昔の1日が今の1週間
昨日の米国株式市場は米債利回りの低下が追い風となって大幅高で取引を終えた。インフレや金利を巡る懸念が和らいだことで米債利回りが低下した。この結果、主要3株価指数全てが上昇した。特に金利に敏感な大手ハイテク株が買われ、ハイテク株の比率が高いナスダック総合が2%近く上昇した。愚生も米国債ETFを持っている関係で、金利低下で債券価格が上がるから嬉しい。ただ、米国金利の低下は円高に振れるので、いくぶん相殺されてしまう。株式評論家という予想屋は、占い師と同じで風向きが変わると朝令暮改で責任を取らない。一方、ファンドマネージャーや個人投資家はポジショントークが多い。本人がそう思って投資しているのだから批判もできない。愚生も以前は、自分に都合の良い情報ばかりを入れて大損したことがある。そして、ポジションを持つとどうしても考えが曲がって正しい判断ができない。ところで、ボヤボヤしているうちに3月になってしまった。最近は昔の1日が今の1週間くらいに感じる。晩年は時の進むのが早いことに驚かされる。ブログを書ていると、エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone、イタリアの作曲家)のニュー・シネマ・パラダイスの映画音楽が流れてきた。そういえば、映画の冒頭は過去を振り返るところから始まる。愚生の好きなイタリア映画だが、今の心境に似ている気もする。そういえば、古い友人から昨日、返礼品の古印モナカをもらった。足利の名産品らしい。人から貰ったものは嬉しいので、食べておいしかった。彼との出会いは、50年くらい前だったような気がする。まだ、愚生も10代の頃だったと思う。利害関係のない友人だったこともあって今も長く続いている。会社に勤務していた頃は、毎日酒を飲みながら熱く語っていた友人であっても疎遠になってしまう。そして、今も年賀状をやり取りしている人は、ほとんどいなくなった。どうしても、終活となると脳裏に浮かぶものは近くのことより古い時代が多いようだ。
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