ダウ工業株30種平均は一時600ドル下落
昨日はパウエルFRB議長が米連邦議会で証言した。雇用や個人消費、インフレの動向について、1カ月前に見られていた軟化傾向が一部逆転した。2月は利上げ幅を通常ペースの0.25%に圧縮したが、次回は再び0.5%に引き上げると示唆した。そのため、ドル円が137円まで円安に進んだ。そして、株や金、原油が大きく下がった。実際には、それほど大きな変化がないにもかかわらずボラティリティを高めて金儲けしようという市場関係者の思惑だろう。7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比の下げ幅は一時600ドル近くに達した。パウエル氏の発言を受け、幅広い銘柄に売りが広がった。債券市場では金融政策の影響を受けやすい2年債利回りが一時5.02%と2007年以来の水準に上昇。パウエル氏は8日午前にも下院の金融サービス委員会で議員の質問に応じる。今度は何を言うのかしれないが、また株価は大きく揺すぶられる可能性が大きい。愚生も終活という事もあって、債権や金、原油、株は欧州指数と分散していたため被害はすくなかった。つくづく、ポートフォリオの重要性を認識した。米国のインフレは家賃以外の分野で鈍化の兆しが見えていないという。日本などは少子高齢化下の大量のアパート建設で、地方では空き部屋が増えて困っている。金利低下でばら撒かれたお金が、首都圏の不動産を異常に押し上げた。愚生は1980年代の後半に起きた土地バブルを体感したから、同じことが繰り返されると確信する。パワーカップルと呼ばれる新築タワマン取得者などは土地バブルを知らない。減価償却した古くなったマンションの暴落が、ローン返済が人生に大きく襲い掛かることを知らないだろう。1990年前後に住宅を取得した人たちの多くは、定年退職までローン返済が生活費の多くを占めることになった。愚生も例外ではなかったが、家の買い替えだったことで少し救われた。歴史は繰り返すと言うが、人は過去から学ばない。そういう愚生も、株価ボードを横目で見ながらブログを書いているから同じ穴の狢だ。
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