映画・テレビ

2020年11月16日 (月)

『東京家族』はオリジナル版と遜色なし

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昨日は、時間を持て余したのでアマゾンプライムで、『東京家族』を見た。東京家族は、小津安二郎監督による『東京物語』(1953年)をリメークして制作したものだ。設定やストーリーなど大部分を踏襲したが、時代背景を平成に移し替えた。広島側の舞台は、尾道から豊田郡大崎上島町に変更された。愚生は小津安二郎の『東京家族』は、何度か見た記憶がある。出演者は、笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子、山村聡、三宅邦子、香川京子、そして東野英治郎や中村伸郎と、そうそうたるメンバーだった。そういう理由で「男はつらいよ」シリーズなどの娯楽映画を手掛けた山田洋次監督の作品を見る気はなかった。しかし、現代の東京を舞台とした家族の物語『東京家族』は、老夫婦役に橋爪功と吉行和子、長男役には西村雅彦、長女役には中嶋朋子と、実力派の役者が揃っていてオリジナル版と遜色を感じなかった。また、ロケ地が東京郊外の町田市の高級住宅街「つくしの駅」近辺だったことも親近感を覚えた。そして、長女の美容室は小田急沿線。高級ホテルは、横浜のコンチネンタルホテルだった。愚生の勤め人時代の友人がコンチネンタルを結婚式で使ったが、400万円も払ったと言っていた。尾道市から変更したのは、交通環境が整備され『東京物語』の時代ほどの片田舎ではないため、フェリーに乗る大崎上島町に変更したという。東京物語では、主役の老夫婦が子どもたちからプレゼントされるのが、熱海の温泉旅行だった。今回は横浜のコンチネンタルという高級ホテルに変更された。愚生は熱海旅行では都合が悪ければ、箱根にすべきだと思った。いったい、コンチネンタルに泊っても何を見るのだろうかと疑問に思った。今回は『東京物語』における三男と次女にあたる人物は登場しない。そのかわり、『東京物語』では戦死した設定となっていた次男は生きていて、妻夫木聡とその恋人を蒼井優が演じていた。彼らの演技力も素晴らしく、改めて若手の実力派を見た気がした。愚生が論評する知見は持ち合わせてはいないが、正直『東京家族』の方が面白かった。それは、映画自体よりも、つくし野や田園都市線、小田急線などが身近に感じたからかもしれない。そういえば、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督がマルチェロ・マストロヤンニ主演で撮ったイタリア製人情悲喜劇「みんな元気」や、それをリメークしたロバート・デ・ニーロ主演の「Everybody's Fine」なども、同様に小津安二郎監督の「東京物語」のリーイク版だろう。老人の目を通して人間のぬくもりと残酷さが垣間見られる。愚生もその年になって、この映画の深い意味が理解できるようになった気がする。

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2020年11月 1日 (日)

人種の細かな特徴は見分けにくい

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映画「007」シリーズの主人公、初代ジェームズ・ボンド役で知られるショーン・コネリー(90)が、大西洋の島国バハマ(自宅)で死去した。英BBC放送によると、死亡日時や死因は不明だ。「007」シリーズというと愚生が北陸の田舎にいた時期に、第4作の「サンダーボール作戦」を母に連れられて観たことを思い出す。当時は小学生くらいだったから、ボンドと女性の絡みは少し刺激が強かった。彼の出演した映画は、007以降もテレビなどを通じて多数観た。彼の演技が上手いとか下手という風評はともかく、愚生は好きな俳優だった。死亡時の自宅は「バハマ」というから、老後は暖かいカリブ海で過ごしていたのだろう。007以降で記憶にあるのは、大学時代に観た「風とライオン」だ。ショーン・コネリーの演じた主人公のライズリーはベルベル人の族長だったというからアラビア人の役だ。ショーン・コネリー自身はスコットランド人だから、英国人から見れば奇異に映ったのではないかと思う。しかし、作品は米国映画だから、この辺の細かい所はいい加減なのだろう。いずれにしても、東アジア人である愚生から見ると、欧米人の細かな特徴は見分けにくい。黒人となれば、更にわからないだろう。米国子会社に出張した際に、白人女性は中国人と日本人の見分け方は、顔が「四角」か「丸い」かだと言っていた。特徴の見分け方がこの程度だから、米国ではスコットランド人とベルベル人の違いなど判らないのだろう。沢尻エリカの母はフランス国籍と言うが、ベルベル人というから人種的にはアラビア人だ。いずれにしても米国人は混血が進んで、純血種などはいないのだろう。愚生が英国子会社に行った際は、スコットランド人とイングランド人の見分けた方は、スコットランド人は英語が下手で聞き取れないという区分けだった。グローバル化で混血が進むと、混血児は自分のアイデンティティーをどう保つのだろうか。滝クリやベッキーなどは日本人との混血だろうから、外人の目から見れば日本人の括りなのだろう。長々とどうでも良いことを書きすぎた。いずれにしても、ショーン・コネリーが亡くなったことは、愚生にとっては印象的な俳優だったため寂しい限りだ。ところで、愚生宅のロシアンブルーもいつまで生きながらえるか微妙だ。本人は愚生の隣部室に引っ越してきたため、夜トイレに行く時に顔を会わせる。何時も首を起こして、スフィンクスのような姿で一睡もしていない。かみさんに聞くと、夜は何時も寝ていないという。愚生の友人宅の拾ってきた野良猫などは、飯を食う間しか起きていないというから大違いだ。同じ猫でもずいぶんと振る舞いに差があるようだ。こういう話を聞くと、改めて愚生宅のロシアンブルーのやんごとなき血統に敬服する。

