬鹿々々しいとしか思えない。戦争を始めたプーチンは狂人としか思えない。そういう人物を選挙で選んだロシア国民は愚民というしかない。せっかく一命を受けた人々が、このようなことで無駄死にするのは忍びない。

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2022年10月22日 (土)

投機家は証拠金を吹っ飛ばした

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昨日は、ドル・相場が1ドル=151円台まで円安が進んだ。夜半には152円をうかがう勢いだった。そう思いながら、夜中に目を覚ますと政府・日銀が円買い介入したのだろう、一転7円も急騰し144円になった。しかし、円買いも長い効果はなくニューヨーク市場では147円の後半で引けた。政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入は効果があるのだろうか疑わしい。過去の例から考えて、大海の一滴としかならない気がする。通貨当局として過度な動きを阻止する姿勢を示したが、外貨準備を考えれば、あと一回くらいしか為替介入はできないだろう。根本は、日米の金融政策の方向性の違いを意識した円売り・ドル買いが要因だ。今回の介入では、円相場はわずか1時間ほどで1ドル=144円台まで7円程度戻した。FXで短時間に7円も動けば、損切りを設定していなかった投機家は証拠金を吹っ飛ばしただろう。やはり、FXは博打としかいいようがない。つくづく、額に汗して働く姿が尊ばれる。今後介入が終わったので、円を売ってドルを買う動きが強まり、足元では前回介入前よりも円安・ドル高になっていくだろう。週明けには、もう一度1ドル=150円越えをするような動きだろう。円安で輸入製品は大幅な値上げとなっている。その中で、年金は下げられ給料は上がらない。低金利に抑えるため日銀は債券の指値オペを実施している。しかし、いつまでも続けられるものではない。政府が財政破綻すれば、政策金利は上がるだろう。そうなった時は、未曽有の大不況だ。企業倒産やローン破綻で、日本国内は散々な目にあうことが予見できる。そこまで愚生の寿命があるとは思えないが、生きていれば不幸を目にすることになる。政治家による安易な財政出動が将来に禍根を残した。ところで、この歳になって思うことは多々ある。金品は向こう側の世には持っていけない。そう考えると、土地成金と呼ばれる人たちが、後生大事に土地の番人をしていることが滑稽だ。いずれは、相続税で政府に持っていかれる。その前に、現世で番人などはぜずに換金して使ってしまえばよいのにと思う。旅行やうまい物を喰えば、その体験が死に際であっても記憶から読み戻せる。青臭い過去の思いや楽しかったことなど、ベッドの中でもいくらでも妄想できるからだ。

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2022年10月21日 (金)

今後も底の見えない展開

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昨日、とうとう円相場は1ドル=150円を超えて下落した。32年ぶりだというが、愚生は360円時代も生きてきたため驚かない。円安が止まらないのは日銀の低金利政策だというが、日本経済の弱さを曝しているからだろう。今後も底の見えない展開となっている。
FXの市場参加者は政府・日銀の出方をうかがいながら、恐る恐る円売り・ドル買いを進めているという。円買い介入への警戒は強く、少しでも大口の円買い注文が入ると、それに反応する投資家が多いらしい。愚生に言わせれば、レバレッジをかけたFXなどは博打と同じだ。一つ間違えば、証拠金が吹っ飛んで大貧民になってしまう。政府が円買い介入といっても、外貨準備高には限りがある。やり過ぎると国が破産してしまう。じりじりと円安が進んだのは、円売りの裏側に日本経済の構造的なもろさがあるからだろう。日銀によると、日本の潜在成長率は32年前の4%台から足元で0%台前半にまで下がった。経済の実力が下がるなか、低金利を常態化させて淘汰されるべき収益力の低い企業が生き残った。その結果、競争力のある企業に人材や資金が回りにくくなった。経済の新陳代謝が止まったことが、円安の原因だという。確かに、少しでも金利を上げれば、破綻する企業や個人が多く、経済が一気に冷え込む。バブル期に銀行の総量規制で多くの不動産会社が倒産した。その後、金を貸していた銀行は不良債権を抱え込んで潰れた。インフレ封じのために大幅利上げを続ける米国とは対照的な日本の金利政策だ。日米の金融政策の違いから、低金利の円から高金利のドルにマネーが流れるのは当然だろう。円で持っている資産は、ここ一年で25%くらい縮小したことになる。少子高齢化の日本では、一部を除いて土地値は上がらないだろう。しかし、輸入品の塊で建設される新築マンション価格は沸騰する。それが引き金となって、中古マンション価格を引き上げた。首都圏では中古マンション価格が平均で20%~40%近くも上昇した。愚生は上がった物は必ず下がると思っていたが、今回は日本円の価値が棄損しているため建設費が高騰し、早々に値崩れはしない感がある。バイデン米大統領はドル高容認の姿勢を崩していないから、今後も輸入製品や資材が多い企業などは価格転嫁せざるを得ない。ポンドと英債券が急落して、トラス首相は早々に辞任表明に追い込まれた。日本の債券市場は日銀が無制限に国債を買い入れているため、金利上昇(債券価格は下落)ということにはならないが、いつまで買い続けられるのだろうか。

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2022年10月20日 (木)

