戎天井と言われる1月初旬
6日(金)の米株式相場は反発して、約1カ月ぶりの大幅高となった。12月の雇用統計で、労働者の賃金の伸びの減速が示されたことが理由だ。ただし、失業率が53年ぶり低水準となったことで、労働市場のひっ迫の解消が進展しなかったことを示唆している。
S&P500種株価指数△2.3%
ダウ工業株30種平均△2.1%
ナスダック総合指数△2.6%
S&P500種株価指数は昨年11月以来の大幅高となり、週間ベースでは1.5%上昇。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は同0.9%値上がりした。しかし、FRB当局者は利上げ継続の必要性を相次ぎ強調したため、当面金利の緩和はなさそうだ。FRBの次回会合での25bpあるいは50bpの利上げ幅を巡る議論は、米消費者物価指数(CPI)の数字次第になってくる。ドルは対円では一時1.1%安の132円ちょうどを付けた。愚生の持つ銘柄は、一昨年(2020年)の高値から、戎天井と言われる1月初旬の円ベースで▲20%の下落だ。一昨年末に1/3を売却したが、金利上昇で株価下落の可能性が大きかったから、もっと売却していればと悔やむ。しかし、株にはタラレバは厳禁だから、後から悔んでもしょうがない。今後、戎天井でもこの株価ならもっと下落する可能性は高い。「買い」の場合は、慎重に買い場を探して最終的に「買わない」という選択肢もある。しかし、「売り」の場合はすでに保有しているため、いつかは必ず売ることになる。そう考えれば、利が乗っている時に根拠もなく売らないで持ち続けるという選択肢はない。今後のことを考えれば、「利食い千人力」と含み益が十分ある間にもう半分を売却した。愚生のような終活期の者には、儲けるより損をしないことが優先だ。過去の経験から、利食いでも損切りでも、ぐずぐずせずにさっさと売ることが正解だと慰めた。
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