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2020年10月17日 (土)

NHKのスクランブル化

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NHKは、未契約世帯への訪問活動などで年間約300億円の経費がかかっている。そのため家庭や事業所でテレビを設置した場合に、届け出を義務化するように要望する。この制度改正が実現すれば受信契約の対象者を把握しやすくなり、公平な負担を実現できると主張する。NHKの言う公平とは、見てもいない人から強制的に受信料を徴収することらしい。しかし、この悪法自体がNHKを肥大化させ、非効率な運営を可能にしているのだろう。愚生の知人に、NHK職員がいたが、彼は27回も転勤したという。よほど仕事に合わなくて、職場をたらい回しにされたのだろう。民間企業なら、上手い理由をつけてとっくに解雇されている。NHKの要望は、設置届け出の義務化に加え、未契約者の氏名を照会できる制度の導入も求めるという。見てもいないNHKの受信料を払わないことは、あたかも犯罪者のような扱いで未成年者の名前も調べるという。こんな増長をNHKに許してしまったのは、いったい誰だろう。N国党になぜ、あれほど自民党の批判票が流れたのだろうか。政府はデジタル庁やハンコ廃止をうたうが、今時、最新の情報をテレビに頼る人は少ない。インターネットで情報を検索した方が遥かに速いからだ。映画やドラマでも、ネットで観賞する人が多いからネットフリックスなどが伸びている。インターネット経由の映画やドラマ、そしてスマホに支払う料金などを含めれば、見もしないテレビの受信料の強制徴収などは廃止にして頂きたい。昨今、デジタルを語るなら、早急にNHKをスクランブル化すれば済む話だ。見たいなら人から料金を取ることは正当だろう。しかし、見たくない人からもお金を取って儲けようとすることほど、不公平なことはない。そもそも、スクランブル化すれば、ホテルでNHKを見る人は少ないだろうし、民放を圧迫することもない。NHKの競争力を高め、効率化するにはスクランブル化して、独立法人にするしかない。このような簡単なこともできないで、デジタル庁を叫んでみても、絵に描いた餅にしかならない。

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2020年10月12日 (月)