人生は走馬灯のようなもの

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一昨日は、遠方にいる義母の見舞いに行ってきた。若い頃は、ずいぶんと世話好きな方だった。老いてからは痴呆が入ったため、出入りが自由でない介護施設に入居していた。その後、内臓が悪くなり終末医療の病院に入院している。食事を口から取れないため、点滴を受けてストレッチャーに横たわる姿が痛々しい。いつ向こう側に行ってもおかしくないため、施設に入院早々に見舞いに行った。意識はしっかりしているため、愚生のことははっきりと認識できるようだった。髪染めしてないため、白髪の老人と言う感じで普段の見なれた姿より老け込んでいた。明日は我が身だと思いながら、義母に挨拶をしてきた。もう一度くらいは、お見舞いの機会はあるだろうと思っているが、最低の義務は果たし気がした。その後、愚生の本家筋の墓に行って、両親の墓参りをした。「千の風になって」の歌詞のように、その墓にいるわけではないだろう。しかし、何か両親に面会してきた気がした。母は、愚生が小学校六年生くらいの時に、人生は走馬灯のようなものだと語ったことを思い出す。あっという間に、今になってしまったと愚生にその時の思いを語っていた。母とは歳の差は26しか違わないから、当時40歳くらいだった。40歳と言えば、愚生の長男と同じ歳だ。今から思えば、ずいぶんと若いのに悟った口を利いたものだ。当時の母は、それから彼女が57年も生きるとは思っていなかっただろう。晩年、施設に入った時は死ぬのを待っているようなものだと愚痴った。戦争体験のある母に、愚生は生きたくても短命で終わった人は多いと諭した。長生きをするから、周りに知らない人ばかりで寂しい気になるのだと慰めた。母が溺愛した愚兄が近所にいるにもかかわらず、顔を見せないことが母は辛かったのだろう。社会性の持ち合わせない愚兄には、ほとほと呆れた。一番自分を庇ってくれた母に反感を持つ愚兄の考えは理解しがたい。ところで、義母もそう長くない先に御別れとなるだろう。最近は、老いることが寂しい気がする。新幹線に乗るため東京駅に行く途中、電車の優先席前で立っていると、老夫人が席を譲ってくれた。帰りの電車でも同様の機会があった。席を譲ってくれた老婦人の方が愚生よりは年上だと思った。しかし、リップサービスで愚生よりお若そうなので申し訳ありませんとお礼を言った。内心、愚生の方が若いと確信していたが、ご好意に報いるため嘘をついた。

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2022年10月17日 (月)

中古マンションのリノベーション市場

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資材や建築費の高騰によって新築の価格が上昇していることも影響して中古マンションの市場が活況だという。新型コロナウイルス禍を経て在宅時間が増えることも要因の一つだろう。リノベーション済みの中古マンションはおおむね新築より2~3割安い。外壁を除いてスケルトン状態から部室内部を再構築すれば新築同様になる。愚生も中古マンションを購入して、水回りや内装をすべて入れ替えてリノベーション工事をした。工事期間は3ヶ月くらい要したが、安くできたので満足している。業者がリノベーション工事をすれば、売買手数料+登記費用+質権設定など100万円以上も費用が発生する。工事費を300万~400万とし、利益を15%くらい乗せれば、仕入れ価格より1000万円くらい販売価格は高くなる。リーマンショックなどでマンション専業デベロッパーの倒産が相次ぎ、新築の供給戸数は少なくなった。マンション販売戸数は2度の消費税率引き上げなどから、新築販売が急落し中古販売が逆転した。その結果、大手不動産会社の新築物件は富裕層向けに利益率が高い高額物件を少数しか販売しなくなった。そのせいで、中古マンションのリノベーション市場が急成長している。これまでの中小の補修工事会社以外にも、大ガスや阪急阪神不動産など、多くの不動産会社が事業を展開している。そのせもあってか、中古マンションのリノベーション市場は新築需要を抜き住宅市場の転換期を迎えている。かつては専業主婦世帯が多く、夫の収入が増えれば郊外で新築を購入するのが一般的だった。しかし、若い層を中心に共働き世帯が増えたこともあって、最近は通勤しやすい都心でマンションを買う流れだといわれる。可処分所得が伸びない中、夫婦不共働きと言うケースが一般的になってきた。新築マンションの工事単価は2016年から上昇基調だが、昨年からは円安で輸入に頼る資源も高くなり、工事価格も高騰が加速して過去最高の水準に達しているという。少子高齢化の中、人はどんどん大都会の主要駅付近の便利な地域に集まってくる。一方、コンパクトシティ化構想で地方でも脱車社会のLRTが見直されている。今後の動向に注目したい。

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2022年10月16日 (日)

