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2023年1月27日 (金)

景気後退の影は見えないのだろうか

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昨日は、GDPが予想より堅調なことを受け、ナスダック指数を含め米国株価は反発した。FRBによる金融政策引き締めはすでに経済の他の部分に影響を及ぼしている。10-12月の設備投資は急減速し、住宅投資も低迷が続いた。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では25ベーシスポイントでの利上げが見込まれている。投資家は引き締めが終わりに近づきつつあると株式に資金を戻し始めたのだろうか。一方、米金融当局者らは、インフレに打ち勝つまで年内は金利を高い水準で維持することを示唆している。米金融当局は積極的引き締めでインフレ退治に励むが、株式市場関係者は経済活動に影響を及ぼすから過度な利上げを続ければ政策ミスを起こすと警鐘する。どちらが正しいかは知らないが、双方とも自分に都合のよいように考えている。愚生は昨日の株の上げは、ショートカバーだと思う。先走りして、GDPが予想より悪いと見て空売りにでた投資家の買戻しではないのだろうか。いつものことだが、愚生の売買の反対方向に株価が動くので呆れる。それなら、思ったことと反対の売買をすれば儲かるのだろうが、それもまた難儀なことだ。2021年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の反動から需要が急回復し、米経済は5.9%増と1984年以来の高成長を記録した。しかし、今期の住宅投資は年率26.7%減と、7四半期連続でマイナスを記録した。住宅ローン金利の急上昇を背景に、昨年の住宅販売は2008年以来の大幅減となった。そして、米中古住宅販売も減少続いた。10-12月期のGDPの改定値は2月下旬に発表されるが、リセッション(景気後退)の影は見えないのだろうか。愚生は多くの企業で授業員の解雇を行っていることから、企業業績は悪化していると見ている。いずれ株価に織り込んでくるのではないかと思う。年末には底を打つだろうから、その時点で改めて投資を考えたい。

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