必ず感動できる『ニュー・シネマ・パラダイス』

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晩年を生きる愚生は、土日というと特にすることがなく時間つぶしをする必要がある。幸い口語・文吾訳の聖書のキンドル版が99円という破格の値段だったため購入してあった。愚生は名ばかりのクリスチャンだが、聖書は何度か苦痛を抑えて通読した過去がある。エドガーケーシーは、毎年通読したというから頭が下がる。愚生の場合は、読むといっても、ただ字面を追うだけだ。最近はAmazonエコーという便利なものがある。依頼すれば、AIが朗読してくれる。内容は馬耳東風で抜けていくが、良い子守唄になる。そういうわけで、昨日も聖書朗読をさせながら昼寝をした。しかし、目覚めてからまだ少し時間があったので、何か映画でも見ようかと思った。必ず感動できる映画は少ない。1988年公開のイタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(伊: Nuovo Cinema Paradiso)は、その中の1つに数えられるだろう。監督はジュゼッペ・トルナトーレで、映画は彼の自叙伝でもある。中年を迎えた映画監督が、映画に魅せられた少年時代の出来事と青年時代の恋愛を回想する物語だ。映画もそうだが、バックグラウンドのエンニオ・モリコーネの音楽も良い。何度か見た映画だったが、今回偶然見たのが「劇場版」だった。第二次世界大戦終結から間もない頃は、日本と同様に、映画館は唯一の娯楽施設だったのだろう。愚生も両親と大映製作「赤胴鈴之助」などを見た記憶がある。愚生が育った地域は、外界から隔絶されたシチリア島の村落とまでは酷くないが、冬は閉ざされてしまう豪雪地帯だった。「十戒」や「風共に去りぬ」が戦前に製作されたと聞くと、大東亜戦争がいかに無謀だったかが分かるように気がする。映写機が回り、アメリカ映画の中で描かれる想像を超えた豊かさや、ロマンティックな男女関係などが映画に映し出される。映画は、故郷の母から少年時代から親しくしていた映画技師のアルフレードが死んだことを知らされる。30年経を経てローマで映画監督として成功し、年老いた母の待つ故郷の村に帰って葬儀に出席する。そして、「新パラダイス座」が解体される。劇場版は幼少から壮年期まで、映画館を中心に撮られた郷愁を感じる映画だ。特に最後、神父に放映カットされたキスシーンが連続する場面は圧巻だ。この映画を見終わって、少し短いと思ったので調べると「完全版」という版もある。こちらは、主人公トトの成長物語のようで、普通に恋愛をテーマにした映画のように感じる。やはり、愚生には恋愛シーンをカットした「新パラダイス座」を中心とした劇場版の方が秀作だと思う。Amazonプライムでは、両方を無料で見られる。巣籠状態で、更にアマゾンに取り込まれていく気がする。そういえば、明日、明後日はAmazonプライムディーだ。

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2019年10月28日 (月)

NHKには脱税は犯罪だという意識が薄い

1099047 お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実は、国税局から約1億1800万円の申告漏れの所得隠しを指摘された。その徳井が登場予定のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」は、第40話で声だけが流されたという。徳井は11月3日放送の第41話から最終話まで、1964年東京五輪・女子バレーボール日本代表の大松博文監督役で登場予定という。しかし、NHKは通常は代役で撮り直するが、今回は全出演者の撮影がすでに終了している。そのため、今後の対応を保留している。愚生に言わせれば、NHKは親方日の丸で税金に疎い。ずいぶん前だが、NHKの有働由美子元アナウンサーが私用の服を経費算入して摘発されたことがあった。要するに、NHK職員には脱税は犯罪行為だという意識が非常に薄いことだ。確定申告をしなかったといいう徳井は、その間、上下水道などの公共施設を使っていたはずだ。当然、日本に住む以上、日本の法律は守らなければならない。これは、有働由美子元アナウンサーでも同様だ。過去には、野村幸代さん、坂東英二さんや上沼美恵子さんまでもが摘発された。徳井のような犯罪者が日本女子バレエーの大松博文監督役を演じてよいものなのだろうか。予算がないからと、NHKはこのまま放映して良いのだろうか。愚生は、取り直しができないというなら、いっそのこと放映を止めてしまえばよいと思う。このまま犯罪者が演技するドラマを放映するなら、NHK視聴者や大松監督の関係者にあまりにも失礼だ。愚生は、いまだに小林幸子がテレビに映ると、即チャンネルを他局に変える。なぜなら、恩を仇で返すような彼女の人生観を思い出すと腹が立つからだ。公共料金として、強制的に徴集するNHKの受信料の支払いは防ぎようがない。その親方日の丸の驕り高ぶるNHKが予算の都合などと言うなら、ふざけるなと言ってやりたい。

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2019年9月 5日 (木)