プーチンの言葉の裏側

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虚言癖のある人は、何を言っても勘繰られる。例えば、プーチンを見ていると彼が何を言おうと言葉通りに受け取れない。国民向けに後二週間で軍事動員が終わると言ったところで、11月からは新平の徴兵の時期に当たるから手が回らないとしか見られない。また、ウクライナの大規模攻勢をしないということは、ロシア軍の弾が尽きたということだろう。プーチンの言葉の裏側を読み取れば真実が見えてくるような気がする。彼はメディア向けにウクライナ戦争は必然的なものだと言うが、そのような考え方は誰も納得しないだろう。まさか、21世紀に民主主義国家でこのような馬鹿げた軍事行動が支持されるとは思わないからだ。しかし、情報統制があったロシアではウクライナ侵略の支持率が高かったというから、ロシア国民の民度が推し量られる。いずれプーチンの嘘は必ず彼に帰っていくと思う。プーチンが少し真面ならば、さっさと国境までロシア軍を撤収させるべきだ。それではメンツが立たないというが、プーチンのためにこれ以上死者を出すことは避けなければならない。この時代に、一生に一度の生を受けてきた人々を、意味もなく殺戮するという蛮行は理解しえない。ロシア連邦は、人口では日本より少し多く、GDPは韓国と同規模だ。核兵器を持っているからと大国面をしていても、所詮張り子の虎でしかない。自由主義経済から切り離されてしまえば、ロシアなどは石油と石炭以外は何も生産できない。今期の戦争で、多くのロシアに進出していた企業が撤退した。石油を掘るにも、欧米からの技術支援がなければ継続しえないだろう。半導体が供給されなければ、ロシアで精密軍需機器など造ることはできない。ロシアのドローンと言っても、エンジンは日本からの輸入というから、経済性制裁を受けて製造できないという。身の丈を知らないと痛い目に合って初めて気が付くのだろうが、今はもう遅い。

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2022年10月15日 (土)

敬意を示してくれたのは名刺

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歳を重ねるごとに、時間が早く進む気がする。高齢者と呼ばれる範疇の多くは、愚生と同じ気持ちではないだろうか。自営業だった人には、はっきりとした区切はないかもしれないが、サラリーマンだと勤め先がなくなれば行く場所はない。使われる身は損益に責任がない分、選択の自由もない。愚生自身は五十五歳で早期退職をした後、自由人として何とか生き延びてきた。退職直後は、平日の朝にサラリーマン風の人たちが通勤する姿が羨ましかった。自由業というと聞こえが良いが、自分で作りださなければ仕事も利益もない。勤め人時代より遥かに真剣に考えたような気がする。ただ、人間関係に悩まされることもないため、精神的には楽な面もある。愚生が勤め人をしていた頃、退職してから事業を立ち上げて独立した人たちを知っている。多くの人は事業に失敗していた。理由はそれぞれだが、大企業に勤務していると忘れがちなことが多い。例えば、取引をするにも信用がなければ相手にされない。また、会社との取引口座がなければ売買もできない。会社を飛び出してしまえば、過去の信用が自分ではなく名刺だったことを痛感する。悲しいことに、相手が敬意を示してくれたのは名刺に書いてある会社であって本人でないことに気づく。多くの人は失敗した後、その個人の能力は認められていたため、下請けとして同じ職場に勤務したひとが多かった。それなら辞めずに我慢していればと言いたいが、その時はできなかったのだろう。死活問題を抱えて、初めて苦渋の選択をしたのだろう。そういう彼らを横目にしてきたため、固定費の発生することはしないことにした。そして、ホワイトカラーの仕事に限定するが、職域の範囲を決めずにチャレンジした。七転び八起きしながら高齢者と呼ばれる歳まで、爪に火を点すような生活だが何とか暮らすことができた。晩年、惨めな姿で人に使われるようなことはなかったことが幸だ。そう考えると、自分の人生は、若い頃に考えていたよりかなり良かったと褒めてやりたい。

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2022年10月14日 (金)

株屋の講釈にはついていけない

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昨日公表された米消費者物価指数(CPI)の上昇率は9月も市場の予想を上回った。どうも、12月まで0.75%の利上げを続けるとの見方で、このままでは政策金利が5%を上回る可能性も高まった。今回のCPIで主要な経済指標も出そろったため、0.75%の利上げ幅が確実視されている。やはり、インフレの加速は新型コロナウイルス禍やロシアによるウクライナ侵攻などが背景にあるようだ。このCPIの発表を受け13日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価の終値は前日比8827.87ドル高と反発して3万38.72ドルで引けた。約1週間ぶりに3万ドル台を回復した。なぜなのだろうか。昨日の市場は、CPIの上昇率が市場予想を上回ったことから、インフレへの懸念が強まり、株価は一時500ドル以上下落し、2020年11月以来、約2年ぶりの水準に低下した。その後、値下がりした株を買い戻す動きが強まり、株価は上昇に転じた。その買戻しの理由とは、米国のインフレは間もなくピークに達するとの見方が上昇を後押ししたという。何かわけのわからない非論理的な後付け講釈だ。結局、これまでCPIの発表が大きなイベントだと言っておきながら、株価は勝手に上下に振れた。愚生に言わせれば、買いたい奴が株を買って、売りたい連中が売っただけだ。愚生自身は、CPIが予想より高ければ、インフレ加速で金利上昇→株価下落だと思っていた。ところが、今回のCPIで金利上昇を織り込んだから株価は上昇だという。株屋の講釈には、とてもついていけない気がする。愚生は、株価は基本的に企業のファンダメンタルに依存すると思う。短期はともかく、長期的に成長を伴ってキャシュリッチな企業の株が高くなるはずだ。そう考えれば、株式投資は一喜一憂することは禁物だ。やはり、「相場師は孤独を愛す」というように周りに流されない心構えが重要だ。

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2022年10月13日 (木)

