恥だから富山県出身を名乗るな
みずほフィナンシャルグループはシステム運用を担う要職に、日本IBMから部長級を迎えるという。全国にある7割強のATMが一時止まるなど、みずほ銀行では2月末から2週間足らずで4件のシステム障害が起きたからだ。2019年夏に本格稼働したみずほの勘定系システムは富士通と日立製作所、日本IBM、NTTデータの4社が中心になって開発した。日本IBMは基盤の構築を担ったという。基盤というから主力はIBMコンピュータシステムを使用したのだろう。そして、みずほ銀行は、日本IBMの人材を「最高情報責任者(CIO)補佐」の位置づけとする。しかし、IBMから要職に人材を迎えても問題の解決になるのだろうか。システムを提供する立場だった人材を使う側の要職に起用した。しかし、日本IBMは製品を販売しても、細かな作り込みまでの構築はしないはずだ。日本IBMでは、販売製品のシステム評価やプログラム開発などはしないから、システム障害が起きても派遣された部長級の人材に対応能力があるとは思えない。これでは、指摘された運用面での課題解決にはならないような気がする。また、統括していた石井哲専務は、人事などの経験が長く、みずほが2014年に委員会設置会社へ移行した際には取締役会室長としてガバナンス整備を担当した。ただ、システムの開発や運用に携わった経験は乏しいという。そもそも、こんな重要な地位に素人を据えて置くなど危機管理欠如も甚だしい。みずほ銀行は、以前の大障害時も、富士銀行出身者の素人役員が一勧系システムを監督するという人事をしていた。どうも、この銀行は勘定系システムが何度も大障害を起こしていても懲りないようだ。ところで、富山の恥である大関朝乃山とスポニチの記者の処分が決まった。朝乃山とキャバクラに通っていたのは東京本社編集局記者だった。10日付で諭旨解雇処分というから厳しい処分だ。記者は事実隠蔽のために朝乃山に口裏合わせを提案した。そのため、協会による事情聴取に対して朝乃山が当初、虚偽の内容を述べていた。しかし、記者に唆されて嘘をついたと言っても、大学出の朝乃山に非がないはずはない。1年の出場停止では三段目まで落ちるそうだ。栃乃心や照ノ富士を見習って欲しいが、愚生には朝乃山を応援も同情もする気はない。それより、恥だから富山県出身を名乗ることを止めて欲しい。
最近のコメント