米国株式市場は楽観的
一昨日、米株式相場の続伸は米利上げが既に市場で織り込まれている水準を超えることはないとの観測だという。後付け解釈だから楽観的な見方かもしれない。
S&P500種株価指数 1.61%
ダウ工業株30種平均 1.17%
ナスダック総合指数 1.97%
ハイテク銘柄中心のナスダック100指数はこの日、2月初旬以来の大幅高となった。今週発表された雇用関連指標では労働市場の強さが示唆された。それもあって、米金融引き締め継続の必要性を唱える根拠となった。しかし、アトランタ連銀総裁が前日に今夏の利上げ停止があり得ると発言したことから市場が楽観したと言う。株式市場の後付け講釈は聞き飽きたが、市場参加者心理が好転したから株価が上昇したことは確かだ。米金融当局の最もタカ派的なメンバーですらも金利を既に織り込まれている水準以上に引き上げる必要はないとの見解らしい。一方、米国債は上昇(利率が下がる)した。予想を上回るISM非製造業指数を受けて、米国債利回りは週間ベースでは上昇した。
米30年債利回り 3.87% -2.99%
米10年債利回り 3.95% -2.51%
米2年債利回り 4.86% -0.54%
この結果、外国為替市場ではドル指数が低下し、円は対ドルで135円台後半に上昇した。
愚生は債券金利と株価は卵とニワトリの関係な気がする。どちらが先かはともかく、相反する関係だ。一方、中国のロックダウン解除など世界経済の活性化から原油価格は上昇する気がする。また、ニューヨーク金相場は、週間ベースでは1月中旬以来の大幅高となった。中国経済が回復ペースを速めている兆候が示され、金の割安感からだろうか。インドや中国、ロシアにしても米ドル基軸通貨などから脱したいだろうから金地金を買うのは当然だ。米国は紙にドルと印刷して、借金を返せなくなると為替を暴落させて負債を棒引きにする。こんなことの繰り返しに、敵対国は辟易しているから金を買うのだろう。愚生も紙への印刷やコンピューター上のデジタル数値など信用が薄れれば価値ないと思う。やはり、短期的に利息はつかなくても有史以来の金貨(金)をある程度持つ方が安心だ。今回、米連邦準備制度理事会(FRB)からは、想定より高い水準に政策金利が引き上げられる可能性が示されている。しかし、金相場はこうした状況下でも上昇したことは、愚生と同様の考えをする人が多いのだろう。
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