「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗

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昨日JAXAは小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗した。2013年の初号機打ち上げ以来、イプシロンの打ち上げに失敗するのは初めてだ。企業や大学などの実験用の人工衛星や、イプシロンで初の商業衛星であるQPS研究所の衛星2基を搭載して打ち上げられた。JAXA主体のロケットの打ち上げ失敗は、2003年の国産大型ロケット「H2A」6号機以来となる。その後は50回以上続けて成功していた。小型衛星などの打ち上げ需要が世界で高まる中での失敗は、受注獲得に影を落とす。一方、ロシア製ロケットの代替で存在感を増すスペースXのロケット「ファルコン9」だ。ウクライナ戦争もあって、宇宙開発で脱ロシアの動きが広がっている。英衛星通信会社はロシアのロケットで予定していた小型衛星の打ち上げを、イーロン・マスク氏率いるスペースXなどに切り替えた。ワンウェブは、648基の小型衛星を宇宙に展開し、巨大な通信ネットワークの構築を展開する。これまでに428基をソユーズで打ち上げたが、ウクライナ侵攻を受け、残る打ち上げをスペースXと結んだ。ファルコン9の特徴はロケットを使い捨てるのではなく、機体の一部を回収し再使用する。迅速な打ち上げ対応が可能なほか、コストも大幅に引き下げた。現在の打ち上げ費用は1回60億円前後とされる。日本の国産ロケット「H2A」の約100億円と比べてかなり安い。日本企業のスタートアップ、シンスペクティブも、2022年内にソユーズでの衛星打ち上げを予定していたが、打ち上げ依頼を取りやめた。更に、欧州宇宙機関(ESA)は2022年秋にロシアのロケット「プロトン」で打ち上げを予定していた欧ロ共同の火星探査計画の中止を決めた。これまでソユーズで打ち上げを予定していた他のプロジェクトも次々にファルコン9が代替先となる可能性が多い。ロシアはロケットの打ち上げで一定の存在感を保ってきたが。今回のウクライナ戦争で全ての実績を失った。今回の一連の動きに、日本の衛星打ち上げや宇宙開発の脱ロシアの需要を取り込めていないのは残念だ。次期基幹ロケット「H3」はこのコストを約半分にする目標だが、開発が難航している。そして、昨日の小型ロケット「イプシロン」の打ち上げ失敗だ。しっかりして頂きたいとしか言いようはない。それにしても、プーチンの失ったものはあまりにも大きい。ロシアは20世紀に戻ったも同然だ。

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2022年10月12日 (水)

果報は寝て待て

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ここのところ、米国テクノロジー株は、経済の冷え込みによって打撃を受けて株価は冴えない。昨日は、▲AAPL-1.03%・▲MSFT-1.68%・▲NVDA-0.72%・▲グーグル-0.69%と散々だった。金利上昇の中で、日を重ねるにつれて、景気の冷え込みが懸念される。新型コロナの感染も収束したことで、パンデミック主導のテクノロジーへの投資が冷え込んだ。特に、ステイホームの恩恵を大きく受けたパソコン関連は弱含みだ。過去数年間のPC販売の急増や在宅経済の恩恵を受けた企業は、打撃を受ける可能性が大きい。また、インフレ抑制のために経済を減速させるFRB施策の影響も大きい。経済減速は、収益の大部分を広告主に依存している企業には痛手だ。来年の見通しは、今年よりも更に悪化する可能性がある。アップルは、2四半期連続で収益が大幅に減少したにもかかわらず、営業費用が増加している。そして、1株あたりの純現金も減少してきた。マイクロソフトは、収益では アップルよりも優れている。2四半期おきに収益が増加する傾向を続け、過去数年間で債務を着実に削減してきた。しかし、マイクロソフトの収益見積もりは、2022 年で48 セント(4.5%)下落し、2023 年についても38セント(3.2%) 下落している。アルファベット(グーグル)の収益は、今年は横ばいとなっている。NVDIA は、1株当たりの純現金はパンデミックから順調に回復したが、過去2四半期はマイナスの傾向を示している。また、債務レベルはパンデミック以来5倍以上に増加している。景気に陰りが見える為だろうか、これらの銘柄はすべて、過去1年間の平均株価を下回っている。これは来年中に、景気が更に後退する可能性があるからだろうか。それならば、持ち株を売り払った方が良いかと言えば、NVIDIAを除くすべての銘柄については今のバリュエーションは妥当だ。そのため、不況を乗り切った後を考えれば、これらのテクノロジー株は最終的に現在の株価を取り戻し、それを超えることは絶対に確実だとみられる。そうかといって、買い向かうには早すぎるから、果報は寝て待てと耐え忍ぶしかない。

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2022年10月11日 (火)

