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2022年10月28日 (金)

米国GAFAMの決算が出そろった

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昨日で、米国GAFAMの決算が出そろった。中でも米メタの株価下落が激しい。2022年7~9月期決算は2四半期連続の減収で、10~12月期も売上高の減少が続く見通しだ。景気減速に伴う広告予算の削減と競争激化が逆風となり、投資家はメタバースへの資金の投入に疑念を持ってきた。前年同期比純利益は▲52%減と半減したからだ。米スナップや米アルファベット(グーグル)も売上高の増加率は1ケタにとどまり、ネット広告を収益源とする企業の業績拡大に急ブレーキがかかった。ネット広告も市場拡大のペースが鈍る一方、パイの奪い合いは激化している。相次いで広告事業への参入や強化を発表した企業は多い。日本でもサイバーエージェントのアベマTVは、未だに赤字だという。昨日はメタの株価は▲24%も下げた。メタの株価は年初から約▲70%も下落しているから、投資家が怒りを増幅させてもおかしくない。米IT大手は新型コロナウイルスの流行を背景に製品やサービスの需要が急増したことを受け、採用を大幅に増やした。メタの社員も過去3年間で倍増し8万7000人超まで増えた。マイクロソフトのようなクラウドの巨人でさえ、経済の減速を避けることはできないようだ。クラウド コンピューティング サービスは企業のコスト削減に役立つ。独自のソフトウェアを購入したり、独自のサーバーを実行したりする必要はないからだ。アマゾンやグーグル、および マイクロソフトのクラウドは、クラウドサービスを使用した場合にのみ料金を支払う。例えれば、車を所有するのではなく、どこかに旅行する必要があるときに車を借りるようなものだ。毎月の支払い、保険、修理にお金をかける代わりに、車を使用している時間だけ支払うモデルだ。アマゾンが世界市場の34%、マイクロソフトが21%を支配し、グーグルは10% を占める。そして、クラウド ビジネスの利益率は非常に高く、マイクロソフトは前四半期にクラウド セグメント全体で73%もの利益率を報告し、アマゾンは2022年の第2四半期にAWSで29%の利益率をだしている。愚生を含む投資家は、これらの数字を見てクラウドの継続的な成長を期待してアマゾンやマイクロソフトに投資した。愚生は、今後もクラウド コンピューティングは大きくなる可能性があると思っている。今回、各社のクラウド収益は鈍化しているが、いずれ経済が好転すれば、これらのセグメントの成長は以前に戻ると期待したい。

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