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2023年2月 2日 (木)

注目されていたFRBの声明

Frb
先週から金融関係者の間で注目されていたFRBの声明は「インフレ率は幾分和らいだが、引き続き高止まりしている」との内容だった。ただ、物価上昇の直接的な要因として戦争と新型コロナウイルス感染拡大に言及した部分は削除された。そして、0.25ベーシス政策金利が引き上げられた。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、このところのインフレを巡る進展は利上げ終了を示唆するには不十分だと強調した。同時に、米経済を大幅なリセッションに陥らせることなくインフレ目標を達成する道はあるというが、市場関係者はだれも信じていない。インフレ抑制に向けた取り組みを進める中、FRBがどこで利上げを停止するかは明確に示さなかった。利上げの最終的な到達点が昨年12月に示した5.1%を超える可能性もあるとの見方も示した。そして、年内の利下げは適切ではないとも述べた。要するに年内の政策金利の利下げはないという事だから、利上げか金利維持というわけだ。S&P500の株価指数に連動するものは政府が供出したドルの総額だと言う説もある。そうであれば、株価は利率より市場の余剰金の引き上げの方が効くのではないだろうか。QE1~3で新型コロナ前の倍くらいの資金が市場に供出された。これを引き上げるとなると、株価は半値になってもよさそうだ。実際に、そこまでいかないだろうが大暴落の可能性は否定できない。また、市場ではドル安の流れだという。米国市場に魅力を感じなくなった投資資金が引き上げられているのだろうか。円に対してもドルが弱含みだ。日本の投資家が米国株を売って資金を日本に引き揚げればドル安円高の流れだ。今は1ドル128円半ばだから、もういっそうのドルの下落もありそうだ。1年前を思い出せば、1ドル122円や115円というドル円相場もあるだろう。今日は東京地方も強い寒波が来るという。勤め人を辞めた愚生には関係がないと、今の境遇に感謝している。今年はリセッションでいつ暴落が来るか分からないから、温泉に行く小遣い程度の利益でよいだろう。

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