政府の観光促進策「全国旅行支援」

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今日から、国内旅行を対象とした政府の観光促進策「全国旅行支援」が始まる。これまでの、「Go To トラベル」「県民割」と何が違うのだろうか。どんな内容なのか、よくわからないので整理してみた。全国旅行支援は新型コロナウイルス流行下で打撃を受けた観光産業の活性化に向け、国内旅行を促進する目的で政府が始めるという。期間は、「10月11日から12月20日宿泊分まで」とある。旅行代金の割引率は40%で、上限額の範囲内で補助する。補助が最大になる組み合わせは、平日に公共交通機関の利用とセットになった旅行商品で、「1人1泊あたりの料金割引が上限8000円」旅行先で使用できる「クーポンが平日で3000円」で、計1万1000円が上限だ。日帰りは上限が5000円までとなるが「クーポンが平日で3000円」貰える。
・例えば、日帰りの5000円パックの旅行であれば、割引2000円+クーポン3000円=5000円となる。これならば、実質0円になる。
また、10月11日より前に予約済みの場合でも補助を受けられる。期間中は何度でも利用できる。ただし、申し込みには免許証といった本人確認書類に加え、新型コロナワクチンを3回接種済みかPCR検査などの陰性証明が必要になる。残念なことは、Go Toは全国が対象で補助額は1人1泊あたり2万円だった。クーポンは旅行代金の15%で、上限が6000円分だった。愚生は、昨日、格安な日帰りバスツァーを2つ申し込んだ。県内割で箱根にも2度行ってきたが、やはりお得だと思うと財布の紐がゆるくなる。海外旅行者の上限撤廃や個人旅行も今日から可能になった。今日から観光地はどこもいっぱいだろう。愚生はコロナ下で、これまで殿様気分で温泉地を宿泊してきたが、今後は無理だろう。ネットで昨日の予約した日帰り旅行をチェックしようと思ったが、サーバーに接続できないほど活況だった。金品は向こう側には持っていけない。そう考えれば、足腰が丈夫なうちにもっと旅行しようと思う。

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2022年10月10日 (月)

人はいずれ土に帰る。

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昨今、急に朝夕が寒くなってきた。暑さにくらべれば、北陸の豪雪地域に育ったこともあって寒さには慣れがある。エアコンを冷房から急に暖房にするようなことはしない。当面は、エアコンなしで過ごそうと思う。MLBのレギラーシーズンが終わったことで大谷ロスが大きい。日本からMLBに行った他の選手には申し訳ないが、愚生には別段興味がない。株価も湿りがちな今日この頃、いつも時めくようなとはない。身近では、義母が危ないというから見舞いに行ってこようと思う。今春、愚生の母が逝ったときは、新玉川温泉(秋田県)からの帰りだったため、ずいぶんと忙しい思いをした。3月の初めに母が危ないというので見舞いに行ったが、その月の半ばに臨終だった。これまで多くの葬儀に出たが、自分の母の場合は特別な気がした。天寿に近い歳だったため、本人はどうだったかしれないが愚生は納得した。母の人生を近くで見てきたが、本人は決して満足していなかったと思う。負けず嫌いな性格の母は、いつも自分に言い聞かせて物事を納得してきた。前向きに物事を見ようとする生き方だったから、愚痴は溢さない性格だった。しかし、長期的な計画が無く、自分の気持に流されて前言を翻すことも多々あった。そういう母を反面教師としてきた愚生は、有言実行となるように常に最善の努力だけはしてきた。無言実行と言うと聞こえは良いが、それほど才能がない愚生は言ったことで自分にプレッシャーをかける生き方だった。仕事も大風呂敷を広げで、最善の努力をするというやり方だった。歯車として廻るより、歯車を回す側が多かったためF社では評価が比較的良かった。サラリーマン時代に一時期とはいえ、お天道様があたった時もあったことで満足している。人はいずれ皆、土に帰る。両親の写真を出窓に飾っているが、愚生以外は誰も気にかけることもないだろう。そう思うと寂しい気がする。

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2022年10月 9日 (日)

日本の政治家は、しっかりしてくれ

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ロシアの蛮行をみていると、つくづく民主主義や情報公開の重要性を感じる。国民に示された情報が正確でなければ民意を反映しない。特に気になったのは、ロシア国民はウクライナ戦争には賛成だが、自分が徴兵対象だと言われると、戦争反対で国内から逃げ出す。ロシア人は他人の事ならどうでもよいという倫理観なのだろうか。これはプーチンにも通じることだ。自分さえよければ、ロシア国民などどうでも良いようだ。愚生にはプーチンの歴史観など、どうでもよい。自らの訳の分からない妄想で戦争を始めたバカさ加減には呆れる。そもそもロシア連邦というが、人口は日本より少し多く、経済規模では韓国と同等だ。何を勘違いしているのか、西側とロシアが戦って勝てるはずはない。核兵器を使って地球規模で破壊すると脅すが、臆病なプーチンは自分の身を危険に曝すはずはないだろう。この戦争はバイデンがプーチンにウクライナを攻めてもよいと間違ったシグナルを送ったことから始まった。米国民も大統領を選ぶ場合には、もう少し真剣にやってもらいたい。今回の事件で、バイデンもプーチンもその職に相応しくない人物だということは証明された。日本でもロシアの提灯持ちの鈴木宗男は、いまもって肩入れしている。日本維新の会も鈴木宗男や橋下徹などが仲間だから、外交については門外漢で頓珍漢なのだろう。こんな無責任な連中に政治を任せてよいのだろうか。そういえば、小泉進次郎にしても滝クリの股間以上の世界観はないようだ。日本の政治家には、しっかりしてくれと言いたい。

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2022年10月 8日 (土)

