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2022年11月28日 (月)

借家に住んだ方が得かも

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日本ではサッカーワールドカップ予選のドイツの勝ったことで浮かれていた。昨日、コスタリカに負けたことで実力が分かっただろう。フロックで勝つことはあっても、慢心すればめっきが剥げる。謙虚さのない発言が多いと思っていたら負けた。勝って兜の緒を締めよとは箴言だ。ところで、愚生は自宅以外に不動産を持つべきでないという考え方だった。なぜかと言うと。お袋が資産家の娘だったせいで多くの土地を所有していた。ただ、田舎の土地だから今の時代なら二束三文の価値だ。土地や借家を持つと固定資産税や維持費がかかる。戦争や高度成長期なら、インフレーションで資産価値は維持できる。しかし、デフレ下で少子高齢化社会となれば、実需がないから一部都心地域以外は土地値が上昇することはない。この30年間の平均労働者賃金が上がっていないのに家賃や土地値が上がるはずはない。そう考えれば自宅といえ、家など買わない方がよいのかもしれない。平均的な労働者が家賃に支出する金は月収の三分の一程度だといわれる。家賃10万円で借りられる家は、都内なら狭小住宅、地方ならそれなりの広さの家やマンションを借りることができる。首都圏や北関東あたりでも、新築マンションは3000万円以下の物件は少ない。年間116万円の住宅ローン返済として、フラット3535年ローンで固定金利1.8%、3000万くらいは借りられる。それも30歳で借りて払い終わるのは65歳だ。返済総額は、約4050万円になる。更に、修繕積立金や固定資産税を年に15万程度とすれば、35年間で525万円、諸経費を加えれば、総額約4600万円の支払だ。インフレーションがなく、日本の平均賃金が据え置かれたとすれば、3000万円の新築マンションの35年後は1000万円位だろう。運よく1000万円で売却したとしても、差し引き3600万円も支払ったことになる。よほどの好条件がない限り、こんなに上手くはいかない。そう考えれば、家など買わずに毎月の家賃が10万円前後の借家に住んだ方が得かもしれない。愚生の「不動産は自宅しか持たない」という考え方も、今の時世では古いのかもしれない。パワーカップルや不動産投資家と言われる人たちは、貸出金利が安いからと資金を借りまくっている。いずれ金利が上がることもあるだろうから、その時はどうするのだろうか。土地バブルの時は、多くの不動産会社や自己破綻があったことを思い出す。人の金を借りて金儲けを考えるより、タンス預金の方が安全な気もする。

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