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2023年2月26日 (日)

死にゆく者が足を引っ張る

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日経によると、デジタルカメラの平均単価が急上昇しているという。デジタルカメラをヤフオクですべて売却した愚生にとっては初耳だった。コロナ禍で旅行をしなくなったせいで、カメラはスマホで十分だと思い旬のうちにすべて売却したからだ。必要ならその時点で再度考え直そうと思っていた。2022年の世界のデジカメ平均単価は8万5千円と新型コロナウイルス禍前と比べて3年で2倍超に上昇したという。愚生が最後に持っていたカメラはサイバーショット「SONY DSC-RX100M6」だったので、既に後継機種は販売されていた。ヨドバシカメラでは価格が18万円台だから低級機が減ったのだろうか。スマートフォンの台頭で縮小してきたデジカメだが、日常風景をこだわって撮影したいという初級者の市場を切り開いているという。ただ、スマホの撮影機能もずいぶんと進化したから、それほど広がるマーケットとは思えない。しかし、動画撮影では高級デジカメで夜間でも撮影できる機器は必要だろうから市場は底堅い気もする。愚生が持っていたソニーSONY「α7SⅢ」の前機種α7SⅡなどは夜間撮影には非常に適していた。最近のカメラは、人工知能(AI)など先端技術を活用し高速で動く被写体を撮影・認識できるものが多いというから簡単になくなる市場だとは思えない。ところで、終活の一環で愚生が立ち上げていたサーバーを閉じた。持っていたコンテンツは、愚生だけのものではないと考えていたのでメモリスティクにコピーしてメンバーに発送した。なにか物を整理すると、すっきりした気持ちになる。そういえば、愚生の住むマンションも死後に面倒な手続きをしなくて済むように妻名義に切り替えた。愚生自身の持ち物は僅かしかなくなったが、家族にすべて分配したため、先々の憂いがなくなったことで気持ちは軽い。よく「死んだら渡すから」と言う生前の口頭遺言などは当てにならない。突然死の場合は、法定相続人の間では何の権利も保証できない。また、死んだらと言うことは「死ぬまで渡さない」と言い替えることもできる。確かに、一旦渡してしまえば、どうするかは譲渡先の自由だ。愚生の親族の中にも、自身の借金が多く苦しいので生前贈与を受けた先祖代々の土地を断りもなく売却したひともいる。しかし、死にゆく者が生きている人の足を引っ張ることはよくない。愚生は早く渡して好きにさせるのが一番良いと思う。そう思って、横を見るとチワワのロイ君がかわいい顔で寝ている。そういえば万が一の時に、この子の見受け先に渡す金も用意しなければと、もうひと踏ん張りするモチベーションが沸いてきた。

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