大谷ロスという言葉

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エンゼルスの試合も終了して、大谷ロスという言葉も聞かれるようになった。昨年はどうだったかと思いだすと、終の棲家としてマンションを購入した。契約からマンションのリノベーション工事、自宅のリフォーム、そして愚生や次男夫婦の引っ越しと、気の張った時期が続いた。10月に契約して、次男夫婦の引っ越しが3月末といった予定だったので、大谷ロスを感じる暇がなかった。もう一年も経ったかと思うと、人生が短く感じられる。ただ、浄粒善行(チワワのロイ君)がいることで、オキシトシンを毎日たくさんもらえることが嬉しい。ペット可のマンションは多少割高かったが、それを埋める楽しさがある。ところで、今年のア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジと大谷翔平君の戦いだと言われている。ユーチューブ動画やマスメディアでは盛んにコメンテータが囃したてる。彼らは喋っていくらという職種だから、全てが本音とは限らないが・・・。大谷君は、今季最終戦で史上初めて規定投球回&規定打席をダブルでクリアした。ベーブ・ルース以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打も達成した。大谷君の2022年シーズンは、2年連続ア・リーグMVPを受賞するにふさわしい戦績といえる。しかし、MVPはリーグ新記録の62本塁打を放ったヤンキースのジャッジが有利だと言われる。どうも米国野球ファンがリアル二刀流に慣れてきたことも一因のようだ。また、ジャッジは人気チームの選手で米国人ということもある。日本の大相撲でも、相撲ファンは日本人の関取を応援することが多い。白鵬や朝青竜がいくら強くとも人気はなかった。確かに、今年も大谷君がMVPとなると、大谷君が二刀流である程度成績を残している間は、他の選手にMVPの獲得チャンスはない。大谷自身は大リーグでのMVP受賞に、それほど執着はなさそうだ。それより、自己実現のため常に前進を続けている。本塁打と打点は昨季より下がったが打率は上昇、投手としては軒並み上回った。昨季の数字を「最低ライン」と言い切ったからこその今年の戦績だろう。もうやることはすべて達成しただろうから、後はワールドシリーズでの優勝しか残っていない。そう考えれば、エンゼルスのユニホームを着ることは長くてあと1年くらいしかない。

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2022年10月 7日 (金)

GoToトラベルに代わる「全国旅行支援」

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全旅行支援が10月11日開始される。GoToトラベルに代わる旅行需要喚起策「全国旅行支援」という名まえで開始する。対象期間は、12 月下旬までというから、あまり利用する期間の余裕はない。「全国旅行支援」は、新幹線やフライト等とセットになった旅行で1人1泊最大 8 千円を上限に旅行代金が40% 割引になるキャンペーンだ。さらに飲食店等で利用できるクーポン券を1人1泊最大3千円分配布するという。これまでの神奈川県民割は、宿泊5千円で2千円のクーポン券だったから少しはお得のようだ。愚生も8月末に県民割で箱根湯本の温泉宿を利用したが、新型コロナが感染真っ盛りということもあって閑散としていた。今回は、感染も収まりつつあるので、どこの観光地も活況だろう。愚生も、遅ればせながらJTBに予約に行ったが相談窓口が満員のため、待ち時間が長く改めて出直した。全国旅行支援は、その名の通り全国に行けるため自由度は多い。ただし、40%引きと言っても最大8000+3000円だから1万1000円しか割り引かれない。つまり、1人当たり2万7500円以上の交通費付き宿泊でなければ、満額の恩恵にあずかれない。愚生のように、北陸まで足を延ばせば、1人宿泊費込みで4万1000円位も旅行代金が必要だから、もう一つお得感はない。数日前に、JTBの窓口で旅行予約をしたが、本社から詳しい内容が下りていないから割引は後払いだと説明された。どうも岸田政権は先走りして発表をするが、実務が付いて行っていないようだ。岸田さんのやる事なす事が、全てかみ合っていない気がする。愚生は、今回の旅行を含めて3回しか利用していない。しかし、多い人となると10回以上も利用しているという。そう思ってJTBの窓口に来ている人たちを見れば、愚生同様の爺婆ばかりだった。やはり、老い先短いと足腰の立つうちに旅行を楽しんでいる人が多いのだろう。

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2022年10月 6日 (木)

iPhoneの価格が高すぎる

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日本経済新聞にアップルが9月発売した「iPhone14」シリーズを分解して調査した記事があった。その結果、構成部品を合計した原価は昨年発売モデルから約2割上昇し、過去最大となったとある。分解した機種は「iPhone14Pro」だ。部品価格を積み上げた原価は昨年の「13ProMax」から60ドル以上高い501ドルだという。最上位のMaxモデルが登場した2018年以来、原価は400~450ドルの範囲で推移してきたが、今回一気に60ドル以上上昇した。日本向けの価格は年々上がっているが、アップルは「14ProMax」の最低容量の米国価格は1099ドルと2018年の同等のモデルである「XsMax」から据え置いている。部品価格の上昇を販売価格にそのまま転嫁していないから、利幅圧迫の要因になっている。原価上昇の主因は半導体だという。高額モデルのメイン半導体に自社設計の最新チップ「A16 Bionic」がコストアップにつながった。部品の価格は昨年の13ProMaxの2.4倍以上となる。また、回路の線幅が4ナノメートルとなる最新技術を導入した。また、カメラ部品のCMOSセンサーはソニー製だ。センサー部品の拡充で画素数も4倍の4800万に増やし、高精細化した。最近はアンドロイドOSを搭載するスマホメーカーもカメラ機能を拡充していることに対抗したのだろう。アップルはこれまで台湾の鴻海(ホンハイ)を中心に中国での生産を主力としてきたが、米中対立などを背景にインドや東南アジアなど生産委託先を多様化している。また、米アップルは消費者が自分で修理できるようにする「セルフ・サービス・リペア」の展開を始めている。そのため、電池や画面の部品や修理に必要な工具も提供しているという。愚生もiPhone6Sのリチュウム電池は自分で交換していた。その際思ったことは、一般的なエンドユーザではリチウム電池の交換は無理だと思った。スマホも成熟期に入ってハード的な差別化は限界に近づいている。愚生は、スマホは紙や鉛筆のようなものだと思う。そのため、初めて安価なアンドロイドOS仕様のスマホに替えた。はっきり言って、富士通製(今はFCNT)「arrows」を使っているが、愚生の使い方では機能に全く不満はない。arrowsは、販売店の乗り換えキャンペーン価格が1円だった。いくら何でもiPhoneの日本での販売価格が十数万円とは高すぎる。