Alexaのハンズフリー機能は重宝する

Ba610_242_dd3c1afb3d26eb365da70df5ffa562 3大ECサイト利用実態調査という記事があった。ECサイトを上位から数えれば、「アマゾン」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」の3つだろう。愚生の場合は、この中の楽天市場は使わないため「ヨドバシドットコム」が入る。もちろん、Amazonもyahooもプレミアム会員になっている。調査では、普段使っているECサイトの1位は「アマゾン」で、全体の90.6%。2位は「楽天市場」で56.7%、3位は「Yahoo!ショッピング」26.8%だ。その他と回答した中で多かった回答は「ヨドバシドットコム」だったという。愚生がヨドバシドットコムを使うのは、翌日配達と医薬品が他サイトより安いからだ。家電に関しては、決してヨドバシドットコムが安いとは思わない。しかし、愚生の自宅近くには、ヨドバシ店舗がある。そのため、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなど先々の修理を考えて近くの店から買っている。その方が、安心な気がするからだ。調査対象の利用者がECサイトを評価するポイントは、1番は「検索窓に入力したキーワードで欲しい商品がヒットする」、2番は「商品を比較しやすい」だという。多くの項目で、アマゾンのシステムが優位だが、アマゾンと楽天市場の評価が拮抗している項目もある。それは、スマホアプリの使い勝手程度だ。アマゾンは一つのサイトで商品を出品するマーケットプレイス型ECサイトだ。そのため商品データは、アマゾン側で管理する。一方、テナント型ECサイトは店舗ごとに掲示する情報が異なる。これでは、価格で比較は可能だが、スペックで商品を比べることは難しい。ところで、そのAmazonは9月5日、メディアストリーミング端末「Fire TV Cube」(第2世代)の販売を開始した。Alexaによる音声操作に対応するという。8個のマイクアレイとビームフォーミング技術を利用した遠隔音声認識機能により、残響音や再生中のコンテンツの音、話し声を個々のマイクが信号処理し、「アレクサ、〇〇を再生して」というユーザーの呼びかけを聞き分けて応答する。Alexaスキルにも対応するほか、内蔵スピーカーで天気予報やニュースを聞いたり、音楽を再生するなどスマートスピーカーのようにも利用可能らしい。ということは、今Alexaに接続しているスピーカーも不要なようだ。そして対応する映像サービスは、プレスリリースにはPrime Video、Netflix、Hulu、DAZN、FOD、AbemaTV、Tverといったサービスの中に、YouTubeもある。Alexaを通じて対応するテレビやサウンドバー、AVアンプ、スマートホームデバイスをコントロールする。雑音の中でもAlexaが応答する。例えば、「アレクサ、ザ・ボーイズ 字幕版を再生して」と呼びかければ、テレビがオンになり、Prime Videoで前回停止した場面から視聴が再開する。愚生も使っているAlexaは、ハンズフリー操作などの機能拡張がとても便利で重宝している。Fire TV Cubeで映像もハンズフリーが可能なら購入しようと思う。ただ、飛びつき買いはしたくないのでAmazon Prime day辺りで激安で販売して頂きたい。Fire TV Cubeは、赤外線延長ケーブルとAmazonイーサネットアダプタを付属しており、価格は14,980円とのこと。断っておくが、愚生はAmazonと全く関係はない立場だ。

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2019年7月12日 (金)

スピンオフ作品『ザ・グッド・ファイト』

20181225getty_635185328 愚生はアマゾンドットコムのプライム会員のため、多くの米国ドラマが無料で見ることができる。その中には、NHKで放送されていた、法廷ドラマThe Good Wife 『グッド・ワイフ』の最終話から1年後を描くスピンオフ作品『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』がある。同作は、弁護士ダイアン・ロックハートと、『グッド・ワイフ』シーズン7でレギュラーだった弁護士ルッカ・クインをはじめ、ダイアンの名付け子で新人弁護士マイアを中心に展開する法廷ドラマだ。金融詐欺によって評判はガタ落ちしたマイアと財産を失くしたダイアン・ロックハート二人がロックハート&リー弁護士事務所から追い出された。その二人は、ルッカ・クインに誘われシカゴの有名アフリカ系法律事務所に入るというストーリーから始まる。愚生の個人的な意見だが『グッド・ワイフ』より、こちらの方が断然面白い気がする。『The Good Fight』は、すでにCBSの代表作という地位についている作品だという。ただ、『グッド・ワイフ』の主人公アリシア・フロリックを演じたジュリアナ・マルグリーズがギャラの問題でシーズン3への出演を断っていたという。このような問題であれば、アリシアの姿を見ることは当面なさそうだ。愚生は、アリシア役のジュリアナ・マルグリーズを年増になってからしか知らない。そのため、それほど大金を払って見たい女優さんではない。そして、熟女を通り過ぎたダイアン・ロックハート役のクリスティーン・バランスキーも同様だ。このドラマを見ていて思うのは、日本ではこのような反政権的な政治的な内容を含むドラマは製作されないだろう。そして、ドラマの中では、民主党支持のダイアンは、トランプ政治と彼の言動に厳しく反発している。まるで、民主党が製作したCMドラマのようだ。この中には、トランプ夫人のメラニア役まで登場する。その吹替の訛りのある日本語には笑ってしまう。メラニアの英語は、雅子様より各段に下手なのだろう。また、このドラマで、トランプ批判が繰り返し放映されているのを見れば、虚言癖のある朝日新聞の妄想に満ちた安倍政権批判と同じだ。これでは、トランプ大統領の再選は危うくなるのではと思うくらい痛烈だ。シリーズ4以降も楽しみにしている。

