« 今後も底の見えない展開 | トップページ | 二度と立ち上がれなくなるまで消耗させる »

2022年10月22日 (土)

投機家は証拠金を吹っ飛ばした

A1ec06be2b8ba96abfb75d977e8b2995_600
昨日は、ドル・相場が1ドル=151円台まで円安が進んだ。夜半には152円をうかがう勢いだった。そう思いながら、夜中に目を覚ますと政府・日銀が円買い介入したのだろう、一転7円も急騰し144円になった。しかし、円買いも長い効果はなくニューヨーク市場では147円の後半で引けた。政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入は効果があるのだろうか疑わしい。過去の例から考えて、大海の一滴としかならない気がする。通貨当局として過度な動きを阻止する姿勢を示したが、外貨準備を考えれば、あと一回くらいしか為替介入はできないだろう。根本は、日米の金融政策の方向性の違いを意識した円売り・ドル買いが要因だ。今回の介入では、円相場はわずか1時間ほどで1ドル=144円台まで7円程度戻した。FXで短時間に7円も動けば、損切りを設定していなかった投機家は証拠金を吹っ飛ばしただろう。やはり、FXは博打としかいいようがない。つくづく、額に汗して働く姿が尊ばれる。今後介入が終わったので、円を売ってドルを買う動きが強まり、足元では前回介入前よりも円安・ドル高になっていくだろう。週明けには、もう一度1ドル=150円越えをするような動きだろう。円安で輸入製品は大幅な値上げとなっている。その中で、年金は下げられ給料は上がらない。低金利に抑えるため日銀は債券の指値オペを実施している。しかし、いつまでも続けられるものではない。政府が財政破綻すれば、政策金利は上がるだろう。そうなった時は、未曽有の大不況だ。企業倒産やローン破綻で、日本国内は散々な目にあうことが予見できる。そこまで愚生の寿命があるとは思えないが、生きていれば不幸を目にすることになる。政治家による安易な財政出動が将来に禍根を残した。ところで、この歳になって思うことは多々ある。金品は向こう側の世には持っていけない。そう考えると、土地成金と呼ばれる人たちが、後生大事に土地の番人をしていることが滑稽だ。いずれは、相続税で政府に持っていかれる。その前に、現世で番人などはぜずに換金して使ってしまえばよいのにと思う。旅行やうまい物を喰えば、その体験が死に際であっても記憶から読み戻せる。青臭い過去の思いや楽しかったことなど、ベッドの中でもいくらでも妄想できるからだ。

|

« 今後も底の見えない展開 | トップページ | 二度と立ち上がれなくなるまで消耗させる »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今後も底の見えない展開 | トップページ | 二度と立ち上がれなくなるまで消耗させる »