今朝のテレビニュースで、モンゴル人力士の口裏合わせが散見される。白鵬は、日馬富士はビール瓶で貴ノ岩を殴ってはいない。ビール瓶を持っていたが滑って落ちたという。馬鹿も休みやすみいえと言いたい。ビール瓶で殴ったその瓶が、勢いのあまり手から滑り落ちたのだ。いずれにしろ、医師の診断書は「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」と深刻な症状だ。理由はなんであろうと、相手を殴って重傷を負わせれば傷害罪だ。
相撲界というところは非常識極まる。元時津風(双ツ竜)親方など、リンチで弟子を殺しておいて、指導だと言い放っていた。その証拠に、貴ノ岩の兄ルブサン・アディヤさんがテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」の取材に応じて真相を話した。日馬富士から暴行されたことを貴ノ岩から知らされたのは「29日から30日あたり」とし、「
自分に落ち度、非がないのに暴行を受けたと声を震わせながら話した」と証言している。そして、関係者によると白鵬が止めに入ったという証言もあるが「横綱白鵬が同席していたけが止めなかった。なぜ同席していたのに止めなかったのか」、ルブサン・アディヤ氏は「悔しく思っている」と吐露した。これでは、白鵬は共同実行の意思の形成過程に参加したことになる。実際に白鵬は、傷害に参加しなかったが共同正犯だ。日馬富士と同様に、白鵬も即刻休場扱いとすべきではないか。日馬富士は傷害罪。白鵬、鶴竜は共同正犯であれば、心技体の横綱に相応しくない。当面、相応しくないモンゴル人横綱は休場させるべきだ。今回の事件で、立川志らく氏は「貴乃花親方を非難するような声も出ているけど」とした上で「弟子って思うから、ちょっと分かりづらいけど、自分の息子がビール瓶でぶん殴られてケガさせられたら、当然、訴えますよね」という。協会に相談せずに被害届を鳥取県警に出したことは「相撲界の隠蔽体質が分かっているから、話しをしたらつぶされてしまうんじゃないか。
貴乃花親方は相撲界を変えるために、日馬富士を辞めさせてでも、そういう覚悟で」と親方の思惑を推測する。さらに志らく氏は、今回の貴乃花親方の行動を「警察沙汰にして日馬富士辞めてもらって、そんでもって何とか変えるんだという、そういう狙い」と繰り返す。愚生も全く同感だ。相撲協会に言えば、理事長預かりとなり身動きが取れなくなる。今回の傷害事件は、日本の刑法によって裁かれるもので、相撲協会が云々言う話ではない。白鵬が今回の口裏合わせを主導しているなら由々しき問題だ。そもそも、休場する鶴竜が酒を飲んでいるなど日本の相撲を舐めきっているからだ。貴乃花親方の母でタレントの藤田紀子さんは、16日放送のフジテレビ系「バイキング」に生出演し、大相撲の日馬富士が暴行した事件について「また起こったかと思いました」と言及した。そして、貴乃花親方は鳥取県警に被害届を提出したが、協会のヒアリングで「分からない」と答えたことに藤田は「分かっていても言えないということだと思います」と推測した。さらに「届けを出しているから司法にお任せします。今、余計なことをしゃべると両方にとってよくないという判断があったと思います」と貴乃花の腹の内を推測する。貴乃花親方が貴ノ岩の休場に伴う診断書を場所前ではなく2日目に提出したことは「私には分からない裏の何かがあったのかと思います」とし、殴打事件の後も貴ノ岩は巡業に出たが「頭で当たってはないと思います」とコメントした。その上で「モンゴルの仲間達と会って、お酒の出来事がありました。力士は親方を怖がっています。モンゴルの同朋の横綱のことは言えない。それで事情を聴くのは遅れたんだと思います」と貴ノ岩から親方の報告が遅れたのではと見通した。また、酒席に白鵬、鶴竜、照ノ富士ら横綱・大関が同席していたことにも触れ「下の格の力士ではない。横綱、大関がいながら、力づくでもどうして止められなかったのか不思議。力では負けるわけがないのですから」と疑問の声を上げた。貴ノ岩の生活態度への注意がトラブルの発端とされているが「一人の横綱が怒って注意をしているのだから、他の横綱、大関は口出ししまいと思ったかもしれませんが、状況によっては止めるのも親切。そうすればここまで大きくはなっていなかったかもしれない」との考えも示した。相撲部屋の女将さんの意見だから、説得力がある。相撲界は、愚生の住む世界とは違うのだろう。しかし、ここは日本だ。モンゴルではないし、強ければ暴力が免罪されるわけではない。日馬富士や白鵬、鶴竜も相撲は良く知っていても日本の慣習には疎い。白鵬が口裏合わせをするのは、傷害事件での共同実行の意思とも受け取られる。横綱は心技体というが、モンゴル人三横綱とも相応しくない。相撲協会は、刑事事件の日馬富士は永久追放、白鵬・鶴竜には早く引退勧告を出して収めるべきだ。
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