世の中そう上手くはいかない
パウエルFRB議長が、講演中に利上げペースを落とす時期は早ければ12月の会合になる可能性があると述べた。この発言を受けて米国株は大きく反発した。S&P500種は2カ月ぶりの高値で引け。チャートから200日移動平均を上抜けたことで、一段高の可能性もある。ナスダック100指数の上昇率も大きく反発した。ダウ平均は9月安値から約20%値を戻した。S&P500種△3.1%、ダウ工業株30種△2.2%、ナスダック総合指数△4.5%。今回の発言を受けて、12月13-14日の次回FOMC会合で政策金利が50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられるとの観測が強まった。一方、パウエル議長が来月にも利上げペースを落とす可能性を示唆したことを受けて、米国債権の中・短期債が買われた。株価の予想はつくづく難しいと思う。パウエル議長の一言で、これだけ株価が反発す理由などないはずだ。株を買いたかった投資家と、空売りしていた連中が慌てて買戻しした結果なのだろうか。詮索しても理由は分からないが、愚生にとって株が上がることは良いことだ。昨日まで、年末に半分くらいは米国株を売却しようかと思っていたが気が変わった。他人には信念を持ってやれと気軽に言うが、自身の事となると難しいものだ。今後、米国金利の一服感からドル安が進むようだ。これでは、株価の反発と相殺されてしまう。世の中そう上手くはいかないものだ。ところで、今日から12月だ。今年もあとひと月だと思うと時の流れが早いことに驚かされる。人の記憶とは不思議なものだ。愚生の人生において、大学生時代が非常に長く感じる。やはり自分自身にとって、日々変化にとんだ時期だったのだろう。そして、晩年に各地を旅行したことも鮮明に記憶として残る。小中学生や高校時代までは、強制されて学校に行った気もするから、楽しくなかったのかもしれない。終活を迎え思うことは、つまらないことに一喜一憂していたと思うことだ。親の気持ちが子供心に乗り移っていたのだろうかと思う。親に褒められたいとか、親の自慢話に加わりたいという子供心だったかもしれない。人は終活を迎えて、初めて物事の本質を知るようだ。しかし、「時すでに遅し」という感じだが・・・・。
追伸、いまブログを書きながら鶴田浩二が歌う軍歌を聞いている。これもすべて、お袋が口ずさんでいたことで覚えたものだ。
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