今さらできることはない
今日は引っ越しから1年経った記念日だ。正確には明日だが、箱根の温泉に行くので今日としよう。昨年の今頃は、梱包を頼んだ引っ越し屋さんの作業員が家に来ていて、ワンちゃんも含めて気ぜわしかった。年明けに住所が変わるとなると、新型コロナの注射や確定申告も前住所で急いで行った。子供たちが学校に通っていなかったことは幸いだった。愚生はお上りさんだったため、F社に入社と同時に横浜市の田園都市線沿線の社員寮に住んだ。当時の社員寮は、6畳に2人と酷い扱いだった。入社後は残業100時間というハードな時代だったため、半年後には寮を出て会社近くのアパートに越した。その後、結婚して川崎市宮前区(当時は高津区)丘陵に建つ団地や家族が増えたこともあって横浜市青葉区(当時は緑区)のマンションに住んだ。そして、子育て時代を含めて東京郊外の戸建てに32年間も住んだ。人生は長いようだが、愚生にとっては走馬灯のような気がする。今の神奈川県E市のマンションも越してから1年と言うが、昨週越した感覚だ。人の一生は短いと言っても、記憶を掘り起こせばいろいろなことがあった。思いだしたくないことも多いが、そういう記憶に限って鮮明に浮かぶ。今年お袋が逝ったことは、気分的に一息ついたという気もあるが、なにか寂しい気がする。明日は我が身だとつくづく思う。人生でやり残したことはないかと問われても、今さらできることはないと思うから考えたくない。愚生の人生は、古い自転車に子供たちと妻を含めた4人乗りのようなものだった。自転車を漕ぐことを止めれば、一家心中するしかなかった。選択肢がなかった分、人生の歩みに不満はない。そういう意味では、お天道様に照らされた時期もあり良い人生だった気がする。愚生が田舎に住んでいた頃は、親に連れられて温泉によく行った。そういうこともあってなのだろう、温泉に浸かって何も考えないで寝ていると一番幸せを感じる。
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