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2022年10月 5日 (水)

円買い介入に意味はあるのだろうか。

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10月に入る以前から、愚生が通うスーパーでは商品の値上げが散見された。今月に入って、さらに加速するようだ。物価高の原因には、やはり円安も一因なのだろう。先月22日午後、財務省はドル売り・円買い介入を実施した。円買い介入としては1998年6月以来、24年ぶりとなる。円高介入はよくあったが、円安介入は珍しい。介入を受けて145円後半から140円前半まで5円超の下落となったが、今は144円台まで戻している。これまで、円介入の時も、円売り介入の時も相場の動きを止めたことはない。特に円安介入は、やっかいで外貨準備高が枯渇したら終わりだ。そうした意味では、今回の円買い介入に意味はあるのだろうか。円買い介入を行ってもすぐに円は売り戻された。アナリストの中には、多額の外貨準備を取り崩して効果が限定的であれば、投機筋によるアタックが始まり、通貨危機につながってしまうリスクも指摘する。多額の介入は、米国債を売却して資金を捻出する必要がある。これは米国との関係上、問題になる行為だ。やはり、解決策としては、外国人観光客や投資家に大挙して来日してもらい、弱くなった円を買ってもらうのが一番だろう。愚生もこの機に便乗して、義母のお見舞いを口実に温泉にでも行こうかと思う。ところで、キヤノンは宇都宮市に半導体装置の新工場を建設する。増産するのは半導体の中核工程である回路形成に使う露光装置で、低コストで先端の微細回路を形成できる次世代装置も開発し生産する。キヤノン工場の前には来年運営される宇都宮LRTの線路も敷設され、工場周辺の通勤は非常に環境が整ってきた。今回の露光装置は半導体の回路形成に不可欠な中核技術だ。キヤノンはこれまでも宇都宮事業所で半導体露光装置を生産してきた。今後、宇都宮事業所内の約7万平方メートルの空き地に21年ぶりに半導体露光装置の新工場を建設するという。建屋の建設費用と生産設備を含めた総投資額は500億円半ばとみられ、2023年中に着工する。今回の新工場建設で生産能力を2倍近くまで高まる。キヤノンの露光装置の世界シェアは台数ベースで3割と、6割を占めるオランダのASMLに次ぐ2位。既存のキヤノンの事業は、インクジェットプリンターや複写機、一眼カメラと先々の斜陽製品が多い。今後の成長が見込まれる医療や半導体と言ったところに、資源をつぎ込みたいのだろう。

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2022年10月 4日 (火)

ブログ名を石見銀蔵(浄粒善行)に更新

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昨日の米国株式市場は主要株価3指数が2%を超える大幅高で引けた。発表された9月の製造業総合指数(NMI)は50.9となり、2020年5月以来2年4カ月ぶりの低水準を記録した。予想を下回ったNMIを受けて、米国債利回りが低下したことで株式市場に金が流れ込んだという。また、英国の減税計画が撤回されたことも、米国債利回り低下の要因らしい。S&P主要11セクター全てがプラスとなった。今年はインフレ抑制に向けた利上げや景気減速懸念を背景に株式市場は波乱含みの展開だった。これまで、米国株市場は3四半期連続で下落していた。昨日はアップルやマイクロソフトなど大型グロース・テクノロジー株も買われ、両社はともに3%超高となった。一方、納車台数が市場予想に届かなかった電気自動車大手テスラは8.6%下落した。愚生は、株式評論家の後付け講釈などは全く信用しないが、株が上がったことは素直に喜びたい。ここのところ、米国株式市場は毎日が雨天曇天で息苦しかった。ところで、昨日変更したブログ名を石見銀蔵→石見銀蔵(浄粒善行)の更新が、今日には反映されていた。ブログの本情報を変更するには、1日かかるようだ。石見銀蔵(ロシアンブルー)はサッカーワールドカップ開催時に、愚生宅に来た。今から数えて16年も前になる。浄粒善行(チワワ)は、愚生宅で2年近く過ごす。そろそろ、ブログも帰天された石見さんから浄粒さんに変更する時期かもしれないと思ったからだ。石見さんとは15年弱と短かったが楽しい日々を過ごした。そして、愚生は多くのオキシトシンをもらって、彼には感謝の気持ちしかない。

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2022年10月 3日 (月)

