取り越し苦労をするよりポジションを空
昨日、ワシントン経済クラブの対談イベントに登壇した米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、1月の雇用統計について、誰も想定していない強さだったと語った。そのうえで、インフレを抑えるプロセスに、かなりの期間を要するとの見解を示した。1月の雇用統計は就業者数が市場予想を上回る伸びとなり、米債券市場で金融引き締めが長期化するとの見方が広がっていたからだ。パウエル氏はインフレの鈍化はまだ先は長いとも考えているようだ。金利については今後の金融政策はデータ次第で判断するという姿勢を強調した。愚生も夜中の2時まで起きていて、株の動きを見届けようと思っていた。パウエル議長の会見30分くらいから株価が上昇したため某銘柄を少しだけ買った。その後、株価が垂直に上がったためこれは幸先が良いと思っていた。ところが何をパウエル氏が言ったのか知らないが、途中から真っ逆さまに株は下がりだした。訳が分からないため、格言通り「迷わば休むべし、相場は常にあり」と考えて、買った株を全て売却した。取り越し苦労をするより、ポジションを空にした方が良いと思った。そういう訳で、昨晩はよく寝ていない。今朝、パウエル議長が何を言ったか調べてみたら、たいしたことを言っていなかった。前回の会見と同じで、利上げは今後もするという。そう考えればドル円は円高に振れたが、いずれチャートに従えば1ドル=138円くらいまで、円が売られる気がする。
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