« はっきり言って藤井五冠は強すぎる | トップページ | 相場の金と凧の糸は出しきるな »

2023年1月11日 (水)

日本の食卓からマグロが消える

Img_ae6690013fa0da080bdebc0aa066cc786992
中国人でも刺身や寿司が好きだという人は多い。また、最近は多くの中国人が日本の魚を購入しており、将来的には日本の食卓からマグロが消えてしまうという危惧もある。『食在広州』つまり、食は広州にありだ。商用で香港に何回も行ったが、当時(40年前)の香港に住む人は、食事にかける時間とお金は半端ではなかった。焼津漁港を訪れる中国人バイヤーは、マグロを次々と買い付けて本国の中国へと送る。また、仲介業を営む人からは、中国でマグロの需要が高まる中、日本が買い負けているという。愚生も近くのダイエーに行くが、キハダマグロは売っているが本マグロは少ない。本マグロは高級品だから、神奈川県のE市にあるダイエーの客層には売れないのかもしれない。食材といえば、中国はマグロだけでなく牛肉の需要も高まっている。ステーキを提供する飲食店グループの社長は、中国 韓国、台湾などの方が、日本より高い価格で買い付けているという。寿司店を中国に拡大しておいしさを知ってもらうのはもともと日本の戦略だった。しかし、その反動で日本人が食えなくなったのでは本末転倒だ。中国は1度にたくさん買い付け、意思決定も早い。そのため、日本企業も外国人とのビジネスを優先するようになっている。日本の労働者の賃金が停滞している間に、中国との所得格差がどんどん開いていったようだ。愚生のような歳になれば、中国人に高級食材を奪われても、それほど気にはならない。何故なら、年金生活では高級魚など無縁だからだ。ただ、なにか虚しい気がするのは老いたからだけだろうか。

|

« はっきり言って藤井五冠は強すぎる | トップページ | 相場の金と凧の糸は出しきるな »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はっきり言って藤井五冠は強すぎる | トップページ | 相場の金と凧の糸は出しきるな »