気が付くと終活と言う時期

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ブログを長い間綴っていると、愚生の環境もずいぶん変わってしまった。そして、気が付くと終活と言う時期に来た。友人の中には、それと向かい合うのが嫌なのか、愚かなのかは知らないが避けて通っている人も多い。石見銀蔵として愚生宅に共生していたロシアンブルーも帰天してしまった。今は、体は小さいが意志は強く、威風堂々としたスムチのロイさんが愚生の主人を務める。愚生も終活を意識して、石見銀蔵から浄粒善行と改名してブログを綴ろうと思う。ただ、いきなり名前を変えるのも差しさわりがあるので、当面は併記して使うことにする。前にも書いたが、超ひも理論では、すべての物質は最小単位までつき詰めるとエネルギーの振動だという。そうであるならば、全ては極小的な振動の集まりが物質を構成していることになる。愚生もロイさんにも差はない。極端なことを言えば、動物と括ればすべての種族はほとんど変わらないだろう。岩石や水なども、振動エネルギーにまで分解すれば差はないのかもしれない。三次元的なものしか感じ取れない我々には、向こう側の世界は知る由もない。倫理観や道徳という意識の問題は、どのレベルで持つのであろうか。21世紀の世界観では、プーチンのような輩は誰が見ても悪党だと思う。プーチンに誰が罰を下すのだろうか?神なるものが、人に代わって裁きを下すのだろうか。愚生は最終的には、素粒子レベルまでの浄めが必要だと考える。それには、動物として生きている我々には善行を積むしかないと思う。そういう思いから、浄粒善行(じょうりゅう よしゆき)という終活に向かいあうペンネームを決めた。あと何年書けるか分からないが、継続は力なりという気で取り組もうと思う。

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2022年10月 2日 (日)

エンゼルスは大谷翔平と約43億円で来季契約

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今朝、ユーチューブをサーフィンしていると、「米大リーグ、エンゼルスは大谷翔平と1年3000万ドル(約43億5000万円)で来季契約に合意したと発表した。これは、単年ベースでは日本選手の最高額だそうだ。大谷君は2023年のシーズン終了後に移籍先を自由に選べるフリーエージェントになる。ここまで高額なサラリーとなると、愚生などには嫉妬心は起きない。ただ、高額ではあるが起業家の株式上場の儲けにくらべれば少ない気もする。大谷君自身は、お金には無頓着と言われているから、どうでも良いことなのかもしれない。昔読んだ邱永漢さんの著書に、「お金は寂しがり屋だ」という内容があった。要するに、お金はお金持が好きなので、お金を持っている人に集まっていくという例えだ。これでは富の偏在がいっそう進むことになる。事実、世の中も多くの金持は、更に大金持になっていく。イーロン・マスクやビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットを見ればその通りだ。しかし、一方でマルコーやダイカンホーム、秀和、ダイエー、麻布自動車などの時流に乗ったバブル企業は風が止めば破綻した。やはり、他力本願的な発想では、政府が金融引き締めを行った途端に破綻だ。土地神話が終わった、ここ30年くらい前から土地投機で破綻した人は多い。ただ、汗水たらして高値なマイホームを購入した後に、住宅ローンで自己破産した人は気の毒だ。真面目に働いてきた人が、家一軒買うことができない世の中は問題だ。愚生も若い頃は、クレージーキャッツの歌ではないが、「 株でもうけて 特許をとって、石油掘り当て 大金つかむ、やって出来ない事はない」という意気だった。価値観や倫理観はともかく、若い頃は元気が良かったと自身を回顧する。しかし、古希近くにもなると、余生があっても健康が一番なことに気づく。ここ数日のニュースに、アントニオ猪木や三遊亭円楽の逝ったことが流れている。彼らはいずれも70歳台だった。

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2022年10月 1日 (土)

自身に対する厳しい判断基準

Satointerview6
故事成語に「覆水盆に返らず」という言葉がある。意味は、一度離縁した夫婦の仲は、元には戻らないことのたとえだ。つまり、一度してしまったことは取り返しがつかないという意味で使われる。この由来は、紀元前十一世紀ごろ、周王朝の創建に功績のあった呂尚(太公望)のエピソードから生まれたことばだといわれる。呂尚がまだ貧しかったころ、妻は彼を見限って出て行ってしまった。ところが、呂尚が周の国で高い地位に就いたとたん、彼女は戻ってきて復縁を求める。すると、呂尚は水の入った容器を傾けて中の水を地面にこぼし、「覆水は定めて収め難がたし」と言って、復縁の意志がないことを示した。愚生自身も、長い友人付き合いの末に、袂を断った経験がある。若い頃からの付き合いだったので、よく本人自身のことが見えなかったからかもしれない。若い頃に持っていた価値観や倫理観は、晩年になって変化することがある。どんな人でも社会に出れば、否応なしにその環境から影響を受ける。「会社の常識、他社の非常識」という格言がある。自分がいる環境の価値観や倫理観が、世の中と大きくずれていることがあるという意味だ。そのせいだろうか、お互いに社会生活を送った後、終活をする歳になってから大きな考え方の違いに気づくことがある。愚兄などは、自分にとって得か損かが判断基準の人だった。多くの人にとって、この価値観は当てはまるだろう。例えばウクライナ戦争でも、ロシア人は自分に不利益がなければ興味はなかった。しかし、自分が徴兵されると知った途端に、国外に出国し戦争反対を叫ぶ。何が欠けているかと言えば、損得勘定の前に自分に対する美学がないからだろう。ここでは何であっても、自分はこうしなければという自身に対する厳しい判断基準がないことだ。聖書には、人は土から生まれて土に帰るとある。古からこの価値観はあったのだろう。近代科学では、世界が素粒子レベルの振動の集合体だといわれる。そうであれば、個々の振動子は規則正しく振れなければ存在しえない。それには、善行を積むしかないと思う今日この頃だ。

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