ディズニーがネットフリックスを抜いた。
今決算でウォルト・ディズニーがストリーミング動画配信サービスの加入者数でネットフリックスを抜いた。ディズニーの健闘で、ストリーミング産業はコンテンツ勝負だという事が明らかになった。ディズニーのストリーミングサービスの総加入者数が約2億2100万人となり、ネットフリックスの2億2070万人を抜いた。すいぶんと後発にもかかわらず、ネットフリックスに競り勝った。ディズニーは、ネットフリックスを追撃するために、コンテンツに300億ドルもの投資を行ったという。ストリーミング技術などの通信速度やサーバー容量より、顧客が見たいコンテンツを揃えられるかが勝負になる。過去からのコンテンツが蓄積されたディズニーと新興のネットフリックスでは明らかに体力差があったのだろう。この業界は過去数年間、ネットフリックスの成功に倣うことを競い合ってきた。しかし、競合各社はストリーミングを事業戦略の中心に据えるというよりも、徐々に複数ある事業の1つとして位置付けるようになってきた。アナリストによると、加入者数の伸びが主な成功指標だったここ数年の流れが終わり、事業の成否を判断するキャッシュフローが重視されるという。ハリウッドにこうした堅実な風潮が広がったのは、新型コロナウイルスのパンデミックに伴う加入者の急増が終息したことによる。ネットフリックスの急減速も影響し、株式時価総額は3000億ドル余りのピークから約1000億ドルと三分の一に減少した。今後さらに、苦境はさらに深まるかもしれない。HBOと合併したWBDは、先週、映画ストリーミング配信の「HBOマックス」の高コストのプロジェクトを打ち切り、評価損を出してこの分野を縮小する。メディアアナリストからは、WBDは「白旗を揚げたのだろう。痛みを引き受けられるほどの金銭力がないのだ」と解説する。どうも、コンピューター同様に、ハードよりソフト勝負が決めてとなってきた。愚生は当たり前のことだと思う。NHKのくだらない8K・16K技術や、インターネットに接続しなければ運用できないような地デジ機能は早期に止め、受信料を安くするためにスクランブル化すべきだろう。
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