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2019年4月19日 (金)

テレビからネット配信への視聴者の流入が加速

Pb11 最近は、GAFAという用語が使われることが多い。しかし、以前はフェイスブック(FB)のF、アマゾン(AMZN)のA、ネットフリックス(NFLX)のN、グーグル(GOOGLE 現在は、アルファベット)のGの頭文字を合わせたFANGだった。この中から、ネットフリックスが抜けて、アップルが入ってGAFAとなった。そのネットフリックスの成長が岐路に立たされているという。16日に発表した2019年1~3月期の有料契約者の増加数は、過去最高を更新した。ところが、4~6月期は一転して成長にブレーキがかかる見通しだ。動画配信事業にアップルやウォルト・ディズニーという巨人も新規参入するからだ。利益を後回しにして、会員獲得に向け投資を優先するネットフリックスの強気な戦略には危うさも見える。ネットフリックスの1~3月期の売上高は前年同期比22%増の約5000億円。フリーキャッシュフロー純現金収支は515億円赤字。前年同期は321億円の赤字だったから収支は悪化した。その戦略もあって、アカデミー賞を受賞した「ROMA/ローマ」など、独自作品が高い評価を受けている。2018年のコンテンツ制作・調達費用は9500億円にのぼる。テレビやHBOから視聴者を奪ってきたネットフリックスは、米国では視聴時間の10%を占める。一方で、ネットフリックスの有利子負債は1兆1200億円を超えた。今後も方針は、変えないというから赤字は続きそうだ。金利動向次第で業績や株価に重大な影響を及ぼす。過去にもインターネット企業の多くは、目先の利益を犠牲にして投資を優先させてきた。競合する米アップルは、動画配信サービス「アップルTV+」を今秋に始めると発表。スティーブン・スピルバーグ氏ら著名映画監督と組んで独自作品を配信する。また、ウォルト・ディズニーも、11月に月6.99ドルでの自前の動画配信を開始する。いずれも、ネットフリックスとの真っ向勝負となる。すでに前哨戦として、ネットフリックスはアップルへの作品提供を拒否。一方、ディズニーもネットフリックスへの番組配信を打ち切った。アナログレコードからDVDのように、テレビからネット配信への視聴者の流入は加速するだろう。ネットフリックスの4~6月期の増加数の予想値は500万人。視聴料の値上げもあったせいで、過去最高だった1~3月期960万人から急落。利用者の伸びに鈍化の兆しが出てきた。前年同期と比べても8%減る予想だ。そういえば、アマゾン・プライム会員費用も年間で千円値上げした。ところで、衆院総務委員会で通信料金とスマートフォンなどの端末代金の分離を携帯会社に義務づける法案が可決した。長期契約で端末代を値引く商慣行を是正し、通信料の高止まりを改善する狙いだ。この法整備に先行したNTTドコモは、既に携帯電話の通信料金を6月から最大で4割引き下げる新プランを発表した。といっても月額1980円だから、まだまだ使用料は高い。この問題は安倍首相が音頭をとっても効果がなかったので、今度は菅官房長官が主導した。その前兆なのだろうか。愚生が一昨日乗り換えたワイモバイルは、スマホ契約を2年縛りにすると、未使用のiPhone6Sを無料でくれた。ずいぶん昔は、auからiPhone5Sを1円(2万3千円で売却)で買ったことを思いだす。後日、IIJから「ご利用終了後のSIMカードは弊社宛にご返却ください。送料はお客様負担となります。」といメールが来た。「今頃、使用済みのSIMを送れとは、いい加減しろ、総務省に言いつける」と怒鳴ったら送らなくてもよいという。理由は、金メッキをリサイクルしたいからだという。それなら、送料がお客様負担はおかしい。

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2019年4月15日 (月)

劇場でどのくらいの期間上映すべきか

Netamazonhulu 動画配信サービスのネットフリックスは、独自の新作映画を劇場で封切るのと同時、あるいは数週間程度の時間差でネットに配信している。ライバルのアマゾン・ドット・コムは、オリジナル作品の一部について、劇場先行期間を2-8週間程度とし、その後は動画配信サービス「プライム・ビデオ」で流すという。愚生なども、アマゾン・ゴールド・カードを持っているため、プライム会員の特典が自動的に使える。そういう理由もあって、ドラマや映画は、ほとんどアマゾン・プライム・ビデオで見ている。その結果、テレビでドラマや映画を録画をすることが極端に少なくなった。今、録画をセットしているのは、BBCが放送する刑事フォイルくらいだ。さらに、ネットTVの普及も盛んだから、趣味の将棋はすべてAbemaTVで見るようになった。こういう流れは、日本以上に米国では激しいだろう。そう思うと、レンタルDVDなど、いつまでビジネスが続くのだろうかと思う。このようなネットの新興テクノロジー企業の配信サービスは、長年続いたハリウッドの伝統をひっくり返しかねないという論争が起こっている。それは、新作映画がDVDになって発売されたり、ネット上で配信される前に、劇場でどのくらいの期間上映すべきかを巡る争いだ。今の先行期間は90日が平均だそうだ。一般的に、ネット企業などが総収入を増やすには、その期間短縮なども含めて議論されるだろう。一方、映画館のオーナーにとっては、これは死活問題だ。短期に映画館以外で鑑賞できるなら、業績悪化につながることは明らかだ。娯楽大手ウォルト・ディズニーですら、ネット配信事業への参入を表明している。そうなれば、同社もより早期の配信解禁を求めるようになる。ディズニーの幹部は、注目映画については、相応の時間差をつける現行のやり方を支持するとしている。ただ、映画館の良さは別の意味である。それは、暗い劇場で映画を見ることは特別な体験だからだ。映画館でファーストキスを経験した人の数は、実家のリビングよりもずっと多いといわれる。また、映画館に座って、暗くなっていく瞬間に勝るものなどないと語る俳優もいる。今のところ、百家争鳴だが、テレビドラマや映画も含め、技術革新を踏まえた議論になるだろう。愚生などは、映画館まで出かけて行って鑑賞するより、自宅で映画を見る方を好む。思い出せば、アダルトビデオがネット配信が主流になって以来、映画館で見ることはないだろう。特に、レンタルDVDで借りる人も減ったのではないだろうか。映画館での先行上映の期間が短くなれば、映画館に足を運ばない人が出てくる。仮に、ネットに顧客の10%を奪われてしまえば、映画館事業には大打撃だという。ネットフリックスが90本あまりの映画をネット配信する中で、2018年の興行収入は世界で過去最高の410億ドルに、米国とカナダでは計120億ドルに達した。そして、ネットフリックスは2月、米国とメキシコの合作映画「ローマ」で3部門でアカデミー賞を獲得した。ネットフリックス会員は、主にネットで映画を見る。劇場に行くお金がない人や、近くに映画館がない人からは、ネットフリックスは大きな支持を得ている。

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2019年3月 8日 (金)

NHKは、時代錯誤も甚だしい機能の開発

51on8hnn6ql_sx353_bo1204203200_  今朝のニュースで、NTTドコモがウォルトディズニーと提携して映画やドラマをネット配信すると報道していた。auとネットフリックスは既に提携して配信している。こうした流れを見れば、テレビ電波からインターネット配信に流れが変わってきたことが明らかだ。ソフト配信を思いだせば同様だった。昔は、FDで圧縮ファイルを販売していた。次に、CDやDVDと高密度媒体になった。そして今は、ネット配信やアップグレードもインターネット経由が当たり前になってしまった。ところで、映画やドラマ配信についてNHKのニュースでは、Amazonが63%で1位、ネットフリックスが23%の2位と言っていた。この世界もAmazonの牙城は強力なようだ。ちなみに愚生もAmazon Prime会員のため映画やドラマはAmazon配信で見ている。最近は、将棋はサイバーエージェントのAbemaTVそして、映画やドラマはAmazonとなり、朝食や夕食時間にしかテレビを見なくなった。以前はHuluで契約していて1080円/月は安いと思った。しかし、Amazonのゴールドカードを持っている関係で、事実上Amazonであれば無料に近い。昨今の風潮化かも知れないが、ネット配信の有料化は容易ではないと思う。愚生もはっきり言って、NHKが強制的に徴収する受信料に疑問に思う。NHKのワンセグやデジタル放送での機能拡張など、いったい誰が使っているのだろうか。NHKは、時代錯誤も甚だしい機能の開発にいったいどのくらい、お金を使ったのだろうか。NHKの審議委員会は、NHKの馬鹿げた予算の使い方に目が節穴なのだろうかと言いたくなる。

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